2026年10月の軽自動車の販売台数は、ホンダ N-BOXが14,832台で1位、スズキ スペーシアが13,474台で2位となりました。3位はダイハツ タントの12,361台で、N-BOXは9月に続いて2か月連続の首位です。
この記事では、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した2026年10月の軽四輪車(乗用)通称名別の販売台数から、トップ10をまとめました。前月比や前年同月比、9月からの順位の変化、タイプ別・メーカー別の台数、各車の最新情報もあわせて解説します。


2026年10月 軽自動車ランキングの要点まとめ
- 1位はN-BOX(14,832台):2か月連続の首位。前年同月比は116.0%と前年を上回る
- 2位はスペーシア(13,474台)、3位はタント(12,361台):上位4車種は9月と同じ顔ぶれ
- ハスラーが5位に浮上:9月の6位から順位を上げ、前年同月比101.4%
- ルークスとデリカミニ/eKは前月の約半分:9月に大きく伸びた反動で台数を落とす
- トップ10の合計は82,830台:9月(99,911台)の約83%。ダイハツは4車種が入り、合計で約4割を占める
【2026年10月】軽自動車 販売台数ランキング トップ10
全軽自協の2026年10月の軽四輪車(乗用)通称名別の数字です。台数はメーカーごとに同じ車名を合計したもので、「9月」は9月の同じランキングでの順位です。軽自動車は普通車の「登録」ではなく「届出」で数えるため、この記事では「販売台数」と表記しています。
| 順位 | 車名 | メーカー | タイプ | 販売台数 | 前月比 | 前年同月比 | 9月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | N-BOX | ホンダ | スーパーハイト | 14,832 | 77.6% | 116.0% | 1 |
| 2 | スペーシア | スズキ | スーパーハイト | 13,474 | 83.8% | 93.4% | 2 |
| 3 | タント | ダイハツ | スーパーハイト | 12,361 | 101.7% | 86.8% | 3 |
| 4 | ムーヴ | ダイハツ | ハイトワゴン | 11,713 | 96.6% | 73.1% | 4 |
| 5 | ハスラー | スズキ | SUV | 7,201 | 88.3% | 101.4% | 6 |
| 6 | ルークス | 日産 | スーパーハイト | 5,663 | 54.8% | 104.6% | 5 |
| 7 | ミラ | ダイハツ | ベーシック | 5,160 | 111.0% | 93.2% | 9 |
| 8 | タフト | ダイハツ | SUV | 4,322 | 96.2% | 88.0% | 10 |
| 9 | ワゴンR | スズキ | ハイトワゴン | 4,227 | 79.6% | 68.9% | 8 |
| 10 | デリカミニ/eK | 三菱 | スーパーハイト | 3,877 | 51.7% | 105.1% | 7 |
11位以下は、スズキ アルト(3,700台)、スズキ ジムニー(2,824台)、日産 デイズ(2,370台)、スズキ エブリイワゴン(2,018台)、ホンダ N-ONE(1,435台)の順でした。9月にトップ10だったタフトとミラは、10月も順位を上げてトップ10に残っています。
1位 ホンダ N-BOX 14,832台
1位はホンダのN-BOXです。9月の19,105台からは減ったものの、前年同月比は116.0%と前年を上回り、2か月連続で首位を守りました。1月から10月までの累計は172,779台で、軽自動車でただ1車種、15万台を超えています。
現行モデルは2023年10月に登場した3代目で、標準モデルと「CUSTOM」、アウトドア風の「JOY」をそろえています。ホンダはN-BOXの電気自動車版を2028年に投入する予定だと公表しており、日本でいちばん売れている軽自動車の次の動きにも注目が集まっています。

2位 スズキ スペーシア 13,474台

2位はスズキのスペーシアです。前月比83.8%、前年同月比93.4%と9月より台数を落としましたが、2位の座は守りました。N-BOXとの差は1,358台です。
現行モデルは2023年11月に登場した3代目で、後席の「マルチユースフラップ」など、乗る人の使いやすさを考えた装備が特徴です。標準モデルのほか、存在感のある「スペーシア カスタム」、アウトドア風の「スペーシア ギア」もあり、好みに合わせて選べます。
3位 ダイハツ タント 12,361台

