トヨタは新型スターレットのフルモデルチェンジを行い2026年に発売すると噂されています。先代スターレットは1999年に販売が終了しており、実現すれば、27年ぶりの復活となります。日本の自動車情報雑誌「ベストカー」さんの報道による5月10日号によると、トヨタのスモールカー「スターレット」が2026年に復活する出ています。
一体どのようなモデルなのか筆者の考察も交えながら詳しくお伝え致します。
トヨタ 新型 スターレット フルモデルチェンジ はどのようなモデルなのか?
先代モデルのスターレットは今で言うコンパクトカーとして発売しており、スポーツ走行を目的とした装備やグレードなどをラインナップしたスポーツコンパクトカーでした。
1番、可能性が高いのは2023年に販売が終了したトヨタの「パッソ」の後継モデルとなる可能性が高そうです。パッソの流れを考えれば、ダイハツ工業が開発・生産を行う流れとなりそうですが、海外では2020年に21年ぶりにスターレットの名がアフリカで復活しており、ベース車両としているのはスズキが生産する「バレーノ」のOEM車として復活を果たしています。更に、南アフリカ、ラリー選手権にもこのスターレットが参加しています。
その後、2023年にダイハツ工業の認証手続きに関する不正問題が発覚したこともあり、通常通りのダイハツ工業での開発となるかが、気になるポイントです。
南アフリカでは、スズキ「フロンクス」をベースにしたOEM車として、「スターレットクロス」が2024年7月24日に発表されました。この動きにより、「スターレット」の名前が復活する可能性がさらに高まっています。
スターレットの予想CG画像のデザインではトヨタとしてコンパクトなモデルであることが予想されています。
トヨタとスズキの関係性も気になるポイント
トヨタとして、もう一つの選択肢として、スズキとの提携も可能性としてはありそうです。海外ではスズキのクロスオーバーSUV「フロンクス」のOEMとしてトヨタ 新型「アーバンクルーザー タイザー」を発表したりと、スズキ車のOEMという傾向は海外では強くなっています。
トヨタ 新型 スターレット ダイハツ製であれば採用される 仕様
トヨタの完全子会社であるダイハツ工業がスターレットを開発する流れが最も有力です。国内においては現在、ダイハツ製のトヨタ車は「ライズ」「ルーミー」「コペンGR SPORT」などがあります。
ダイハツが新たに開発するスターレットであれば、ダイハツの新開発プラットフォームDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用。次世代「スマートアシスト」を採用することは想像がつきます。
トヨタ スターレット について
初代 スターレット
初代は、1973年に2代目「パブリカ」のスポーティモデル「パブリカ・スターレット」として登場しました。当初は2ドアファストバッククーペのみでしたが、後に4ドアモデルも追加され、その際に「パブリカ」シリーズから独立して「スターレット」となりました。エンジンは1Lと1.2Lで構成されています。
2代目トヨタ・スターレット
1978年に登場した2代目は、「パブリカ」の冠が外れスターレットの単独ネームに変更。通称は「1300スターレット」で、ボディタイプをハッチバックに変更し、3ドアと5ドアが設定されました。競合車種が前輪駆動を採用する中、スターレットは新開発のプラットフォームで後輪駆動を維持しています。
3代目トヨタ・スターレット
1984年に登場した3代目は、駆動方式を前輪駆動に変更しました。パワートレインには1.5Lディーゼルエンジンや、ガソリンターボエンジンがラインナップされ、モータースポーツグレードも用意されていました。
4代目トヨタ・スターレット
1989年にフルモデルチェンジされた4代目は、上位グレード「GT」にスターレット初の4輪ディスクブレーキを採用し、クラス初のABSもオプションで設定されました。
5代目トヨタ・スターレット
1996年に登場した5代目は、3ドアの「グランツァ」というスポーティモデルが設定されました。ターボモデルには、発進時のホイールスピンを防ぐため、1速時に過給圧を抑える機構が採用されました。1999年に「ヴィッツ(現行ヤリス)」に1.3Lエンジンが追加されたのに伴い、販売が終了しました。
1999年に初代ヴィッツを発売、後継モデルとして発売しました。
6代目トヨタ・スターレット(海外モデル)
2020年から、スズキ「バレーノ」のOEMモデルとして「スターレット」の名前が海外で復活しました。1999年8月販売終了から実に 21年ぶりの復活となりました。トヨタとスズキのパートナーシップから生まれたモデルです。
編集部から一言
名車であるスターレットが復活、とても話題性があると感じました。しかし、過去の歴史をたどると、スターレットの後継という位置付けで「ヴィッツ」が発売されており、その後、現在も「ヤリス」が発売されています、そこにスターレットの名を復活させることに少し疑問もあります。同セグメントとなるモデルなのでヤリスとはまた違った特徴がでなければ販売され無いかもしれません。今後新しい情報が入り次第お知らせ致します。
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