かつて一世を風靡したコンパクトカー「ルノー4（キャトル）」が、時代を超えて電気自動車SUV「ルノー4 E-Tech」として生まれ変わりました。2024年10月14日のパリモーターショーで発表されたこの新型車は、レトロな雰囲気を残しつつ最新技術を満載し、懐かしさと新しさが調和した魅力的なモデルとなっています。
新型 ルノー4 E-Tech について
ルノー4 E-Techは、先に発表されたコンパクトEV「ルノー5」と多くのコンポーネントを共有しながらも、SUVとしての個性を確立しています。全長4,140mm、全幅1,800mm、全高1,570mmというサイズは、ルノー5よりも一回り大きく、ファミリーユースにも十分に対応できる広さを確保。最低地上高180mmと大径ホイールにより、SUVらしい力強いスタイルを演出しています。
新型 ルノー4 E-Tech エクステリア について
エクステリアデザインは、オリジナルのルノー4を彷彿とさせる丸型LEDヘッドライトやボックス型のシルエットを採用しつつ、現代的な解釈を加えることで斬新な印象に。ボディカラーは豊富なバリエーションに加え、オプションのグラフィックを組み合わせることで、なんと670通りものカスタマイズが可能となっています。さらに、フィアット500Xコンバーチブルのようにオープンエアを楽しめる電動スライド式のキャンバスルーフも設定されています。
新型 ルノー4 E-Tech インテリア について
インテリアは、10インチのデジタルメーターと10インチのタッチスクリーンを備えた先進的なコックピットを採用。Google搭載のOpenR Linkインフォテインメントシステムは、AIアシスタントによる操作や50以上のアプリとの連携に対応し、快適なドライブをサポートします。また、ジーンズをイメージしたリサイクル素材のシートや、口紅のチューブを模したユニークなギアレバーなど、遊び心のあるデザインも魅力です。
新型 ルノー4 E-Tech パワートレイン について
EVとしての性能も充実しており、40kWhバッテリー搭載モデルは航続距離300km、52kWhバッテリー搭載モデルは402kmを実現。急速充電にも対応し、30分で80%まで充電が可能です。パワートレインは、122psと150psの2種類が用意され、力強い加速とスムーズな走りを実現しています。
編集部から一言
ルノー4 E-Techは、レトロな魅力と最新技術を融合させた、まさに現代に蘇った名車と言えるでしょう。2025年から欧州で販売が開始され、日本への導入にも期待が高まります。ミニ エースマンやフィアット 600eなど、競合ひしめくサブコンパクトSUV市場において、ルノー4 E-Techは独自の個性を放ち、新たな旋風を巻き起こす存在となるかもしれません。
ルノー4 E-Tech
https://www.renault.co.uk/electric-vehicles/r4-e-tech-electric.html
