日産自動車は、2025年8月22日(金)午前10時より新型軽自動車の先行披露会を開催することを公式SNSで発表した。同披露会は日産公式YouTubeチャンネルにて生中継される予定で、業界関係者の間では新型ルークス(ROOX)のフルモデルチェンジモデルが発表されるものと見られている。
【中継予告】8月22日(金)10:00~
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP) August 20, 2025
日産公式YouTubeチャンネルにて、「新型軽自動車」先行披露会の模様を生中継いたします。
ぜひご覧ください。https://t.co/GmAQ4bmWQJ pic.twitter.com/o43rRmRrrO
日産公式YouTubeで世界初公開。マイルドハイブリッド廃止でノンハイブリッド仕様に変更
新型軽自動車の導入は、同社の軽スーパーハイトワゴン市場への本格的な再参入戦略の一環として位置づけられており、従来のマイルドハイブリッドシステムを廃止し、ノンハイブリッド仕様に変更されることが明らかになっている。
注目のパワートレイン変更とグレード構成
新型ルークスでは、従来の排気量660cc BR06型直列3気筒自然吸気エンジン&ターボエンジンをベースとしつつ、マイルドハイブリッド用のモーターを非採用とすることで車体重量の軽量化を実現。これにより、ガソリンエンジンとしての燃費性能も向上しているという。
グレード構成は現行モデルと同様の体系を維持し、以下のラインナップが予定されている:
デザイン面の刷新
- 四角形を組み合わせた特徴的なヘッドライト採用
- ワイドなVモーショングリルでより存在感のあるフロントマスク
- 2トーンカラーをボンネットまで拡張した17色のカラーバリエーション
先進技術の導入
- 12.3インチ大型インフォテインメントシステム
- Googleマップ・Googleアシスタント搭載
- 7インチデジタルメーターの新採用
- 軽自動車初のブラインドスポットモニター
パワートレインの見直し
- 新開発BR06エンジンの継続採用
- マイルドハイブリッド廃止
- 車両軽量化による燃費性能向上
軽スーパーハイトワゴン市場でのシェア拡大を目指す
日産は新型ルークスを通じて、軽スーパーハイトワゴン市場での競争力向上を図る構えだ。特に注目されるのは、従来型から115mm延長された室内長で、これによりクラス最長の室内空間を実現するとされている。日本市場でのプレゼンス向上を目的とした戦略的な新型車投入を進めており、新型ルークスはその重要な位置を占める車種として期待されている。
三菱デリカミニとの共同開発 同日に先行予約開始
新型ルークスの発表と同時に、共同開発パートナーである三菱自動車の新型デリカミニの先行予約受付も開始される予定だ。両車種は基本プラットフォームを共有しながら、それぞれのブランドカラーを活かした差別化が図られている。
発表会では、新型ルークスの詳細スペック、価格設定、発売時期などの情報が明らかにされる見込みで、軽自動車市場関係者からの注目度も高い。
ルークス