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トヨタ自動車は2026年2月19日、待望の新型「RAV4 PHEV (プラグインハイブリッド) 」を正式発表しました。発売日は2026年3月9日に設定され、価格は600万円からとなっています。
2025年12月に先行発売されたハイブリッド(HEV)モデルに続き、今回追加されたPHEVモデルは、トヨタ初となる第6世代プラグインハイブリッドシステムを搭載。EV航続距離を約150kmまで延長し、システム最高出力329psを実現した、環境性能と走行性能を高次元で両立させたミドルクラスSUVです。



| グレード | パワートレーン | 駆動方式 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Z | 2.5L PHEV | E-Four | 600万円 |
| GR SPORT | 2.5L PHEV | E-Four | 630万円 |
新型RAV4 PHEVは、洗練されたデザインの「Z」グレードと、スポーツ性能を追求した「GR SPORT」の2グレード展開となります。前モデルのPHEVが566万円だったことを考えると、約34万円の価格上昇となっていますが、最新技術の採用とEV航続距離の大幅延長を考慮すれば、十分に納得できる価格設定といえるでしょう。
参考までに、同時にラインナップされるハイブリッドモデルの価格は以下の通りです。
PHEVモデルはHEVモデルより約110〜140万円高い価格設定ですが、補助金や税制優遇、充電インフラの活用により、トータルコストでは有利になる可能性があります。


新型RAV4 PHEVに搭載される第6世代プラグインハイブリッドシステムは、トヨタが誇る最新技術の結晶です。2.5L直列4気筒ガソリンエンジン(A25A-FXS型)に高出力電気モーターを組み合わせ、以下のスペックを実現しています。
パワートレーンスペック詳細
前モデルのRAV4 PHVがシステム最高出力306psだったのに対し、新型は329psへと23ps向上。0-100km/h加速も6.0秒から5.8秒へと短縮され、より力強い加速性能を実現しています。
この高出力化により、高速道路での追い越しや、山道でのパワフルな走りなど、あらゆるシーンで余裕のある走行が可能となりました。
新型RAV4 PHEVの最大のトピックが、EV航続距離の大幅な延長です。
EV航続距離の比較
この約150kmという航続距離は、通勤や日常の買い物、週末のちょっとした遠出まで、ほとんどの日常移動をゼロエミッションで走行できる実用的な数値です。
1. 大容量バッテリーの採用
新開発の駆動用バッテリーは容量を18.1kWhから22.7kWhへと約25%増加。より多くの電力を蓄えることが可能になりました。
2. SiC(シリコンカーバイド)半導体の採用
パワーコントロールユニット(PCU)にSiC半導体を採用することで、電力ロスを大幅に低減。エネルギー効率が向上しています。
3. 空力性能の向上
ボディデザインの最適化により空気抵抗を低減し、電力消費を抑制しています。


自宅での夜間充電で翌朝には満充電となり、毎日の通勤をガソリンを使わずに走行できます。

新型RAV4 PHEVには、トヨタのスポーツカーシリーズ「GR」の世界観を取り入れた「GR SPORT」グレードが新設定されました。価格は630万円と、Zグレードより30万円高い設定ですが、その価値に見合う数々の専用装備が投入されています。

専用エアロパーツ

これらのエアロパーツは、単に見た目をスポーティにするだけでなく、実際に走行安定性を向上させる「機能美」を実現しています。
GRパフォーマンスダンパー(フロント)
ヤマハ発動機と共同開発したパフォーマンスダンパーを採用。車体の微小な振動を素早く収束させ、フラットで安定した乗り心地を実現します。

GRブレース(リアサスペンションメンバー)
リアサスペンションメンバーに専用ブレースを追加し、ボディ剛性を強化。ダイレクトな操舵感を高めています。

専用チューニングサスペンション
微低速域から摩擦を細かく制御する専用サスペンションにより、優れた操縦安定性を発揮します。

専用EPSチューニング
電動パワーステアリングをGR SPORT専用にチューニング。手ごたえのある操舵感と的確な操作性が味わえます。

PHEVならではの大容量駆動用電池を補強部材として活用することで、ボディ剛性の向上と低重心化を同時に実現。重量物である電池をシャシー性能向上に活かす、まさに「一石二鳥」の設計思想です。

