マツダは新型CX-5のフルモデルチェンジを行い2017年2月2日に発売した。価格:246万2400円~352万6200円。キープコンセプトであり、より成熟させ、ボディー剛性やデザインに拘ったモデルとなった。新型CX-5は、2016年11月16日に開催されるロサンゼルスオートショー2016で世界初公開した。
2016年11月28日に本社宇品第2工場(広島市南区)で新型CX-5の生産を開始した。世界約120の国と地域に導入する。2016年12月9日に新型「CX-5」(日本仕様)の概要を発表した。2016年12月15日11時より渋谷ヒカリエ 9階 ホールAにて新型「CX-5」発表会を開催。同発表会の様子を「USTREAM」/「You Tube LIVE」にてライブ配信する。また、新型CX-5などの展示は以下の日程で行われる。
計画月間販売計画台数2400台 計画の3.8倍となった。
2016年12月15日 渋谷ヒカリエ 9階 ホールA
2016年12月16日~18日 JR 東京駅 八重洲口 中央コンコース イベントスペース
2016年12月16日~18日 グランフロント大阪 北館1階 ナレッジプラザ
2016年12月23日~25日 JR 名古屋駅 中央コンコース イベントスペース
2016年12月23日~25日 仙台AER 1階アトリウム イベントスペース
2017年1月7日~9日 新千歳空港 ターミナルビル 2階 センタープラザ
2017年1月7日~9日 福岡ソラリアプラザビル 1階 イベントスペースゼファ
2017年2月2日新型CX-5の予約受注台数が2016年12月15日予約開始~2017年1月31日
発売前の約1カ月半で9055台になったと発表した。
マツダ CX-5について
旧型CX-5は ジュネーブ・モーターショー2011にて「魂動 ~Soul of Motion~」をテーマとするコンセプトカー「勢 (MINAGI/ミナギ) 」を発表。2011年9月のフランクフルト・モーターショーにて市販化モデル「CX-5」を世界初公開した。2012年2月16日より販売開始した。旧型CX-5は 燃焼効率に優れた「SKYACTIVエンジン」に加えて、上質な乗り心地を実現している軽量かつ高機能の「SKYACTIVシャシー」、操舵安定性や衝突安全性能を飛躍的に向上させた軽量高剛性の「SKYACTIVボディ」も採用しており、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した初めての車種となった。2013年1月10日にマツダは発売開始から2012年12月までの累計販売台数が35,438台となり、CX-5が2012年のSUV国内販売台数で第1位を獲得したことを発表!!今のマツダの原動力となった車種である!!そして、旧型は2016年11月16日に生産終了する。
新型CX-5について
そして2017年で丸5年目を迎えフルモデルチェンジを果たすこととなる!!そして今回のフルモデルチェンジでの最大の目玉は、2016年7月14日発売した新型アクセラに初搭載されるG-ベクタリング コントロール搭載である。
G-ベクタリング コントロール
マツダは、ハンドル操作に応じてエンジンを細かく自動制御し、カーブを滑らかに曲がれるようにする世界初の技術「G ベクタリング コントロール」を開発した。車の操縦性が向上し、ハンドルのふらつきも半減して、運転による疲れを抑える効果がある。マツダは、一時的に車の重心を前輪に移して、地面へのタイヤの押しつけを強めれば、より滑らかにカーブを曲がれると考えた。ハンドル操作から車がカーブにさしかかったと車載コンピューターが認識すると、電子制御でエンジンの出力を瞬間的に弱め、車がわずかにつんのめるような形にして前方への重心移動を起こす仕組み。逆にカーブの終わりでは、出力を強めて後輪側に重心を移し、直線走行に滑らかに移行できるという。こうした出力の微妙な自動制御を、コンピューターがまばたき1回の間に20回やっている。燃料噴射などを細かく調整できるマツダ独自のエンジン技術がこうした制御を可能にした。新型CX-9に搭載された直列4気筒2.5L直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」の採用する!!ここ数年、旧型CX-5を投入後からマツダはグローバル販売台数、営業利益ともに好調である。
次期 SKYACTIV GEN2
