日産は新型「GT-R NISMO」の 2020年モデルを2019年4月19日~4月28日開催されるニューヨークモーターショー 2019にて発表した。2020年モデル「NISSAN GT-R」は日本では2019年10月8日に発売する。2019年7月に受注開始。価格:2420万円。「NISSAN GT-R NISMO」「フェアレディZ」の50周年記念モデル「NISSAN 370Z 50th Anniversary」、「NISSAN GT-R 50th Anniversary」「NISSAN GT-R Track edition engineered by NISMO」も発売される。
新型「GT-R NISMO」2020年モデル 記者会見
新型「GT-R NISMO」2020年モデル について
GT-R NISMO 2020年モデルの特長はトータルバランスの高さであり、レースで性能を実証された新型ターボチャージャーの採用、シフトコントロールの改良、コンポーネントと車両の軽量化、新開発のブレーキ、ホイール、タイヤの採用などにより、超高速での走行安定性をさらに高め、サーキットでの走行性能も大幅に向上させた。
フロント、リアのバンパー、フロントフェンダー、フード、ルーフ、サイドシルカバー、トランク、リアスポイラーなどにカーボンファイバーを採用。GT-R NISMO 2020年モデルでは、フロントフェンダー(-4.5kg)、エンジンフード(-2kg)、ルーフ(-4kg)各コンポーネントを軽量化することで計約30kgの軽量化を実現。専用のRAYS製20インチ鍛造アルミホイールは、合計で100g軽量化し剛性を高めた新たな9スポーク・デザインを採用。
トレッドパターンやゴムの押し出し形状を最適化することなどにより、接地面積が11%向上(2017年モデル比)しています。ハイグリップゴムはナノレベルでの構造解析等を行い、世界トップレベルのグリップ力(2017年モデル比+7%)を実現しました。これらにより、コーナリングフォースが5%向上し、より速いコーナリングを可能。
新型「GT-R NISMO」2020年モデル 新開発ブレーキシステム
日産はGT-R NISMO 2020年モデル用にイタリアのブレーキメーカー「ブレンボ」と世界トップレベルの効きとコントロール性を両立した専用カーボンセラミックブレーキを共同開発。世界最大級のフロントφ410 mm(16.1インチ)、リヤφ390 mm(15.3インチ)のカーボンセラミックローターに専用高剛性キャリパーを組み合わせている。カーボンセラミックローターによってバネ下質量を計16.3kg軽量化。
新型「GT-R NISMO」2020年モデル 新開発レカロシート
新開発のレカロシートでは、肩甲骨から脇腹、骨盤を安定してホールドし、クルマとドライバーの一体感をより高めた。カーボンとコア材の3層構造をシートバック全体に拡大することで、ホールド性をより高めた。さらに、カーボンシェルにコアフレーム構造を追加し、シートバック全体のねじれ剛性を20%向上し、左右計約2.8kg/台の軽量化も実現。
新型「GT-R NISMO」2020年モデル 価格グレード
グレード | エンジン | 駆動方式 | トランスミッション | 価格 |
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NISMO | VR38DETT NISMO専用チューニング | 4WD | GR6型デュアルクラッチ | 24,200,000円 |
日産ニュースリリース
https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-96d900221dc078859038f5018500d504-190724-01-j
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