三菱自動車は新型アウトランダーPHEVのマイナーチェンジを行い2018年8月23日に発売した。価格:393万9840円~509万40円。2018年3月8日~3月18日に開催されるジュネーブモーターショー2018にて新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデルを世界初公開した。日本より早く、2018年8月2日イギリスにてアウトランダーPHEVマイナーチェンジモデルの価格や仕様を発表した。2018年6月19日に旧型モデルの販売を終了。2018年7月から先行予約がスタートする。
新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル エクステリア
新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル インテリア
新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル について
エクステリア LEDヘッドライト、LEDフォグランプベゼル、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リヤスキッドプレートのデザインを変更。フィン形状の新デザインアルミホイールと空力性能を向上させるリヤスポイラーの追加。
「ダイナミックシールド」をベースに、空気の流れを制御するとともに、電動ブレーキキャリパーを効率的に冷却するエアインテークをヘッドライト下に配置するなど空力面で進化、前面のカメラやセンサー部にはブルーのラインを配して先進性を強調。
インテリア パワーメーターの表示をモーターとエンジンの出力状況が分かるように変更、機能性を向上させた。またサポート性を高めたキルティング本革の新形状シートを採用、レーザーエッチングを施したオーナメントパネルと組み合わせた。
フローティングしたインストルメントパネル及び小型のメータークラスター、機能を集約したハイコンソール、前面大型ディスプレイにより、全く新しいコックピットを表現。インストルメントパネルは「ホリゾンタルアクシス」と名付けた水平基調のデザインとし、良好な前方視界を確保しながら、走行時の車両状態を認知しやすくした。
プラグインハイブリッドEVシステム 新設計した駆動用バッテリーとエンジンを搭載、モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち約9割のコンポーネントを改良し、プラグインハイブリッドEVシステムをアップデート。エンジン排気量を2.4L、カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化、低回転域で効率のよい発電を可能とした。またエンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感が低減し、モーター駆動が生み出す気持ちよい走りを、より楽しめるようにした。駆動用バッテリーの容量を約15%向上させ、最高出力も約10%向上。さらにジェネレーターやリヤモーターの出力も約10%向上。
車両運動統合制御システム「S-AWC」 モーターのレスポンスを高め、かつ前後駆動力配分を最適化することで、旋回性能と加速性能を最大限高めた「SPORT」モードを追加。
新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル スペックについて
スペック | 新型アウトランダーPHEV |
---|---|
全長 | 4,695mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,710mm |
ホイールベース | 2,670mm |
エンジン | 2.4L 4気筒 エンジン MIVEC DOHC 16バルブ +前後2モーター |
最高出力 | 94kW(128ps)/4,500rpm |
最大トルク | 199Nm(20.3kgm)/4,500rpm |
モーター最大出力 | 前/後:82ps/95ps |
モーター最大トルク | 14.0kgm/19.9kgm |
トランスミッション | Direct Shift-CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー 13.8kWh |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 5名 |
ハイブリッド JC08モード燃費 | 18.6km/L |
ハイブリッド WLTCモード燃費 | 16.4km/L |
充電電力使用時 JC08モードEV走行距離 | 65.0km |
充電電力使用時 WLTCモードEV走行距離 | 57.6km |
EV走行最高時速 | 135km/h |
新型アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル グレードについて
グレード | 価格 |
---|---|
S Edition | 5,090,040円 |
G Premium Package | 4,793,040円 |
G Plus Package | 4,479,840円 |
G | 4,182,840円 |
G Limited Edition | 3,939,840円 |
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(参考) 200,000円
エコカー重量税:100%減税
エコカー取得税:100%減税
アウトランダーについて
初代アウトランダーは2005年-2012年まで発売されており旧型モデルは2012年から現在までの販売となっていおり、2016年モデルを2015年6月18日と7月9日発売しマイナーチェンジを迎えた。アウトランダーはエアトレックの後継車種だが、サイズは一回りほど大柄である。アウトランダーという名は元々エアトレックの輸出名であり、(日本国内での)初代の登場に合わせて名をアウトランダーに統一した。先代アウトランダー(=エアトレック)を継続販売していた日本国外ではアウトランダーEXとして販売される。
