スズキは2015年3月3日から開催しているジュネーブモーターショー2015で新型となる「iK-2」を世界初公開した。iK-2は新型となるコンセプトモデルだ。これらモデルに採用している新環境技術として、次世代軽量プラットフォーム、直噴ターボガソリンエンジン「 BOOSTERJETブースタージェット 」マイルドハイブリッドシステム「SHVS」を紹介した。2015年9月15日からドイツで開催されるフランクフルトモーターショー2015で新型コンパクトカー「BALENO(バレーノ)」を世界初公開した。2016年2月インド最大の自動車展示会Auto Expo 2016にてコンセプトモデル「Suzuki Baleno RS Concept」を初披露した。エンジンは通常モデルと変更はなくリアバンパー、ボディキット、LEDヘッドライトなどを変更しスポーティなイメージに変更した。
iK-2=BALENO(バレーノ)
「iK-2」は、「Harmonised Force(調和した力)」をコンセプトに、デザイン・実用性・快適性・操縦性・走行性・燃費というコンパクトカーに必要とされる要素を高次元で融合させることで、コンパクトカーの価値を極限まで高めた、スズキが考える理想のコンパクトカーである。特長 水の塊が動き出す時のエネルギー移動をイメージした、流れるような優雅さと、全高を抑え、全幅を広く取ったダイナミックさを併せ持つデザイン。
次世代軽量プラットフォーム
1.0L直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET」採用による低燃費かつ力強い走行性能。
1.軽量化と基本性能向上を追求した次世代軽量プラットフォーム アンダーボディの主要な構造や部品の配置を最適化し、効率よく剛性を高めながら軽量化を図り、燃費・安全性・操縦安定性・静粛性などを向上。機能部品のモジュール化を図ることで開発効率を高めたプラットフォーム。
2.低燃費と運転する楽しみを両立した、1.0L直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET」排気量のダウンサイジングによる燃費性能向上と過給機による出力及びトルク向上を実現。コンパクトカーならではのサイズや重量に対する高い要求を満たすため、軽量化技術を駆使した、コンパクトで軽量なエンジン。
エンジンについて
エンジンは3タイプ発表された。
グレード:XT 日本採用
直列3気筒 1L ターボ「BOOSTERJET」
最高出力:111ps
最大トルク:17.3kgm
JC08モード燃費20.0km/L
車両重量:950kg
価格:161万7840円
グレード:XG 日本採用
直列4気筒 1.2Lデュアルジェット自然吸気直噴エンジン
最高出力:91ps/6,000rpm
最大トルク:12.0kgm/4,400rpm
JC08モード燃費:24.6km/L
車両重量:910kg
価格:141万4800円
今後日本採用可能性あり
直列4気筒 1.2L デュアルジェット自然吸気直噴エンジン+モーターのS-エネチャージ(マイルドハイブリッド「SHVS」)
最高出力:91ps/6,000rpm
最大トルク:12.0kgm/4,400rpm
モーター最高出力:2.2ps
モーター最大トルク:14.1kgm
モデルによるが5速マニュアルトランスミッション(海外モデル)、CVT、6速オートマチックトランスミッションのどれかが組み合わさる。
全長:3,995mm
全幅:1,745mm
全高:1,470mm(SHVS車1460mm)
ホイールベース:2520mm
日本でも海外でも人気のスイフトよりもひと回り大きい。スイフトよりもう少し広いモデルをという要望に応えているようだ。新開発プラットフォームの採用により、2,520mmのロングホイールベースと前後乗員間距離805mmを確保。ゆとりある居住空間を実現。ゆったりとした居住空間を確保した上で、大容量320Lの荷室スペースを実現し、使いやすさも追求。リヤシートを倒さずに9.5インチのゴルフバッグを横置きで積載可能。6:4分割可倒式のリヤシートと、上段、下段に装着できるラゲッジボードよって、多彩なアレンジを可能とした。
ボディーカラーは全7色
プレミアムシルバーメタリック3(ZQS)
アークティックホワイトパール(ZHJ)
ミッドナイトブラックパール(ZAM)
アーバンブルーパールメタリック(ZQT)
ファイヤーレッド(Z4Q)
オータムオレンジパールメタリック(Z8Q)
レイブルーパールメタリック(Z9Q)
オータムオレンジパールメタリック、レイブルーパールメタリック塗装車は5月下旬販売開始予定。
「レーダーブレーキサポートII(RBSII)」を全車で標準装備
ミリ波レーダーを利用した衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポートII(RBSII)」を全車で標準装備。
前方衝突警報機能、前方衝突警報ブレーキ機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能を備え、安全機能を充実させた。先行車との速度差や車間距離を測定し、あらかじめ設定した速度(約40km/h~約100km/h)で先行車との車間距離を保ちながら自動的に加速、減速し追従走行する、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備。衝突時の衝撃を効率よく吸収、分散する軽量衝撃吸収ボディー[TECT]を採用。新開発プラットフォームにより、優れた衝撃吸収性を発揮。スリップや横滑りを抑えるESP(R)を装備。坂道で車両の後退を抑制する、ヒルホールドコントロールを装備。車とiPhoneを連携させる「Apple CarPlay対応インフォテインメントシステム」搭載。(海外仕様)
外観をスポーツ仕様に変更、エンジンも排気量を上げた、上海モーターショーの会場で公開された「BOOSTERJET」は1.4L 直噴ターボエンジンを搭載したモデルを投入すると思われる。2015年10月よりインドで販売ししており気になる日本の発売日は2016年3月9日から発売開始だ。直列3気筒 1L ターボ「BOOSTERJET」モデルのXTは2016年5月13日から販売開始予定だ。
フランクフルトモーターショー2015で公開するBALENO(バレーノ)
ラゲッジスペースはクラストップの355Lを確保
上海モーターショーの会場で公開された「BOOSTERJET」は1.4L 直噴ターボエンジン
ジュネーブモーターショー2015で公開されたコンセプトカー「iK-2」
新型 バレーノ スペックについて
スペック | 新型 バレーノ |
---|---|
全長 | 3,995mm |
全幅 | 1,745mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2520mm |
エンジン | 1.0L直噴ターボ ガソリンエンジン |
最高出力 | 111ps |
最大トルク | 17.3kgm |
JC08モード燃費 | 20.0km/L |
価格 | 161万7840円 |
今後新しい情報が入り次第お伝えいたします。
スズキニュースリリース
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2014/0303/index.html
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/0420/index.html
https://www.globalsuzuki.com/globalnews/2015/0807.html