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ランボルギーニ レヴェルトSV 完全解説 史上最強・最速のV12ハイブリッドハイパーカーが登場

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2026年8月14日、アメリカ・カリフォルニア州で開催される世界最高峰のカーイベント「モントレー・カー・ウィーク」の場で、ランボルギーニはついに待望の新型モデル「レヴェルト SV(Revuelto SV)」のワールドプレミアを飾った。

同社が誇るV12ハイパーカー「レヴェルト」をベースに、モータースポーツで培った最先端技術を余すことなく投入し、あらゆる面で既存の限界を塗り替えたこのモデルは、「ランボルギーニ史上最もパワフルで最も速い市販車」として、世界中の自動車ファンの注目を集めている。世界限定1,963台という希少性もあいまって、コレクターズカーとしての価値も計り知れない一台だ。

目次

SV(スーパーヴェローチェ)とは何か?伝説的な称号の歴史:

「SV」とは「Super Veloce(スーパーヴェローチェ)」の略で、イタリア語で「超高速」を意味する。ランボルギーニがこの称号を初めてプロダクションモデルに与えたのは、1971年に発表した「ミウラ SV」においてであった。創業者フェルッチオ・ランボルギーニは、当時すでに高い評価を得ていたミウラをさらに進化させ、顧客に究極の体験を届けることを望んだ。その精神は以降のモデルにも脈々と受け継がれ、ディアブロSV、ムルシエラゴLP670-4 SV、アヴェンタドールSV、そして鬼神のニュルブルクリンクラップタイムで世界を驚かせたアヴェンタドールSVJへと続いてきた。

今回のレヴェルトSVは、その系譜における最新かつ最強の到達点だ。V12プロダクトライン・ディレクターのアレッサンドロ・ファルメスキ氏は「SVとは、ランボルギーニが常にパフォーマンスの限界を押し広げてきたという伝統そのものだ」と語る。そのフィロソフィーは今回のモデルにも余すことなく体現されている。

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パワートレーン:1,065PS/1,425Nmの圧倒的なハイブリッドシステム:

レヴェルトSVのパワートレーンは、既存のレヴェルトから大幅に進化を遂げた。自然吸気6.5リッターV12エンジンは、変わらず825PS/725Nmを発生するが、これに組み合わさる電動モーターシステムが刷新されている。フロントアクスルに配置された2基のアキシャルフラックスモーターと、8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)上に搭載された1基のモーター、合計3つのモーターがV12の咆哮を支える構造だ。

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新開発された7.3kWhリチウムイオンバッテリーパックは容量がほぼ2倍に拡大されており、これによって高性能状態の維持時間がノーマルのレヴェルト比で最大4倍に向上した。サーキット走行での連続的なパフォーマンス発揮が大幅に改善されているのだ。システム総合出力は1,065PS(783kW)、最大トルクは1,425Nmに達し、標準のレヴェルトから実に50PS・25Nmものアップを実現している。

さらに、8速DCTのギアチェンジ速度が30%短縮されており、変速そのものをドライバーが感情的・感覚的に楽しめるレベルに引き上げられている。パワーウェイトレシオは驚異の1.66kg/PSと、スーパーカーの領域を超えたハイパーカーならではの数値を叩き出している。

圧巻の性能数値:史上最速の量産ランボルギーニ:

性能数値を見れば、レヴェルトSVがいかに次元の異なる存在かが一目瞭然だ。

  • 0-100 km/h加速:2.4秒(アヴェンタドールSVJより明確に上回る)
  • 0-200 km/h加速:6.7秒(サーキットユースを想定した圧倒的な中間加速)
  • 最高速度:348 km/h以上(スタンダードモデルの350km/h超に匹敵、または上回る)
  • 200 km/hからの完全停止距離:11m短縮(CCM-R Plusブレーキシステムによる圧倒的な制動力)

そして特筆すべきは、ドイツのホッケンハイムサーキットで刻んだ公式ラップタイム「1分41秒6」だ。これはランボルギーニの量産車として史上最速であるだけでなく、メルセデスAMG GT ブラックシリーズの1分43秒3をも上回るタイムで、ランボルギーニのファクトリーテストドライバー、マルコ・マペリが公式に記録した。この数値は、レヴェルトSVが純粋な公道走行可能ハイパーカーとして世界トップクラスの実力を持つことを証明している。なお、ランボルギーニの発表によれば、このレヴェルトSVはデビュー前の時点でアヴェンタドールSVJのホッケンハイムタイムをすでに5.7秒も上回っていたという。

空力性能:標準レヴェルト比80%増のダウンフォース:

レヴェルトSVを視覚的に最も印象付けるのが、その徹底的に作り込まれた空力パッケージだ。フロントには新設計の大型インテグレーテッドスプリッターを組み合わせた専用バンパーが採用され、フロントのダウンフォースはなんと約2倍に拡大された。リアには固定式のダブルウィング構造が奢られており、ダウンフォースを最大化しながらもドラッグの増加を最小限に抑えるエンジニアリングが施されている。また、リアにはガーニーフラップも追加されている。

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さらに、ボディ下面には新たに空力ノズルが追加されており、アンダーボディを流れる空気の流速を高める工夫が凝らされている。こうした複合的な改良の結果、車体全体のダウンフォースはスタンダードのレヴェルト比で80%増、かつアヴェンタドールSVJと比較しても10%増という数値が達成されている。ダウンフォースの大幅な向上は高速コーナリング安定性の飛躍的な向上に直結しており、サーキット走行におけるタイムへの貢献度は絶大だ。

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エクステリアにはブラックアクセントと露出カーボンファイバーが随所に採用され、専用の「スーパーヴェローチェ」リバリーが視覚的なアイデンティティを際立たせる。スポーツエキゾーストシステムはマットグレーフィニッシュと専用チューニングが施されており、V12エンジン特有の感動的なサウンドをよりドラマティックに演出する。