2012年にプラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」を公式発表し 2013年1月24日販売開始した。プラグインハイブリッド車の発売はトヨタ・プリウスPHVに次いで日本での量産型2車種目となる。マイナーチェンジでフロントデザインを一新したほか、パワートレイン、ボディ、シャシーなどを 大幅改良することで、静粛性、加速性、操縦安定性、乗り心地、燃費などの向上を果たす。
旧型アウトランダー PHEV
新型アウトランダー PHEVについて
プラグインハイブリッドEVシステム (1)高速道路の合流など加速時において、駆動用バッテリーからの電力供給をより持続させ、発電のためのエンジン始動を遅らせることで、今まで以上にEV走行を維持できるよう改良しました。 エンジン始動性を改良したことで、従来よりも素早く、モーターへ電力供給が可能となり、高速道路の追い越しなど、強い加速が必要な状況下での加速レスポンスを向上させました。 駆動用バッテリーの電力消費を抑える「バッテリーセーブモード」、充電する「バッテリーチャージモード」に加え、EV走行を優先させ、可能な限りエンジン始動を抑える「EVプライオリティモード」を新たに設定しました。 充電制御を改良し、約80%までの急速充電時間を約30分から約25分に短縮したことによって利便性を向上するとともに、時間課金制の充電器を使用した際のお客様ご負担を軽減します。 (2)操縦安定性 ショックアブソーバーのバルブ構造見直しと減衰力の最適化により、操縦安定性と接地性を向上させました。また、リヤのトーコントロールアームのブッシュを変更することで、直進安定性と操舵時の手応えを向上させ、さらに快適で安心感の高い走りを実現しました。 車両運動統合制御システム「S-AWC」では、雪道など滑りやすい路面で使うLOCKモードにおいて、前後のモーター駆動力制御と、ブレーキによるアクティブヨーコントロール[AYC]制御を見直すことにより、旋回性能やハンドル操作に対するコントロール性を向上させています。
アウトランダーPHEV スペック
スペック | アウトランダーPHEV |
---|---|
全長 | 4,695mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,710mm |
ホイールベース | 2,670mm |
エンジン | 2.0L 直4 MIVEC DOHCエンジン +前後2モーター |
最高出力 | 118ps/4,500rpm |
最大トルク | 19.0kgm/4,500rpm |
モーター最大出力 | 前/後:82ps/82ps |
モーター最大トルク | 14.0kgm/19.9kgm |
トランスミッション | Direct Shift-CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー 13.8kWh |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 5名 |
ハイブリッド JC08モード燃費 | 20.0~20.2km/L |
プラグインハイブリッド JC08モード燃費 | 60.2~60.8km/L |
マイナーチェンジ(一部改良)を2017年2月9日発売、多数の装備をラインナップする。
後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)
後退時車両検知警報システム
死角になりやすい斜め後方の車両の存在をお知らせどれだけ注意しても、走行中に斜め後ろを走っているクルマの存在には気付きにくいものです。斜め後方の車両の存在を検知してドライバーにお知らせし、安全を確保するための技術。
e-Assist の性能を向上
歩行者も検知対象に追加。
【衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)】
先行車との車間距離が急に縮まった場合、自動ブレーキによって衝突の回避、または被害の軽減をサポートします。
【低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)】
低速走行時(約5~約30km/h)先行車との車間距離が急に縮まった場合、自動ブレーキによって衝突の回避、または被害の軽減をサポートします。
【車線逸脱警報システム(LDW)】
走行中の車線から逸脱しそうな場合に、ドライバーに警報で注意を促します。
【レーダークルーズコントロールシステム(ACC)】
渋滞での走行時でも、先行車との車間を維持しながらの走行を可能とします。
【誤発進抑制機能】
シフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑制します。
【誤発進抑制機能(前進&後退時)(UMS)】
前進時および後退時、シフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑制します。
「Apple Car Play」「Android Auto 」対応ディスプレイオーディオ
CarPlayは運転に集中したまま車の中でiPhoneを使うより優れた安全な方法。Android Auto は高度な音声認識でGoogleマップなどのアプリケーションの操作が可能。ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムはMグレード以外にオプション設定。
電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド
スイッチ操作で駐車ブレーキができる。駐車時にブレーキペダルから足を話しても停車状態を維持し
アクセルペダルを踏むと自動で駐車ブレーキが解除されるブレーキオートホールドを装備。
EVプライオリティモード
エンジンを仕様せずモーターのみでEV走行ができるモードを追加。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
三菱自動車ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2018/detail5173.html
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2018/detail5232.html
三菱アウトランダーPHEV