フォルクスワーゲンは新型「ティグアン」フルモデルチェンジを行い、2024年モデルとして2023年9月19日発表(現地時間)した。標準ホイールベースの2列仕様の「ティグアン」に加え、現行ティグアンと同様に、米国の購入者には2024年に発売する3列目シートのオプションを備えたロングホイールベースモデルのみが提供される予定だ。
フォルクスワーゲン 新型「ティグアン」フルモデルチェンジ エクステリアについて
新型「ティグアン」は「ゴルフ」「パサート」「アウディ A3」で使用されているフォルクスワーゲンの最新「MQB Evo プラットフォーム」を採用。エクステリアはフレアになったリアフェンダーと絞られたウエストラインのおかげで、より大きなトゥアレグに近づけるより筋肉質となり、曲線美の新しい外観となった。ボディサイズは全長4,539mm、全幅1,842mm、全高1,639mmとなった。Mk8ゴルフと同じように、フォルクスワーゲンのラウンデルが上下にこぼれるほど狭くなったグリルを形成。通常のティグアンでは下部グリルに3本の水平なクロームバーが付いているが、スポーティな「R-Line」モデルには、ダイヤモンド パターンのメッシュ、さらに怒りっぽい口、黒いアーチ トリムが施される。
「R-Line」モデル エクステリア
通常モデル エクステリア
フォルクスワーゲン 新型「ティグアン」フルモデルチェンジ インテリアについて
インテリアも同様に大幅な見直しが行われ、上部に設定可能なメニューバーを備えた巨大な15インチタブレットタッチスクリーンを備えた新しいダッシュボードを導入。ハードキーがないという事実を補うために、画面の下部が表示される。新型「パサート」と電気自動車「ID.7」いとこですでに見てきたものと同じキットであり、それらの車と同様に、「ティグアン」にも物理的な (タッチセンサーではなく) ステアリングホイールボタン、バックライト付き温度スライダー、ギアシフターが装備。右側のストークは、電話、財布、メディア システム用の新しくて立派なロータリー コントローラー (スクリーン内蔵) のためのコンソール スペースとなる。最新「MQB Evo プラットフォーム」により2,681mm ホイールベースとなったことで少なくとも後部足元スペースが少し(10mm)増えるへ、648Lのトランクは33L増加していると述べている。
「R-Line」モデル エクステリア
通常モデル インテリア
フォルクスワーゲン 新型「ティグアン」フルモデルチェンジ スペックについて
新型「ティグアン」はサイズがほぼ2倍の19.7kWhとなったバッテリー、電気航続距離100kmを確実に実現できる2つのPHEVモデルをラインナップ。充電速度も向上し、AC補充の場合は26kWから11kW に増加。また、DC充電も初めて可能になりましたが、最大50kWと遅いため、10~80%まで充電するのに25分かかる。8速DCT によって前輪を駆動し、1.5Lのターボチャージャー付き4気筒ガソリン エンジンと最高出力114hp(85kW/115ps) の電気モーターの組み合わせによって駆動。さまざまな ICE チューンのおかげで、システム全体の最高出力201hp (204ps)を発揮し、もう1つはより出力の高い最高出力268hp (272ps) を発揮する。
2.0L ディーゼルともうガソリン1.5L+マイルドハイブリッドは、電動で長距離を走行する必要はないが経済性を重視するドライバー向けに用意されている。eTSi エンジンは、可変ジオメトリー ターボ、気筒休止、および 最高出力15kW (20hp/20PS) の48 ボルト アシストを備えており、合計最高出力は129hp (130PS) および148hp (150PS) であり、PHEV と同様に、7 速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。ゴルフ GTIなどの VW に搭載されている、実証済みの「EA888 2.0L ガソリン モーター」も選択可能だ。
パサートに搭載されている新しいアダプティブシャシーコントロール “DCC”のバージョンをオプションで選択できる。このシステムは、快適性とコントロール性を高めるための2バルブ ショックを備えており、ドライバーはダッシュボード内のビークル ダイナミクス マネージャー ドライブ モード セレクターを使用して動作範囲を調整できる。
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