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シャシー・サスペンション:GT3レーシングテクノロジーの直接投入:

足回りはサーキット走行の追求を最優先に設計し直されている。サスペンションにはGT3レース経験から直接派生した手動調整式レーシングダンパーが採用されており、これによりスタンダードのレヴェルトと比較してアジリティが17%、ラテラルグリップが10%向上している。ドライバー自身がコースやコンディションに合わせてセッティングを変えられる自由度は、まさにレーシングカーの感覚に近い。

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ホイールはセンターロック式で、フロントが20インチ、リアが21インチという専用サイズを採用。タイヤにはブリヂストンと共同開発されたセミスリックタイヤ「ポテンザ レース R」が装着され、一般のコンパウンドとは異なる専用トレッドパターンとコンパウンドによりサーキットでの限界性能を極限まで引き出す。

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ブレーキシステムには新開発の「CCM-R Plus」カーボンセラミックブレーキが搭載された。レーシング由来のベンチレーション構造と革新的な3Dカーボン構造により、ローターの周囲に長いカーボン繊維を円形に配置・圧縮するという新技術が採用されている。ディスク径はフロント420mm、リア410mmで、ピーク減速度が11%向上し、熱消散性能は23%改善されている。200km/hからの完全停止距離が11m短縮されたという数値は、この新型ブレーキシステムの威力を如実に示している。

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加えて、次世代慣性センサーを備えた新しい「統合ブレーキコントロール(Integrated Brake Control)」システムが搭載されており、車両の動きをリアルタイムで継続的にモニタリングすることで、より精密かつ応答性の高いブレーキングを実現。ホイールロックの防止にも寄与している。

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インテリアと専用「Pilotaモード」:ドライバーとマシンの完全な一体化:

コックピットはベースのレヴェルトの設計を踏襲しつつも、SV専用の洗練が加えられている。最も注目すべきは、新設計のステアリングホイールに赤いボタンとして配置された「Pilota(ピロータ)モード」セレクターだ。CORSAモード選択時にヘルメットマークのボタンを押すことで起動するPilotaモードは、レベル1から5までの5段階設定を持ち、ABSのしきい値、トラクションコントロールの介入度、スタビリティコントロールの許容範囲をドライバーが自在にカスタマイズできる。ドリフトに対する自由度の調整や、サーキット走行における挙動の変化など、プロドライバーからアマチュアまで、それぞれの技量と目的に合わせたセットアップが可能だ。このシステムはランボルギーニのGT3レーシング経験から直接導出された5段階トラクションコントロールシステムを中核に据えており、その精度は極めて高い。

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インテリアにはカーボンファイバー製ドアパネル、SVオリジナルグラフィックを表示するアップデートされたデジタルディスプレイが標準装備される。シートはカーボンファイバーシェル製スポーツシートが標準だが、オプションでフルカーボンファイバー製レーシングシートへのアップグレードも選択可能だ。広範囲にカーボンファイバーを採用したことで、フロントバンパー、リアウィング、リアバンパーといったボディパーツも軽量化に寄与しており、トータルの車両軽量化とパワーウェイトレシオの改善につながっている。リアフェンダーに刻まれた「SV」ロゴは、塗装仕上げとカーボンファイバー仕上げの両方から選択できる。

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限定生産1,963台:数字に込められた意味:

生産台数「1,963台」は単なる数字ではない。これは1963年、つまりランボルギーニが自動車メーカーとして産声を上げた年を意味している。「SVは常に限定生産モデルとして展開してきた」とファルメスキ氏が語るように、歴代のSVモデルはそのすべてが時を経てプレミアム価格がつく資産価値の高いモデルへと成長してきた経緯がある。レヴェルトSVはコレクターズカーとしても、現代最強のドライバーズカーとしても、二つの側面で極めて高い訴求力を持つ一台と言えるだろう。なお、価格は現時点で公式発表されていないが、複数の海外メディアは1.2億円超の水準になると報じている。

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主要スペック早見表:

項目スペック
エンジン自然吸気 6.5リッターV12
V12最高出力825PS / 725Nm
システム総合出力1,065PS(783kW)/ 1,425Nm
バッテリー容量7.3 kWh
0-100 km/h加速2.4秒
0-200 km/h加速6.7秒
最高速度348 km/h以上
ホッケンハイム タイム1分41秒6(量産車最速)
ダウンフォース向上標準比+80%、SVJ比+10%
ブレーキCCM-R Plus カーボンセラミック
タイヤブリヂストン ポテンザ レース R(セミスリック)
パワーウェイトレシオ1.66 kg/PS
生産台数世界限定1,963台

まとめ:SVの称号が示す「究極」の意味:

ランボルギーニ レヴェルトSVは、自然吸気V12エンジンが持つ官能的なサウンドと加速感を守りながら、最先端のハイブリッドテクノロジー、GT3レースから直接移植されたシャシー・ブレーキ技術、そして徹底的に作り込まれた空力パッケージを融合させた、現代における究極のハイパーカーだ。ホッケンハイムでの1分41秒6という量産車最速ラップタイムはその実力を証明する揺るぎない証拠であり、「SV」の称号がいかに重いものかを改めて世界に示している。

1971年のミウラSVから半世紀以上にわたって受け継がれてきたランボルギーニのSVフィロソフィー——それは「常にその先へ、常にもう一段上を目指す」という果てなき挑戦の精神だ。世界限定1,963台のレヴェルトSVは、その精神の最新かつ最高の体現として、自動車史に刻まれることになるだろう。

ランボルギーニ

https://www.lamborghini.com/jp-en

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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