3位はダイハツのタントです。前月比101.7%で、上位4車種の中でただ1車種、9月より台数を増やしました。前年同月比は86.8%です。
助手席側の柱をなくした「ミラクルオープンドア」が最大の特徴で、ベビーカーを押したままでも乗り降りしやすい広い開口部を持っています。ダイハツは2026年8月31日に一部改良を行っており、改良モデルの納車が進んだことが9月より台数を増やした理由の一つと見られます。

4位 ダイハツ ムーヴ 11,713台

4位はダイハツのムーヴです。前月比96.6%と、9月とほぼ同じ台数を保ちました。前年同月比は73.1%ですが、3位のタントとの差は648台しかありません。
現行のムーヴは、背の高さを抑えたハイトワゴンでありながら、後席に両側スライドドアを採用したのが大きな特徴です。スーパーハイトワゴンほど背が高くなくても、スライドドアの便利さがほしいという方に選ばれています。
5位 スズキ ハスラー 7,201台

5位はスズキのハスラーです。前月比は88.3%でしたが、ルークスが大きく台数を落としたため、9月の6位から5位に上がりました。前年同月比は101.4%です。
スズキは2026年5月27日に「ハスラー」と「ハスラー タフワイルド」を一部仕様変更しました。衝突被害軽減ブレーキを「デュアルセンサーブレーキサポートII」に切り替え、スズキの軽自動車で初めてブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートを全車に標準装備しています。電動パーキングブレーキとブレーキホールドも全車標準です。スズキはハスラーシリーズの月間目標販売台数を7,000台としており、10月はそれを上回りました。
6位 日産 ルークス 5,663台

6位は日産のルークスです。9月は10,332台で5位でしたが、10月は前月比54.8%と約半分になり、順位を1つ下げました。それでも前年同月比は104.6%で、前年は上回っています。
現行の4代目ルークスは2025年9月19日に発表された新しいモデルです。9月は中間決算期で台数が特に多かったため、その反動が大きく出たと言えそうです。

7位 ダイハツ ミラ 5,160台
7位はダイハツのミラです。前月比111.0%と9月より台数を増やし、9月の9位から7位に上がりました。前年同月比は93.2%です。低燃費と手ごろな価格の「ミラ イース」を中心に、通勤や買い物の足として根強い人気があります。同じベーシックな軽のスズキ アルト(3,700台・11位)を上回りました。
8位 ダイハツ タフト 4,322台

8位はダイハツのタフトです。前月比96.2%と9月並みの台数で、9月の10位から8位に上がりました。前年同月比は88.0%です。大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車に備えた軽クロスオーバーで、ハスラーとともに軽SUVの人気を支えています。
9位 スズキ ワゴンR 4,227台

9位はスズキのワゴンRです。前月比79.6%、前年同月比68.9%で、9月の8位から1つ順位を下げました。現行モデルは2017年に登場した6代目で、10年目に入っています。軽ハイトワゴンの元祖とも言えるモデルで、次のフルモデルチェンジにも関心が集まっています。
10位 三菱 デリカミニ/eK 3,877台