エクステリア
インテリア




RAV4 PHEVは、大容量バッテリーを搭載するPHEVならではの強力な給電機能を備えています。
給電能力
「HV給電モード」を採用することで、バッテリーが減少してもエンジンで自動的に発電・充電を行い、継続的に電力を供給できます。災害時の停電や、キャンプなどのアウトドアシーンで大変重宝する機能です。
活用例
ベースグレードとなる「Z」は、PHEV専用のブラックアクセントを随所に配置し、先進的かつスポーティな印象を高めています。
PHEV専用エクステリア要素
新型RAV4 PHEVには、ウーブン・バイ・トヨタが開発したソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」をトヨタ初採用。
トヨタ初採用の12.9インチディスプレイオーディオ
トヨタ初のカラーヘッドアップディスプレイ<スロープ表示>
従来の「立面表示」から「斜め表示」へ変更し、遠近感を活かした表示で情報の認識性が向上。3つの表示モード(フル/スタンダード/ミニマム)から選択可能です。
12.3インチデジタルメーター
車両システムとの連携を強化し、フル地図描画や周辺車両情報をより具体的に表示。状況に合わせた表示切替も可能です。
ハイブリッド専用グレードとなる「Adventure(アドベンチャー)」は、SUVらしいタフネスさを強調したモデルです。
Adventure専用装備
価格は450万円とPHEVモデルより150万円安く、日常使いメインでPHEVの充電環境を用意できない方には、このAdventureグレードも魅力的な選択肢となります。
新型RAV4には、ソフトウェアプラットフォーム「Arene」を活用した最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されています。
主な安全機能
ソフトウェアアップデートにより、購入後も最新の安全機能を追加できる可能性があります。
ボディサイズ
都市部での取り回しと、高速道路での安定性を両立したサイズ設定となっています。
ラゲージスペック
PHEVでありながら、HEVモデルと同等の広大なラゲージスペースを確保しているのは大きな魅力です。
RAV4 PHEVは、日常の短距離移動はEVモードで走行し、長距離ドライブではハイブリッドモードで走行するという、「いいとこ取り」の使い方が可能です。
想定されるランニングコスト例
通常のガソリン車(燃費12km/L)で同じ距離を走行すると、ガソリン代は約13,000円/月となるため、月間約10,000円の節約が可能です。
| 車種 | 価格 | システム出力 | EV航続距離 | 給電能力 |
|---|---|---|---|---|
| RAV4 PHEV Z | 600万円 | 329ps | 151km | 1500W |
| RAV4 PHEV GR SPORT | 630万円 | 329ps | 145km | 1500W |
| 三菱アウトランダーPHEV | 約530万円 | 272ps | 約83km | 1500W |
| ホンダCR-V e:PHEV | 約580万円 | 204ps | 約70km | 未公表 |
RAV4 PHEVは、価格帯こそやや高めですが、システム出力とEV航続距離では競合を大きくリードしています。特にEV航続距離151kmは、日常使いでガソリンをほとんど使わずに済むレベルであり、大きなアドバンテージといえるでしょう。
トヨタ新型RAV4 PHEVは、「Life is an adventure」というコンセプトを体現する、次世代のミドルクラスSUVです。
RAV4 PHEVの5つの魅力
価格は600万円からとやや高額ですが、ランニングコストの削減、環境性能、走行性能、災害時の安心感など、トータルで考えれば十分に納得できる価値があります。
2026年3月9日の発売に向けて、全国のトヨタディーラーで予約受付が開始されています。月間販売目標台数は700台と、人気モデルゆえに納車待ちが予想されますので、購入を検討されている方は早めのオーダーをおすすめします。
出典
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。