日産は「フェアレディZ」のフルモデルチェンジを行い量産モデルを米国モデルは新型「Z」として2021年8月17日20時(現地時間)日本時間8月18日9時に発表。特別仕様車 限定240台「Proto Spec」をラインナップ。2022年春に米国で発売される予定。認証の関係で、届け出型式はZ35とはならず、Z34のままとなった。
新型 Z フルモデルチェンジ Z34 について
米国市場向けの新型「Z」には、「Sport」と「Performance」の2グレードと、240台の限定生産となる「Proto Spec」が用意。両グレードともVR30DDTTエンジンが搭載され、6速マニュアルトランスミッション(MT)か、新開発の9速ATを選択。
新型 Z フルモデルチェンジ エクステリア
新型「Z」のデザインテーマは「伝統と最新技術の融合」、ロングフードや低重心のリアスタンス、初代モデル(S30型)をはじめとする歴代「Z」へのオマージュを込めたシルエットに仕上げています。例えば、ノーズから四角いテールエンドに向かって流れるようなルーフラインや、テール部分がフロントフェンダーよりもわずかに低くなっていることなどが、独特のサイドシルエットを生み出している。LEDヘッドライトのデザインは、240ZG(S30型)を彷彿とさせる2つの半円がイメージ。リアコンビネーションランプは、Z32型を彷彿とさせるデザインに最先端の技術を取り入れ、新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用。
新型 Z フルモデルチェンジ インテリア
新型「Z」のセンターコンソールは3つのエリアに分かれており、インストルメントパネル上の3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)は、ドライバーが見やすい位置に配置。12.3インチ・フルデジタルメーターディスプレイを一新し、エンジン回転計の針が真上を指すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅してドライバーにシフトアップを促すなど、重要な情報を一度に表示できるようにしました。ドライバーの好みに合わせて変更できる3つの表示モードも用意。新設計のシフトレバーは、マニュアル、オートマチックともに、握りやすさと快適性を追求。
新型 Z フルモデルチェンジ エンジン
新開発3リッターV6ツインターボエンジン(VR30DDTTエンジン)は、最高出力400hp(405PS)、最大トルク350lb-ft(475Nm)/5,600rpmを発生。出力を大幅に向上しながら、シャープでスムーズなレスポンスを実現。
新型 Z 特別仕様車 「Proto Spec」
米国市場向けの新型「Z」には 「Proto Spec」をラインナップ、専用の黄色いブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、黄色がアクセントの本革シートと、黄色のステッチをインテリアの随所に採用。
新型 Z スペックについて
スペック | NISSAN Z |
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全長 | 4,379mm |
全幅 | 1,844mm |
全高 | 1,316mm |
エンジン | 3.0L V型6気筒 ツインターボ |
最高出力 | 400hp(405PS) |
最大トルク | 350lb-ft(475Nm)/5,600rpm |
トランスミッション | 9AT / 6MT |
日産 フェアレディZ