スズキは、軽ハイトワゴンとなる新型「スペーシア」「スペーシア カスタム」を2023年11月22日に発売する。11月3日公式Webサイトにおいて新型「スペーシア」「スペーシアカスタム」の先行情報サイトを公開した。先代モデルは2017年12月から販売を開始。既に丸6年を迎える。今、スズキで最も販売されている車「スペーシア」が遂にフルモデルチェンジとなる。「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトに、デザインや快適で居心地のよい室内空間、安全機能など、スペーシア本来の魅力を進化した。
スズキ 新型「スペーシア」フルモデルチェンジ について
エクステリアデザインを変更。
大型9インチHDディスプレイ搭載のメモリーナビゲーションを採用。
スズキ初採用となる「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」を採用。
「後部座席センターアームレスト」「オットマン」「パーソナルテーブル」を採用。
最新の「R06D型 エンジン」を採用。
スペーシアのデジタルスピードメーター&マルチインフォメーションディスプレイ(カラー)ステアリングヒーターをスズキ軽自動車として初採用。
プラットフォームには「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、環状骨格構造や構造用接着剤などの採用により、ボディ剛性や操縦安定性を高めたほか、アンダーボディ接合面に減衰接着剤を採用、遮音バッフルを左右計8か所に採用することで室内の高い静粛性を実現。
乗り降りのしやすいリアステップ地上高(345mm)やスライドドア開口幅(600mm)、開口高(1250mm)に加え、持ち手部分を拡大した乗降グリップにより、後席の乗降性を高めた。
スズキ 新型「スペーシア」フルモデルチェンジ エクステリア について
エクステリアはキープコンセプトとなるがデザイン変更を行いイメージを一新する。
ノーマルモデルの「スペーシア」は先代とほぼキープコンセプトであり、フロントデザインなどが多少変更される。「スペーシアカスタム」はフロントデザインをシルバー塗装を施し、より上質感と華やかさのあるデザインとし、他社ではあるが、トヨタの「ヴェルファイア」を感じさせるオラオラしたデザインとなっている。更に、ヘッドライトには「DRL(デイタイムランニングライト)」「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」を採用。
スズキ 新型「スペーシア」ボディカラーについて
「スペーシア」はモノトーンカラーを全8色とし、ツートンカラー(ホワイトツートンルーフ)を全4色ラインナップする。
単色
ミモザイエローパールメタリック
トニーブラウンメタリック
オフブルーメタリック
コーラルオレンジメタリック
シフォンアイボリーメタリック
モスグレーメタリック
ブルーイッシュブラックパール3
ピュアホワイトパール
2トーンカラー
ミモザイエローパールメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
トニーブラウンメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
オフブルーメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
コーラルオレンジメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
スズキ 新型「スペーシアカスタム」 ボディカラーについて
「スペーシアカスタム」はモノトーンカラーを全7色とし、ツートンカラー(ブラックツートンルーフ)を全4色とした。
単色
ピュアホワイトパール
スチールシルバーメタリック
ブルーイッシュブラックパール3
インディゴブルーメタリック2
フェニックスレッドパール
クールカーキパールメタリック
アーバンブラウンパールメタリック
2トーンカラー
ピュアホワイトパール×ブラック2トーンルーフ
スチールシルバーメタリック×ブラック2トーンルーフ
インディゴブルーメタリック×ブラック2トーンルーフ
フェニックスレッドパール×ブラック2トーンルーフ
スズキ 新型「スペーシア」フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアはより使い勝手のいい配置やスペースを作り込んでいる。新型デザインのステアリングホイールにステアリングヒーターを採用。大型9インチHDディスプレイ搭載のメモリーナビゲーション、デジタルメーター+液晶と遂に、待望のスズキ初採用となる「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」が採用される。軽自動車としては後部座席に快適装備を装備し、「後部座席センターアームレスト」、荷物の落下防止として使う「マルチユースフラップ」をオットマンとして使うこともできる。「パーソナルテーブル」にはストッパー付でタブレットなどが置ける。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→【2023年】「電動パーキングブレーキ」&「オートホールドブレーキ」の搭載車はどれだ?一覧にまとめてみた
スズキ 新型 「スペーシア」フルモデルチェンジ SUZUKI connect(スズキコネクト)搭載
「SOSボタンや自動での緊急通報(ヘルプネット)」「スマートフォンで車をリモート操作(エアコン/うっかり通知/ドアロック/ハザードランプ消灯)」「クルマのトラブル解決サポート」「クルマの位置確認」「クルマに何かあったらお知らせ(セキュリティアラーム/エンジン始動通知)」などに対応。
スズキ 新型「スペーシア」「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を搭載
「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を採用。衝突被害軽減ブレーキに、ミリ波レーダー、単眼カメラ、超音波センサーの3種類のセンサーを採用。新たに、検知対象として、車両、歩行者に加えて自転車や自動二輪車に対応。交差点での右折、左折の出会い頭時の車両、歩行者なども検知してさまざまな衝突回避、軽減を図る。
前方衝突警報機能約5km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示によって警報を発する機能。夜間の歩行者も検知。
前方衝突警報ブレーキ機能衝突の可能性が高まると、警報に加え自動的に弱いブレーキを作動させ、運転者に衝突回避を促す機能。
前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能衝突の可能性が高いと判断したあと、運転者が強くブレーキを踏むと、 ブレーキアシストが作動しブレーキ制動力を高める機能。
自動ブレーキ機能衝突が避けられないと判断した場合に、自動で強いブレーキが作動し、衝突の回避、または衝突被害を軽減する機能。
誤発進抑制機能ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献、前方約4m以内の障害物をステレオカメラで検知。停車、または約10km/h以下の徐行中、障害物があるにもかかわらずアクセルを大きく踏み込んだ場合に、エンジン出力を自動で抑えて急発進、急加速を抑制する機能。最長約5秒間、エンジン出力を自動的に抑制。
車線逸脱警報機能車線を外れそうになるとブザー音とメーター内の表示灯で警報約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線の左右区画線を認識。車線を逸脱すると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
