トヨタは新型「ノア」「 ヴォクシー」のフルモデルチェンジを行い2022年1月13日に発売を開始する。ハイブリッドかガソリンかどちらを選ぶべきかおすすめを考えてみた。約8年でのフルモデルチェンジを果たした 「ノア」「 ヴォクシー」 は「TNGA」や新型エンジン「Dynamic Force Engine」「次世代Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載するなど見た目以上に全面改良されたモデルである。
新型ノア ヴォクシーについて
エンジンは2つあり「ガソリン車」「ハイブリッド車」から選ぶ。更にグレードはグレードは「X」「G」「Z」「S-G」「S-Z」の5グレード展開。ヴォクシー「S-G」「S-Z」 は上位グレードから選択する。まず一番頭を悩ますのがエンジンの選択である。
ノア ガソリンモデル
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
X | 7人乗り | 2WD | 2,670,000円 |
4WD | 2,868,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,670,000円 | |
4WD | 2,868,000円 | ||
G | 7人乗り | 2WD | 2,970,000円 |
4WD | 3,168,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,970,000円 | |
4WD | 3,168,000円 | ||
Z | 7人乗り | 2WD | 3,240,000円 |
4WD | 3,438,000円 | ||
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,040,000円 |
4WD | 3,238,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,040,000円 | |
4WD | 3,238,000円 | ||
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,320,000円 |
4WD | 3,518,000円 |
ノア ハイブリッドモデル
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
X | 7人乗り | 2WD | 3,050,000円 |
E-Four(4WD) | 3,270,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,050,000円 | |
E-Four(4WD) | 3,270,000円 | ||
G | 7人乗り | 2WD | 3,320,000円 |
E-Four(4WD) | 3,540,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,320,000円 | |
E-Four(4WD) | 3,540,000円 | ||
Z | 7人乗り | 2WD | 3,590,000円 |
E-Four(4WD) | 3,810,000円 | ||
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,390,000円 |
E-Four(4WD) | 3,610,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,390,000円 | |
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,670,000円 |
E-Four(4WD) | 3,890,000円 |
新型 ヴォクシー グレード
グレードは「S-G」「S- Z」の2グレード展開。
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,090,000円 |
4WD | 3,288,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,090,000円 | |
4WD | 3,288,000円 | ||
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,390,000円 |
4WD | 3,588,000円 |
ヴォクシー ハイブリッドモデル
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,440,000円 |
E-Four(4WD) | 3,660,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,440,000円 | |
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,740,000円 |
E-Four(4WD) | 3,960,000円 |
おすすめグレードは?
グレードは幅広く悩ましい問題であるが、ノアの場合には「X」「G」「Z」はベースグレードでありフロントバンパーのデザインが大きく異なる。タイヤサイズやホイール、メーター液晶サイズが4.2インチ(X G S-G)などこだわりが少ない人にはお勧めである。
「ノア ハイブリッド Z」2WD 3,590,000円 「ノア ハイブリッド S-Z」2WD 3,670,000円と価格差は80,000円なので好みもあるが 「ノア S-Z 」「ノア ハイブリッド S-Z」グレードをおすすめする。 8人乗りを選択したい場合には「G」または「S-G」となる 。
ヴォクシーの場合はベースグレードが存在せず、上位グレードの「S-G」「S-Z」のみであるためエクステリアデザインに差はほとんどない。8人乗りを選択したい場合には「S-G」一択となるが、ノアと同様に価格差を考えても「17インチアルミホイール」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」「快適温熱シート」「左右独立温度コントロール付オートエアコン」「インテリア加飾」など 「ヴォクシー S-Z」「ヴォクシー ハイブリッド S-Z」をおすすめする。
新型 ノア ヴォクシー 燃費データ
ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費: 15.1km/L (13.0km/L)
ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:23.4km/L (19.0km/L)
( )はおおよそ実燃費 ※ベースとなるRAV4、ハリアーで考えた。
スペック | ノア ヴォクシー ハイブリッド |
---|---|
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+ モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 70kW(95PS) |
フロントモーター 最大トルク | 185Nm(18.9kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 30kW(41PS) |
リアモーター 最大トルク | 84Nm(8.6kgfm) |
システム出力 | 103kW(140ps) |
車両総重量 | 1630kg 〜 1670kg |
WLTCモード 燃費 | 23.0~23.4km/L(2WD) 22.0km/L(4WD) |
価格 | 3,050,000円〜3,960,000円 |
スペック | ノア ヴォクシー |
---|---|
エンジン | 直列4気筒 2.0L直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 |
最高出力 | 125kW(170PS)/6,600rpm |
最大トルク | 202Nm(20.6kgfm)/4,900rpm |
車両総重量 | 1600kg 〜 1700kg |
WLTCモード 燃費 | 15.0~15.1km/L(2WD) 14.3~14.4km/L(4WD) |
価格 | 2,670,000円〜3,588,000円 |
新型ノア ヴォクシー ハイブリッドで元が取れるまで
燃費と価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。両方のグレード「S-G」で比較した場合、ガソリンモデルは3,040,000円、ハイブリッドモデルは3,390,000円と350,000円の差額となる。更にハイブリッド車は自動車重量税約30,000円の減税が受けられるので約320,000円の差額となる。
ここでガソリンの計算となるが約320,000円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。現実的に上記記載の実燃費を元に計算すると。
ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費: 15.1km/L (13.0km/L) ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費: 23.4km/L (19.0km/L) で計算。
ガソリン価格 1L 150円の場合
ガソリンモデル 10,000km=115,384円
ハイブリッド車 10,000km=78,947円
10,000km走って36,437円しか差がでないので100,000km走っても364,370円しか差がでたのでやっとプラマイゼロです。
通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは100,000kmと考えてもハイブリッド車を選ぶと+44370円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。更に、「ノア」「ヴォクシー」の場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。
快適性について
今までは金額的な話をしてきたが、快適性の話もしたい。「直列4気筒 2.0L直噴エンジン「Dynamic Force Engine」+Direct Shift-CVT」を採用モデルは金額面では申し分ないが、快適な面で言うとそうでもない。車重に対してトルクが足りない、走り出しはモーターのみで走行することになるがはモーターの得意分野でありとてもいい走り出しが期待できる。更に、「全車速追走機能付きACC アダプティブクルーズコントロール」を使用時では電気制御とハイブリッドの相性がいいので違いが出る可能性が高い。快適性能では「ハイブリッド車」をおすすめする。
まとめ
価格設定としてはハイブリッドもガソリンも装備や仕様に対して安いと感じるぐらいである。更にハイブリッドとガソリンの価格差が30万円代であることが非常に驚きである。一昔前は100万円ほど違いがあったこともあったが今ではそこまで差がないことを考えるとどちらを選んでもいい時代になったと感じた。少しでも余裕があるのであれば「ハイブリッド」グレードを選択してもらいたい。
ノア
ヴォクシー
トヨタ