スズキ・スペーシアベース(SPACIA BASE)は、軽自動車の利便性と商用車の実用性を兼ね備えた革新的な4ナンバー軽貨物車です。2025年9月にフルモデルチェンジが予定されており、ビジネスシーンから週末のアウトドアまで、様々な用途で活躍する新時代の軽商用車として注目を集めています。
【最新情報】2025年9月フルモデルチェンジ予定
新型スペーシアベースの進化ポイント
2025年9月に予定されている新型スペーシアベースは、スペーシアシリーズの最新技術を継承しながら、商用車としての実用性を大幅に向上させます。
主要な改良点:
- 最新の「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」採用による安全性能向上
- 新世代デザインの採用
- 車中泊にも対応する高機能マルチボード標準装備
- 4ナンバー登録による優れたコストパフォーマンス
4ナンバー軽貨物車のメリット
新型スペーシアベースの4ナンバー登録には、以下のような経済的メリットがあります:
- 自動車税の大幅削減:5ナンバー車の約半分の税額
- 車検サイクル:初回2年、以降2年毎(長期的にはコスト減)
- 広い荷室空間:商用利用での高い積載効率
外装(エクステリア)デザインの特徴
スタイリッシュで実用的なデザイン
新型スペーシアベースの外装デザインは、前期型スペーシアカスタムのフロントグリルをベースに、商用車としての実用性を重視したブラック基調の仕上げが特徴です。
デザインの特徴:
- ピアノブラック塗装による上質な仕上げ
- 重厚感を演出するブラック統一加飾
- 道具感を表現する専用エンブレム
- 全5色のボディカラーラインナップ(新色「モスグレーメタリック」含む)
内装(インテリア)と室内空間
自由自在にアレンジできる室内空間
新型スペーシアベースの最大の特徴は、用途に応じて自由にアレンジできる室内空間です。
室内の特徴:
- フルフラットなフロア設計
- 低い荷室開口地上高(荷物の出し入れが容易)
- 全車標準装備のマルチボード
- 車中泊やワーケーションスペースとしての活用が可能
充実した収納・利便装備
標準装備の収納・機能:
- オーバーヘッドシェルフ
- リヤクォーターポケット
- フロアコンソールトレー
- ユーティリティーナット
- LEDルームランプ
- 運転席&助手席シートヒーター
- USB電源ソケット(Type-A/Type-C)
- 防汚タイプラゲッジフロア
パワートレインとスペック
現行モデル(2023年12月一部仕様変更版)
エンジンスペック:
- 直列3気筒660cc DOHC 吸排気VVT
- 最高出力:49ps/6,500rpm
- 最大トルク:5.9kgm/5,000rpm
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF/4WD選択可
燃費性能:
- 2WD:21.2km/L(WLTCモード)
- 4WD:19.9km/L(WLTCモード)
新型への期待
ユーザーから期待されているターボエンジンの追加設定については、現在のところ具体的な発表はありませんが、新型スペーシアシリーズがターボモデルを用意していることから、将来的な設定の可能性も示唆されています。
安全装備・スズキセーフティサポート
最新の予防安全技術
新型スペーシアベースには、スズキセーフティサポートとして最新の安全技術が標準装備されます。
主要安全装備:
- デュアルセンサーブレーキサポート2(新型では更に進化予定)
- 夜間歩行者検知機能
- 全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(XF)
- LEDヘッドランプ・LEDフォグランプ(全車標準)
- 全方位モニター用カメラ(メーカーオプション)
認定・対応規格:
- サポカーS ワイド対応
- AEBS2認定車
- PMPD認定車
価格・グレード構成
現行価格(2023年12月改定後)
グレード | 駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|---|
GF | 2WD | 1,471,800円 |
GF | 4WD | 1,595,000円 |
XF | 2WD | 1,624,700円 |
XF | 4WD | 1,744,600円 |
新型の予想価格
新型スペーシアベースの価格は約160万円からの設定が予想されており、4ナンバー登録による税制優遇を考慮すると、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となりそうです。
用途・活用シーン
多様な使い方に対応
スペーシアベースは以下のような多様な用途で活用できます:
ビジネス利用:
- 配送業務
- 移動販売車のベース車両
- 工具・機材運搬
- 営業車両
レジャー利用:
- 車中泊・キャンプ
- ワーケーション
- アウトドア機材運搬
- 自転車運搬
日常利用:
- 大型荷物運搬
- 引っ越し補助
- DIY資材運搬
- ペット同伴旅行
競合車種との比較
軽商用車市場での位置づけ
スペーシアベースは、従来の商用バンとは異なる新しいカテゴリーの車両として、以下の点で差別化を図っています:
優位点:
- 乗用車ベースの快適性
- 優れた燃費性能
- 充実した安全装備
- 多様なアレンジ可能性
競合車種:
- ダイハツ・ハイゼットカーゴ
- ホンダ・N-VAN
- 日産・NV100クリッパー
- 三菱・ミニキャブバン
メーカーオプション・アクセサリー
充実のカスタマイズオプション
現行モデルでは以下のオプションが用意されています:
メーカーオプション:
- 全方位モニター用カメラパッケージ:46,200円(XF)
- ピュアホワイトパール塗装:27,500円(全車)
アクセサリー展開: 車中泊仕様やカフェ仕様など、東京オートサロンでは様々なカスタマイズ例が展示されており、新型でも豊富なアクセサリー展開が期待されます。
2025年9月発売への期待
新世代技術の導入
新型スペーシアベースには、既にフルモデルチェンジを受けた標準スペーシア・スペーシアカスタム・スペーシアギアと同様の最新技術の導入が期待されています:
期待される新技術:
- 新世代R06D型エンジン
- 新型CVT
- 最新マイルドハイブリッドシステム
- 9インチタッチ式インフォテインメントシステム
- 電動パーキングブレーキ
- デジタルメーター
- ヘッドアップディスプレイ
市場での期待と展望
軽自動車市場において、実用性と快適性を両立した新しいジャンルの確立が期待されるスペーシアベース。個人事業主から大企業まで、幅広いユーザーニーズに応える車両として、2025年9月の発売が待ち望まれています。
まとめ
スズキ・スペーシアベースは、軽自動車の枠を超えた新しい価値を提案する革新的な車両です。2025年9月のフルモデルチェンジにより、さらなる進化を遂げることが期待されています。
4ナンバー登録による経済性、多様な用途への対応力、そして最新の安全技術により、ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで活躍する新時代の軽商用車として、多くのユーザーから注目を集めることでしょう。