ふらつき警報機能車両が蛇行するとブザー音とメーター内の表示灯で警報、約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線内での車両の蛇行パターンから、ふらつきと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
先行車発進お知らせ機能先行車の発進をブザー音とメーター内の表示でお知らせ停車時、先行車が発進して約4m以上離れても、自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示で運転者に先行車が発進したことをお知らせする機能。
ロードサインアシスト(RSA)前方のカメラで認識した道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイに表示するシステム。
後方誤発進抑制機能リアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。
後退時ブレーキサポートリアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。 全方位モニター用カメラパッケージ (全方位パッケージ 全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション)クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができる。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)ステアリングのACCスイッチを押せば先行車との距離をミリ波レーダーで測定し、車間距離を保ちながら自動的に加速・減速します。車間距離は3段階(短・中・長)で設定が可能。先行車がいない場合はあらかじめ設定した速度(全車速追従)をキープ。
標識認識機能 走行中、ステレオカメラが認識した道路標識を適切なタイミングでメーター内のマルチインフォメーションディスプレイに表示。「最高速度」「はみ出し走行禁止」「補助標識」「一時停止」「車両進入禁止」に対応。
ヘッドアップディスプレイ 運転席前方のダッシュボード上に、車速、シフト位置や警告などをカラーで表示。運転中、ドライバーの視線上に必要な情報表示ができるので、視線移動や焦点調節が少なくなり、安全運転に役立つ。
全方位モニター用カメラパッケージ (セーフティパッケージ・全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション) クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
スズキ 新型「スペーシア」フルモデルチェンジ 価格 グレード について
スペーシアは「HYBRID X」「HYBRID G」の2モデル、スペーシアカスタムは「HYBRID XS TURBO」「HYBRID XS」「HYBRID GS」の3モデルを設定する。
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
スペーシア HYBRID G | 直列3気筒660cc <R06D型> +モーター (マイルドハイブリッド) | CVT | 2WD | 1,530,100円 |
4WD | 1,656,600円 | |||
スペーシア HYBRID X | 2WD | 1,705,000円 | ||
4WD | 1,824,900円 | |||
スペーシア カスタム HYBRID GS | 2WD | 1,801,800円 | ||
4WD | 1,925,000円 | |||
スペーシア カスタム HYBRID XS | 2WD | 1,995,400円 | ||
4WD | 2,115,300円 | |||
スペーシア カスタム HYBRID XSターボ | 直列3気筒660cc <R06D型> ターボ+モーター (マイルドハイブリッド) | 2WD | 2,073,500円 | |
4WD | 2,193,400円 |
スズキ 新型「スペーシア」フルモデルチェンジ スペックについて
パワートレーンは、最高出力36kW(49PS)/6500rpm、最大トルク58Nm(4.1kgfm)を発生するR06D型エンジンと最高出力1.9kW(2.6PS)/1500rpm、最大トルク40Nm(4.1kgfm)/100rpmを発生するWA04C型モーターを組み合わせるマイルドハイブリッドを搭載。
ターボモデルには最高出力47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク98Nm(10.0kgfm)/3000rpmを発生するR06A型と、最高出力2.3kW(3.1PS)/1000rpm、最大トルク50Nm(5.1kgfm)/100rpmを発生する。
スペック | スペーシア | スペーシア |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,785mm | 1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm | 2,460mm |
エンジン | 直列3気筒660cc <R06D型> +モーター (マイルドハイブリッド) | 直列3気筒660cc <R06D型> ターボ+モーター (マイルドハイブリッド) |
最高出力 | 36kW(49ps)/ 6,500rpm | 47kW(64ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 58Nm(5.9kgm)/ 5,000rpm | 98Nm(10.0kgm)/ 3,000rpm |
モーター最大出力 | 1.9kW(2.6ps)/ 1,500rpm | 2.3kW(3.1ps)/ 1,000rpm |
モーター最大トルク | 40Nm(4.1kgm)/ 100rpm | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD | 2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
WLTCモード燃費 | 22.2km/L(2WD) 20.2km/L(4WD) | 19.8km/L(2WD) 19.2km/L(4WD) |
スペーシアの歴史
2013年4月25日マツダへ2代目フレアワゴンとしてOEM供給を開始。2013年6月12日、スペーシア カスタム(Spacia Custom)を公式発表、販売開始。2013年8月26日「レーダーブレーキサポート装着車」の設定が発表された2013年9月17日販売開始。2014年5月仕様変更。2014年6月12日特別仕様車「Xリミテッド」・「カスタム XSリミテッド」を発売。2014年7月1日仕様変更。レーダーブレーキサポート」が標準装備。2014年12月18日特別仕様車「カスタム J STYLE」を発売。2015年4月1日仕様変更。2015年5月19日マイナーチェンジ。NA車は「エネチャージ」から「S-エネチャージ」に変更。「レーダーブレーキサポート装着車」は「デュアルカメラブレーキサポート」に変更。2015年12月21日特別仕様車「Gリミテッド」発売。2016年10月31日仕様変更。2017年5月1日仕様変更。2017年6月仕様変更。2017年10月1日仕様変更。
2018年2月9日「スペーシア 車いす移動車」追加。2018年7月仕様変更。2018年12月仕様変更。2018年12月20日「スペーシア ギア (Spacia GEAR)」を発売。2020年8月20日「スペーシア」「スペーシア カスタム」「スペーシア ギア」一斉に一部仕様変更。2020年9月16日「車いす移動車」を一部仕様変更。
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