トヨタ新型スターレットクロス 1.5Lエンジン搭載南アフリカで発表日本導入あるかもしれない

2024年8月6日2024年8月26日

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。

南アフリカのトヨタは新型クロスオーバーSUV「スターレットクロス」を2024年7月24日（現地時間）に発表しました。これはスズキ「フロンクス」のOEM車となりますが、インドで発表された「アーバンクルーザータイザー」とは異なり、車名になんと「スターレット」という過去の名車の名前を使い、クロスオーバー化として「スターレットクロス」としています。更に、パワートレイン、103hpの自然吸気1.5リッターエンジンをラインナップしています。

日本でも度々「スターレット」復活と言われており、このモデルに「スターレット」を使ってくるとは誰も想像しませんでしたが、逆にこのスターレットクロスが日本導入されれば売れる可能性が高いのではないでしょうか？

トヨタ新型「スターレットクロス」について

トヨタスターレットクロスは全長3,995mmで、スズキのHeartectアーキテクチャを採用しています。南アフリカ市場で提供される唯一のパワートレインは、自然吸気1.5Lガソリンエンジンで、最高出力103hp（77kW / 105PS）と最大トルク138Nm（102lb-ft）を発生します。トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックの選択肢があり、どちらもFFの前輪駆動です。

インド仕様のトヨタアーバンクルーザータイザーとスズキフロンクスには、マイルドハイブリッドターボ1.0リッターと自然吸気1.2リッターのガソリン/CNGエンジンオプションが用意されていますが、エンジンが異なります。

インテリアには、Apple CarPlay と Android Auto を搭載した7インチまたは9インチのインフォテインメントディスプレイ、3つのUSBポート、置くだけ充電が装備されています。エントリーグレードのXRには基本的な2つのエアバッグが装備されており、上位グレードのXSには6つのエアバッグが追加されています。ヒルアシストコントロール以外の先進運転支援システム（ADAS）はどちらのトリムにも搭載されていません。

南アフリカにおけるトヨタスターレットクロスの価格は、299,900ランド（約236万円）から359,300ランド（約283万円）です。このように、トヨタスターレットクロスは南アフリカ市場においてユニークな位置付けにあり、小型SUVを検討しているユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

なぜ「スターレット」の名前をSUVにつけたの？

トヨタが「スターレット」という車名を再び採用した背景には、いくつかの理由が考えられます。まず、スターレットはかつて人気を博したモデルであり、その名前には多くのファンがいます。このため、ネームプレートを復活させることで、かつてのオーナーやファンにアピールしやすくなります。

トヨタスターレットのネームプレートは、かつてのヤリスの先祖から現在のスズキバレーノのバッジ変更に至るまで、小型ハッチバック車と深い関わりがあります。

STARLET — アフリカで「バレーノ」OEM供給を受け、トヨタブランドとして発売した「スターレット」

今回は、トヨタ南アフリカがこの伝説的な名前を新たに都市型SUVに採用し、「スターレットクロス」を開発しました。南アフリカでは、すでに「スターレット」の名前を知っている人が多いので、この名前を使ったのかもしれませんね。

また、現在の自動車市場では小型ハッチバックやSUVが人気を集めています。スターレットの名前を使った「スターレットクロス」は、こうした市場トレンドに対応したモデルであり、バッジエンジニアリングの手法を活用しています。これは、トヨタがスズキバレーノやスズキフロンクスと協力し、共通のプラットフォームやデザインを共有することで、効率的に新車を投入する戦略の一環です。

「スターレットクロス」は、トヨタアーバンクルーザータイザーとスズキフロンクスと非常に類似しており、トヨタ独自のデザイン要素は主にフロントバンパーやエンブレム、照明に限られています。これにより、異なるブランドの顧客に対しても、トヨタとしてのアイデンティティを保持しつつ、広範な選択肢を提供することが可能となります。この地域にはヤリスクロスのような競合モデルが存在しないため、競争が少ないという利点もあります。

2024 Toyota Urban Cruiser Taisor — SUZUKI FRONX

南アフリカのバイヤーがすでにスターレットの名前に親しんでいることから、スターレットクロスが小型SUVとして適切な選択肢となっている可能性が高いです。実際、両方のスターレットはスズキのプラットフォームをベースにしており、この地域にはヤリスクロスのような競合モデルが存在しないため、競争が少ないという利点もあります。

編集部から一言

トヨタスターレットクロスは、南アフリカ市場における都市型SUVの新たな選択肢として注目されています。その親しみやすいネームプレートとスズキのプラットフォームを活かした設計により、ユーザーにとって魅力的な一台となっています。スターレットの名前が持つ伝統と信頼性を引き継ぎながら、新しい市場での成功を目指すこのモデルに期待が高まります。

さらに、日本市場向けの展開も期待されます。スターレットクロスが日本で登場すれば、同様に小型SUV市場において人気を博す可能性があります。特に都市部での使いやすさと経済性を兼ね備えたこのモデルは、広い駐車スペースを必要としない利便性が評価されるでしょう。日本国内での発表に注目です。