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トヨタ自動車は、進化したGRヤリスの一部改良モデルとなる、新パッケージ「GRヤリス エアロパッケージ」の発売を2025年5月6日に予定しています。2025年4月11日に正式発表・同日受注を開始しました。価格は価格は3,560,000円~5,330,000円となります。今回の改良では、モータースポーツからの知見を反映し、走行性能をさらに向上させるアイテムを採用。特に、東京オートサロン2025で公開された「GRヤリス エアロパッケージ」は、空力性能の向上や冷却性能のアップなど、様々な改良が施されています。
トヨタ新型GRヤリスの変更点まとめ

新型GRヤリスの大きな目玉となるのが、新しいオプションパッケージ「GRヤリス エアロパッケージ」です。このパッケージは、「RZ”High performance”」と「RC」グレード向けに設定され、2025年10月からの生産開始が予定されています。


エアロパッケージには、可変式リヤウィングなどによる空力性能向上のほか、冷却性能をアップする6つのパーツがパッケージングされています。これらのパーツを装着することで、富士スピードウェイでのラップタイムを約1秒改善することが可能になります。
開発には、プロドライバーの大崎和也氏が携わり、富士スピードウェイで課題としていたTGRコーナーでのブレーキング時の挙動や、グリーンファイト100Rコーナーでのアンダーステア、操舵応答性などを改善しています。また、GRヤリスのRCグレードにメーカーオプション設定され好評の「縦引きパーキングブレーキ」も搭載されます。
エアロパッケージの主な装備内容は以下の通りです。
全日本ラリーで先行採用されたこのフードは、走行中にダクトから熱を放出することで冷却性能を向上させます。GRMNヤリス採用のカーボン製フードと同形状のダクト付アルミフードが設定されています。

当初はフロントスポイラーを除くパーツでエアロパッケージが検討されていましたが、大嶋ドライバーからの「フロントの接地感の不足と空力バランスが悪い」というコメントから開発が延長され、最終的にフロントリップスポイラーが追加採用されました。

ノーズダイブの際、ホイールハウス内に溜まる空気によるステアリングフィールの悪化や、コーナー入口での操縦安定性低下を解決するため、ダクトからホイールハウス内の乱流を放出します。

S耐32号車に搭載された、安全燃料タンク下面フラット形状のアイデアを採用。ボディ下面の整流を行うことでCd値を改善します。

高速域での操縦安定性に寄与し、ブレーキング時のスネーキング現象を抑制します。任意で角度を調整でき、モータースポーツ種目やユーザーのドライビングシーンに応じた変更が可能です。

S耐の現場で走行中にリアバンパーが外れたことが開発のきっかけとなりました。ダクトによりCd値を低減し、パラシュート効果を抑制します。


新型GRヤリスでは、2024年4月の改良時に新しく設定されたオートマチックトランスミッション「GR-DAT」の改良も実施されます。「GR-DAT」は、発売後もプロドライバーやマスタードライバーによる走行のほか、ジェントルマンドライバーとして早川副会長にラリーチャレンジに参戦してもらうなど、幅広いドライバーからの評価を開発に反映。MT同様の走りと2ペダルならではの操作性との両立を狙い、Dレンジ走行中のパドル操作にて2速から1速へのシフトダウン可能な車速領域を拡大。

また、パドル操作から変速開始までの時間を短縮。マニュアルモードにてスポーツモード選択時、レッドゾーン付近でのダイレクト感を向上。アクセル全開加速におけるシフトアップタイミングの最適化として、登坂勾配ではエンジン回転数の上昇が遅いためシフトアップタイミングを若干遅らせるなどによって、シフトアップ後も高出力を維持することが可能になっています。
新型GRヤリスでは既存グレードの改良も実施され、シャシー部品締結の一部にフランジ剛性の高いボルトを採用。フロント部分はステアリング操作に対する手ごたえ感と応答性、リア部分はコーナリング時のグリップ応答性と操舵時のしっかり感を向上させています。



また、リアサスペンションメンバー締結ボルトのフランジ二面幅を22mmから24mmにアップすることで、直進安定性やステアリング応答性の向上に寄与。加えて、ダンパーや電動パワーステアリングのチューニング最適化、バンパーへの除電アルミテープ貼付を実施。AT車では、フットレスト面積を拡大することで操縦性を向上させています。

縦引きパーキングブレーキは、オプション設定を全グレードに拡大。「RC」グレードでは、Toyota Safety Sense+3.0を標準装備することで最新の法規に対応。「RZ”High performance”」グレードには、「RZ」グレード用とされていたENKEI製ホイールが新たにオプション設定されます。