マツダとしてもCX-5からの新たな技術投入を目指している。マツダは既に2015年3月期の決算説明会資料にSKYACTIVを進化させた次期SKYACTIVといえる「SKYACTIV GEN2」を、次期中期計画「構造改革ステージ2」の期間中である2016~2018年度に発売する車両に搭載する方針を示した。SKYACTIV GEN2では、「究極の燃焼技術と電動化技術を組み合わせ、劇的に燃費を性能を改善」し、2008年比で約50%の向上を目指す。SKYACTIV GEN1との比較であれば、約15%の燃費向上を果たすことになる。つまり、旧型モデルはSKYACTIV-G 2.0の燃費は、JC08モード燃費16.4km/Lであるが新型であれば約JC08モード燃費20.0km/Lまで燃費向上を果たすこととなる。
新型CX-5のエクステリアについて
エクステリアは「魂動デザイン」のもと艶やかさと精悍さを融合させたボディカラーには魂動デザインの造形美を質感高く際立たせる新開発の「ソウルレッドクリスタルメタリック」を初採用した。19インチアルミホイールが標準搭載。
フロントからリアへと一気に突き抜ける動きでスピード感を表現。強い前進感とスタンスを強調する骨格、シンプルな造形の中に美しい映り込みを造り込んだフォルム、彫りの深いディテールデザインにより、つやめきある精悍なエクステリアを実現。前後トレッドを先代モデルから約10mm拡大し無駄を削いだシンプルな台形フォルムでスタンスのよさを強調。立体感を強めたシグネチャーウイングの先端をヘッドランプ下側に通し力強いワイド感を実現。フロントグリルは立体形状を組み合わせた精緻なパターンを採用。グリル面から突出させたブランドシンボルと相まって、奥行き感とスポーティさを演出。
「魂動デザイン」の造形美をより質感高く際立たせるために、「ソウルレッドプレミアムメタリック」で創り上げた生命力にあふれたエネルギッシュな強さと鮮やかさ、濁りのない深みとつや感を進化させ、より高次元で両立させた新しい「赤」の特別塗装色「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。他、「マシーングレープレミアムメタリック」など、全8色を設定。
新型CX-5のインテリアについて
インテリはではシフトノブの位置をAT車で約60mm、MT車で約40mm上方に移動させて操作性を高めた。フロントシートのシートバックにサスペンションマットを採用。3連メーター採用しマルチインフォメーションディスプレイに高精細の4.6インチカラーTFTを採用。フロントウィンドウにナビゲーションの情報などをアクティブ・ドライビング・ディスプレイを新採用。「マツダ コネクト」7インチセンターディスプレイを採用しダッシュボード上に独立配置した。コマンドコントロールだけでなく、画面タッチにも対応している。国産のマツダ車初の電動パーキングブレーキ+オートホールド機能を採用。
ドライバーを中心に操作機器や計器類を左右対称に配置。ステアリングホイールの中央からインストルメントパネルの加飾、左右の空調ルーバーの高さを揃えるとともに、ドアトリムの加飾も水平基調の造形としたことで、ドライバーが運転に集中でき、ダイナミックな広がり感のある空間を実現。
デコレーションパネルには新開発の加飾フィルムを採用。12層の印刷とコーティングを重ねることで、単純なウッドや金属とは一味異なる、深みのある表情を持った質感を表現。
サイドデミスターとツイータースピーカーをAピラーに配置し、すっきりとしたデザインを実現。シートには厚みのある座面、立体感のあるボルスターやショルダーの造形でSUVに相応しい力強さと安定感を強調。表面の縫製の質感にも拘り、見るたび触れるたびに深まる上質な仕立ての良さを表現。
インテリアカラーはレザー2種類(ピュアホワイト・ブラック)とファブリック1種類(ブラック)を設定。それぞれインストルメントパネルを境に上下で色を使い分け、クルマとの一体感と空間の広がり感を演出。
新型CX-5のスペック
スペック | 新型CX-5 | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,545mm | ||
全幅 | 1,840mm | ||
全高 | 1,690mm | ||
ホイールベース | 2,700mm | ||
エンジン | SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直列4気筒 DOHC |
SKYACTIV- D 2.2 2.2L 4気筒DOHC 直噴ターボ |
SKYACTIV-G 2.5 直列4気筒2.5L 直噴ガソリンエンジン |
最高出力 | 114kW(155PS)/ 6,000rpm |
140kW(190PS)/ 4,500rpm |
140kW(190PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 196Nm(20.0kgm)/ 4,000rpm |