10位は三菱のデリカミニ/eKです。9月は7,505台で7位でしたが、10月は前月比51.7%と約半分になりました。ただし前年同月比は105.1%で、前年は上回っています。この台数はデリカミニとeKシリーズの合計です。SUV風のデザインと4WDの走破性を持つデリカミニが、アウトドア好きの家族を中心に人気を集めています。
タイプ別に見た軽自動車の台数
トップ10をボディのタイプで分けて合計すると、次のようになります。
| タイプ | 車種 | 合計台数 |
|---|---|---|
| スーパーハイトワゴン | N-BOX、スペーシア、タント、ルークス、デリカミニ/eK | 50,207 |
| ハイトワゴン | ムーヴ、ワゴンR | 15,940 |
| 軽SUV | ハスラー、タフト | 11,523 |
| ベーシック | ミラ | 5,160 |
背が高く、後席にスライドドアを持つスーパーハイトワゴンの5車種で50,207台となり、トップ10全体の約6割を占めました。ハイトワゴンのムーヴもスライドドアを採用しているので、トップ10の約4分の3がスライドドアの軽ということになります。
メーカー別に見た軽自動車の台数
| メーカー | 車種 | 合計台数 |
|---|---|---|
| ダイハツ | タント、ムーヴ、ミラ、タフト | 33,556 |
| スズキ | スペーシア、ハスラー、ワゴンR | 24,902 |
| ホンダ | N-BOX | 14,832 |
| 日産 | ルークス | 5,663 |
| 三菱 | デリカミニ/eK | 3,877 |
ダイハツは4車種で33,556台となり、トップ10全体(82,830台)の約4割を占めました。ミラとタフトが順位を上げ、タントも9月より台数を増やしています。ホンダはN-BOXの1車種だけで14,832台と、1車種あたりの強さが際立ちます。
2026年10月の軽自動車ランキングから見える傾向
9月の反動で台数は約2割減
トップ10の合計は82,830台で、9月の99,911台から約17%減りました。9月は中間決算期で販売が集中するため、10月はその反動で多くの車種が台数を落としています。特に9月に大きく伸びたルークスとデリカミニ/eKは、前月の約半分になりました。
ダイハツの車種が順位を上げる
一方、タント、ミラ、ジムニー、エブリイワゴンのように9月より台数を増やした車種もあります。トップ10ではミラが9位から7位、タフトが10位から8位に上がり、ダイハツの4車種がそろってトップ10に入りました。
軽自動車を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
1つ目は、ボディのタイプです。小さな子どもがいる家族ならスライドドアのスーパーハイトワゴン、1〜2人での街乗りが中心ならムーヴやワゴンR、ミラなど、アウトドアや雪道を走る機会が多いならハスラーやタフト、デリカミニといった軽SUVが候補になります。
2つ目は、安全装備です。ハスラーのように、改良でブラインドスポットモニターや電動パーキングブレーキを全車標準にした車種も増えています。同じ車名でも、改良の前と後で装備が大きく違うことがあるので、最新の仕様を確認しましょう。
3つ目は、改良や新型のタイミングです。ワゴンRやタフトのように登場から年数がたつ車種は、フルモデルチェンジが近いと予想されています。購入前に、販売店で納期と今後の改良予定を聞いておくと安心です。
よくある質問
Q. 2026年10月にいちばん売れた軽自動車は?
A. ホンダ N-BOXで、14,832台でした。9月に続いて2か月連続の首位です。
Q. 9月から順位を上げた車種は?
A. ハスラーが6位から5位、ミラが9位から7位、タフトが10位から8位に上がりました。
Q. ルークスとデリカミニの台数が減ったのはなぜ?
A. 9月は中間決算期で台数が特に多かったため、その反動と見られます。前年同月比では、ルークスが104.6%、デリカミニ/eKが105.1%と前年を上回っています。
Q. 軽EVはどのくらい売れた?
A. トップ10には入っていませんが、日産 サクラが878台、BYDの軽EV「ラッコ」が607台でした。
Q. 軽自動車のジムニーは何位?
A. 2,824台で12位でした。前月比は113.1%と、9月より台数を増やしています。
まとめ:2026年10月の軽自動車はN-BOXが2か月連続1位、スライドドアの軽が上位を占める
2026年10月の軽自動車の販売台数は、N-BOXが14,832台で1位、スペーシアが13,474台で2位、タントが12,361台で3位でした。上位4車種は9月と同じで、スライドドアを持つ背の高い軽の人気は変わりません。改良を受けたハスラーが5位に上がり、ダイハツは4車種がトップ10に入りました。ルークスの一部改良など、11月以降の動きにも注目です。
普通乗用車ベスト50と軽自動車ベスト15の全体ランキングは、2026年10月の車名別新車販売台数ランキングの記事で紹介しています。
※本記事の台数は、全国軽自動車協会連合会が2026年11月に発表した統計をもとにしています。台数はメーカーごとの同じ車名の合計です。タイプの分け方は最新自動車情報の判断によるものです。