新型GRヤリスの外装は、専用の設計を採用することにより大きく走行性能が強化されています。ボディタイプは3ドアハッチバックで、アグレッシブなボディワークとブリスターホイールアーチ、専用のバンパーや大型フロントグリルによりベースモデルから大きく車幅を拡大。カーボン製ルーフ、アルミ製のボンネットとドアを採用することで軽量化されています。
トヨタ新型GRヤリスのボディサイズは、全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm、ホイールベース:2558mm、車重:1280kg。ベースとなる「ヤリス」から全幅を大幅に拡大し、高い走行安定性を獲得しています。車重は4WDを採用することで増加していますが、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド、ドアパネルに加え、SMC工法で成形されたカーボンファイバー素材のルーフパネルを採用することにより走行性能を向上させています。

トヨタ新型ヤリスの内装は、ムダをそぎ落とすことで、ドライビングに集中できる空間に仕上げられています。インテリアトリムには専用のアクセントやステアリングが採用され、ホールド性を高めるスポーツシートを装備。2024年の改良では、インテリアレイアウトを変更し操作性を高めたほか、最新の12.3インチデジタルメーターを搭載しています。




トヨタGRヤリスには、ハイパフォーマンスモデルとなる「GRMNヤリス2」の設定が予定されています。「GRMNヤリス2」は、2022年にシリーズの最上位500台限定モデルとして設定されていた「GRMNヤリス」を最新の技術、ノウハウにより進化させたモデルです。
マイナーチェンジしたGRヤリスをベースに、専用のエアロを採用することで走行性能をアップ。また、専用の剛性強化パーツ、専用セッティングされたエンジンを採用することで、切れ味鋭い走りを楽しむことができるようになります。ブレーキシステムには、Endless製大容量ブレーキを装備することで、高い走行性能を安定して発揮することができます。
トヨタ新型GRヤリスのパワートレインには、改良された直列3気筒1.6Lガソリンターボエンジンが搭載されています。最高出力は304ps、最大トルクは40.8kgm。トランスミッションは6速MTに加え、新開発の8速AT「GR-DAT」が設定されています。電子制御式4WDシステムを搭載し、前後駆動配分を0:100~100:0で可変させることが可能です。前後のデフにはトルセンLSDが設定され、高いトラクション性能を発揮します。サスペンションはフロントがストラット式、リアは専用開発されたマルチリンク式とすることで基礎から走行性能が強化されています。
トヨタ新型GRヤリスの燃費(WLTCモード)は、GRヤリスRZ(1.6Lターボ&4WD)で6速MT:12.4km/L、8速AT:10.8km/Lとなっています。
トヨタ・GRヤリスのグレード、価格は以下の通りです。
| グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
|---|---|---|---|---|
| RC | 1.6L 直列3気筒 インタークーラー ターボ G16E-GTS | 6速MT (iMT) | 4WD (FF) | 3,560,000円 |
| RZ | 4,480,000円 | |||
| RZ “High performance” | 4,980,000円 | |||
| RC | 8速AT (GR-DAT) | 3,910,000円 | ||
| RZ | 4,830,000円 | |||
| RZ “High performance” | 5,330,000円 |
| グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
|---|---|---|---|---|
| RZ | 1.6L 直列3気筒 インタークーラー ターボ G16E-GTS | 6速MT (iMT) | 4WD (FF) | 4,480,000円 |
| RZ “High performance” | 4,980,000円 | |||
| RZ“High performance Sébastien Ogier Edition” | 8,450,000円 | |||
| RZ“High performance Kalle Rovanperä Edition” | 8,450,000円 | |||
| RZ | 8速AT (GR-DAT) | 4,830,000円 | ||
| RZ “High performance” | 5,330,000円 |
| スペック | GRヤリス |
|---|---|
| 全長 | 3,995mm |
| 全幅 | 1,805mm |
| 全高 | 1,455mm |
| ホイール ベース | 2,560mm |
| トレッド | フロント1,535mm リヤ1,565mm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,280kg (GR-DAT搭載 モデルは1,300kg) |
| エンジン | 1.6L 直列3気筒 インタークーラーターボ G16E-GTS |
| 最高出力 | 224kW(304PS)/ 6,500rpm |
| 最大トルク | 400Nm(40.8kgf)/ 3,250~4,600rpm |
| トランス ミッション | iMT(6速MT) GR-DAT(8速AT) |
| 駆動方式 | スポーツ4WDシステム “GR-FOUR” 電子制御多板クラッチ式 (3モード選択式) |
| 差動装置 | トルセン®LSD |
| サスペンション | マクファーソンストラット式 ダブルウィッシュボーン式 |
| ブレーキ | ベンチレーテッドディスク (18インチアルミ対向 4ポットキャリパー) ベンチレーテッドディスク (16インチアルミ対向 2ポットキャリパー) |
| ホイール | BBS製 鍛造アルミホイール 8J インセット45mm |
| タイヤ | 225/40ZR18 ミシュラン Pilot Sport 4S |
| 燃料タンク 容量 | 50L |
GRヤリス
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。