450Nm(45.9kgm)/ 2,000rpm |
251Nm(25.6kgm)/ 3,250rpm |
トランス ミッション |
6速AT | ||
駆動方式 | 2WD | 2WD(FF)/4WD | |
乗車定員 | 5名 | ||
JC08 モード燃費 |
16.0km/L | 2WD車19.0km/L / 4WD車18.0km/L |
2WD車14.8km / 4WD車14.2km/L |
価格 | 249万4,800円〜 268万9,200円 |
280万8,000円〜 352万6,200円 |
272万1,600円~ 321万3,000円 |
新型CX-5 グレード搭載エンジン
「20S」「20S PROACTIVE」直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴「SKYACTIV-G 2.0」を搭載する。
「25S」「25S PROACTIVE」「25S L Package」直列4気筒DOHC 2.5リッター直噴「SKYACTIV-G 2.5」を搭載する。
「SKYACTIV-D 2.2」を搭載する「XD」「XD PROACTIVE」「XD L Package」直列4気筒DOHC 2.2リッター直噴ディーゼルターボを搭載。
新型CX-5 エンジン 仕様について
SKYACTIV-D 2.2は、アクセル操作に対するクルマの反応をよりダイレクトにする「DE精密過給制御」、ノック音を低減する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、ノック音の発生そのものを極限まで抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を採用。走りの滑らかさと静かさが深化。
SKYACTIV-G 2.5は、実用燃費性能を高めるため、ピストンのオイルリングに上下非対称形状を採用し、ピストン周りの油膜の厚さを最適化。機械抵抗を大幅に低減し、燃費性能の向上に貢献。
SKYACTIV-G 2.0は、13.0の高圧縮比やキャビティ付ピストン、4-2-1排気システムなどにより、優れた燃費性能と力強い中低速トルクを実現。
オートマチックトランスミッションSKYACTIV-DRIVEは、車速やアクセル開度、
エンジン回転数などからドライバーの操作の意図を読みとってシフトする新しい変速制御を採用。特にコーナリング中やコーナーを立ち上がるときの不要な変速を抑えることで、滑らかな挙動を実現。ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする技術となる、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾「G-Vectoring Control」を全車に標準装備。
新型CX-5 カラー全8色
ソウルレッドクリスタルメタリック
マシーングレープレミアムメタリック
ジェットブラックマイカ
チタニウムフラッシュマイカ
ソニックシルバーメタリック
ディープクリスタルブルーマイカ
エターナルブルーマイカ
スノーフレイクホワイトパールマイカ
新型CX-5グレード 価格 2WD
20s (FF)246.2万円~ (245万円)
20s PROACTIVE(FF)268.9万円~ (255万円)
25s L package(FF)298.6万円~ (287万円)
25s (4WD) 268.9万円~
25s PROACTIVE(4WD) 291.6万円~
25s L package(4WD) 321.3万円~
XD (FF) 277.5万円~ (284万円)
XD PROACTIVE(FF) 300.2万円~ (326万円)
XD L package(FF) 329.9万円~
XD (4WD) 300.2万円~
XD PROACTIVE(4WD) 320.7万円~
XD L package(4WD) 352.6万円~
となっています。
( )は旧型価格
新型CX-5 オプションについて
オプション装備
フロントアンダースカート 53,784円
サイドアンダースカート 73,440円
リアアンダースカート 24,840円
ドアミラーガーニッシュ(ブリリアントブラック) 7,236円
ドアミラーガーニッシュ(ブライトシルバー) 8,856円
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
マツダニュースリリース
https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201612/161215a.html
新型CX-5