スズキは「スペーシア」「スペーシアカスタム」のフルモデルチェンジを行い2023年11月9日に発売する。既に販売店では簡易カタログが配られアナウンスが開始されている。2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトを中心に開催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」にて市販モデルに近いコンセプトモデル「スペーシア コンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」を世界初公開する。
スズキ 新型 スペーシア フルモデルチェンジ について
エクステリアデザインを変更。
大型9インチHDディスプレイ搭載のメモリーナビゲーションを採用。
スズキ初採用となる「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」を採用。
「後部座席センターアームレスト」「オットマン」「パーソナルテーブル」を採用。
最新の「R06D型 エンジン」を採用。
スズキ 新型 スペーシア フルモデルチェンジ エクステリア について
現行モデルは2017年12月から販売を開始。既に丸6年を迎える。今、スズキで最も販売されている車「スペーシア」が遂にフルモデルチェンジとなる。エクステリアはキープコンセプトとなるがデザイン変更を行いイメージを一新する。



ノーマルモデルの「スペーシア」は先代とほぼキープコンセプトであり、フロントデザインなどが多少変更される。「スペーシアカスタム」はフロントデザインをシルバー塗装を施し、より上質感と華やかさのあるデザインとし、他社ではあるが、トヨタの「ヴェルファイア」を感じさせるオラオラしたデザインとなっている。



スズキ 新型 スペーシア ボディカラーについて
「スペーシア」はモノトーンカラーを全8色とし、ツートンカラー(ホワイトツートンルーフ)を全4色ラインナップする。「スペーシアカスタム」はモノトーンカラーを全7色とし、ツートンカラー(ブラックツートンルーフ)を全4色とした。
スズキ 新型 スペーシア フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアはより使い勝手のいい配置やスペースを作り込んでいる。新型デザインのステアリングホイールにステアリングヒーターを採用。大型9インチHDディスプレイ搭載のメモリーナビゲーション、デジタルメーター+液晶と遂に、待望のスズキ初採用となる「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」が採用される。軽自動車としては後部座席に快適装備を装備し、「後部座席センターアームレスト」、荷物の落下防止として使う「マルチユースフラップ」をオットマンとして使うこともできる。「パーソナルテーブル」にはストッパー付でタブレットなどが置ける。



詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→【2023年】「電動パーキングブレーキ」&「オートホールドブレーキ」の搭載車はどれだ?一覧にまとめてみた
スズキ 新型 スペーシア フルモデルチェンジ SUZUKI connect(スズキコネクト)搭載
「SOSボタンや自動での緊急通報(ヘルプネット)」「スマートフォンで車をリモート操作(エアコン/うっかり通知/ドアロック/ハザードランプ消灯)」「クルマのトラブル解決サポート」「クルマの位置確認」「クルマに何かあったらお知らせ(セキュリティアラーム/エンジン始動通知)」などに対応。
スズキ 新型 スペーシア センサーブレーキサポートⅡを搭載
センサーブレーキサポートⅡを採用。衝突被害軽減ブレーキに、1つのカメラとレーザーレーダーを搭載。「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に該当。
前方衝突警報機能約5km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示によって警報を発する機能。夜間の歩行者も検知。
前方衝突警報ブレーキ機能衝突の可能性が高まると、警報に加え自動的に弱いブレーキを作動させ、運転者に衝突回避を促す機能。
前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能衝突の可能性が高いと判断したあと、運転者が強くブレーキを踏むと、 ブレーキアシストが作動しブレーキ制動力を高める機能。
自動ブレーキ機能衝突が避けられないと判断した場合に、自動で強いブレーキが作動し、衝突の回避、または衝突被害を軽減する機能。
誤発進抑制機能ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献、前方約4m以内の障害物をステレオカメラで検知。停車、または約10km/h以下の徐行中、障害物があるにもかかわらずアクセルを大きく踏み込んだ場合に、エンジン出力を自動で抑えて急発進、急加速を抑制する機能。最長約5秒間、エンジン出力を自動的に抑制。
車線逸脱警報機能車線を外れそうになるとブザー音とメーター内の表示灯で警報約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線の左右区画線を認識。車線を逸脱すると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
ふらつき警報機能車両が蛇行するとブザー音とメーター内の表示灯で警報、約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線内での車両の蛇行パターンから、ふらつきと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
先行車発進お知らせ機能先行車の発進をブザー音とメーター内の表示でお知らせ停車時、先行車が発進して約4m以上離れても、自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示で運転者に先行車が発進したことをお知らせする機能。
ロードサインアシスト(RSA)前方のカメラで認識した道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイに表示するシステム。
後方誤発進抑制機能リアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。
後退時ブレーキサポートリアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。 全方位モニター用カメラパッケージ (全方位パッケージ 全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション)クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができる。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)ステアリングのACCスイッチを押せば先行車との距離をミリ波レーダーで測定し、車間距離を保ちながら自動的に加速・減速します。車間距離は3段階(短・中・長)で設定が可能。先行車がいない場合はあらかじめ設定した速度(全車速追従)をキープ。
全方位モニター用カメラパッケージ (セーフティパッケージ・全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション) クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
標識認識機能 (メーカーオプション)走行中、ステレオカメラが認識した道路標識を適切なタイミングでメーター内のマルチインフォメーションディスプレイに表示。「最高速度」「はみ出し走行禁止」「補助標識」「一時停止」「車両進入禁止」に対応。
ヘッドアップディスプレイ(メーカーオプション) 運転席前方のダッシュボード上に、車速、シフト位置や警告などをカラーで表示。運転中、ドライバーの視線上に必要な情報表示ができるので、視線移動や焦点調節が少なくなり、安全運転に役立つ。
スズキ 新型スペーシア フルモデルチェンジ スペックについて
スペック | スペーシア | スペーシア |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,785mm | 1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm | 2,460mm |
エンジン | 直列3気筒660cc <R06D型> +モーター (マイルドハイブリッド) | 直列3気筒660cc <R06D型> ターボ+モーター (マイルドハイブリッド) |
最高出力 | 36kW(49ps)/ 6,500rpm | 47kW(64ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 58Nm(5.9kgm)/ 5,000rpm | 98Nm(10.0kgm)/ 3,000rpm |
モーター最大出力 | 1.9kW(2.6ps)/ 1,500rpm | 2.3kW(3.1ps)/ 1,000rpm |
モーター最大トルク | 40Nm(4.1kgm)/ 100rpm | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD | 2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
WLTCモード燃費 | 22.2km/L(2WD) 20.2km/L(4WD) | 19.8km/L(2WD) 19.2km/L(4WD) |
スズキ スペーシアについて
初代 MK32S/42S型
2013年2月26日公式発表。2013年4月25日マツダへ2代目フレアワゴンとしてOEM供給を開始。2013年6月12日、スペーシア カスタム(Spacia Custom)を公式発表、販売開始。2013年8月26日「レーダーブレーキサポート装着車」の設定が発表された2013年9月17日販売開始。2014年5月仕様変更。2014年6月12日特別仕様車「Xリミテッド」・「カスタム XSリミテッド」を発売。2014年7月1日仕様変更。レーダーブレーキサポート」が標準装備。2014年12月18日特別仕様車「カスタム J STYLE」を発売。2015年4月1日仕様変更。2015年5月19日マイナーチェンジ。NA車は「エネチャージ」から「S-エネチャージ」に変更。「レーダーブレーキサポート装着車」は「デュアルカメラブレーキサポート」に変更。2015年12月21日特別仕様車「Gリミテッド」発売。2016年10月31日仕様変更。2017年5月1日仕様変更。2017年6月仕様変更。2017年10月1日仕様変更。
2代目 MK53S型
2017年12月14日「スペーシア」「スペーシア カスタム」共にフルモデルチェンジ。2018年2月9日「スペーシア 車いす移動車」追加。2018年7月仕様変更。2018年12月仕様変更。2018年12月20日「スペーシア ギア (Spacia GEAR)」を発売。2020年8月20日「スペーシア」「スペーシア カスタム」「スペーシア ギア」一斉に一部仕様変更。2020年9月16日「車いす移動車」を一部仕様変更。スズキは「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」の一部仕様変更(マイナーチェンジ)を行い2021年12月3日発表し12月24日に発売する。




2023年上半期(4~9月)軽自動車ランキング
軽自動車では1位はホンダ N-BOXで100,409台で首位となった。2位ダイハツ タントで73,493台で3位 がスズキのスペーシアで57,224台となった。軽自動車のランキングでは常連のランクインである。
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数 |
---|---|---|---|
1位 | ホンダ | N-BOX | 100,409台 |
2位 | ダイハツ | タント | 73,493台 |
3位 | スズキ | スペーシア | 57,224台 |
4位 | ダイハツ | ムーヴ | 51,518台 |
5位 | スズキ | ハスラー | 40,542台 |
6位 | スズキ | アルト | 33,916台 |
7位 | スズキ | ワゴンR | 33,842台 |
8位 | ダイハツ | ミラ | 30,049台 |
9位 | 日産 | ルークス | 25,583台 |
10位 | ダイハツ | タフト | 22,707台 |
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→日本自動車販売ランキング N-BOXがトップ 2023年度上半期(4~9月)販売台数
まとめ
現在、スズキで最も売れている「スペーシア」であるが、2023年上半期(4~9月)軽自動車ランキングでは3位と1位のN-BOXを抜かすことがなかなかできない。しかし、今回、快適装備を多数装備、その中でも販売で関わってくるであろう、「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」が採用はかなり市場では大きな要因となるかもしれない。同時期に「N-BOX」もフルモデルチェンジを果たしており、どちらが販売台数が伸びるのか注文である。
スペーシア