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米国 マツダ MX-30 EV 生産終了へ 一充電航続距離161km(256km)は厳しいかったかもしれない

Mazda MX-30

米国のマツダは、新型「MX-30」電気自動車モデル「MX-30 EV」の生産を終了すると2023年7月28日(現地時間)に発表した。もちろん今後の米国電動化への取り組みは、史上初の2024年モデル「CX-90 PHEV」や今後発売予定の「CX-70 PHEV」などの大型プラットフォームPHEVに焦点を当てているほか、米国市場特有のニーズに対応するために「CX-50ハイブリッド」をラインナップに導入する。

目次

米国 マツダ MX-30 EV 生産終了へ 何がネックとなったのか?

MX-30 EV の米国での販売は年初から現在までの販売台数はなんと66台。売れ行きが良いとは決して言えない。「MX-30 EV」の価格は 34,110ドル(約481万円)からとかなり手頃な価格ですが、35.5kWhのリチウムイオンバッテリーパックを搭載しているため、一充電航続距離は100マイル(161km)のみ。(WLTCモード航続距離256km)と価格に対して一充電航続距離はかなり物足りない。更に電気モーターの出力も145P(107kW)/4,500~11,000rpmもいいわけでもない。ちなみに、電気自動車販売台数世界No.1の中国、BYDのコンパクトSUV「ATTO 3」は440万円で58.56kWhのバッテリーと150kW/310Nmのモーター、WLTCモード航続距離485kmと倍の航続距離を出していることから、どうしてもスペックと価格が見合っていないのかもしれない。

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新型 MX-30について

マツダは初の新型量産EVモデル「MX-30 EV MODEL」日本では2021年1月28日発売。マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「Car as Art」として、さらに芸術性を高めるとともに、表現に拡がりを持たせることに挑戦。人の手が生み出す美しい造形とこだわりのつくり込みを基礎としながら、将来に向けた価値観の変化や、新しいライフスタイルに寄り添うことを目指し、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトに、そのデザインをつくり上げた。次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用。後部座席のドアはRX-8を思い出させる様な観音開きの「フリースタイルドア」を採用。安全システム「i-ACTIVSENSE」は最新モデルを導入。

新型 MX-30 エクステリア

加えて、お客さまが自由な発想で、クルマの多彩な楽しみ方を創造していただけるよう、フリースタイルドアを採用。

mazda mx 30
mazda mx 30

人間中心の開発思想に基づき、EVでも変わることのない「人馬一体による走る歓び」を追求。新たに電動化技術「e-SKYACTIV(イー・スカイアクティブ)」を採用。更に2.0L 直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」にマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた「e-SKYACTIV G」を搭載。「MAZDAeG-Vectoring Control Plus(GVC +)」も採用。

mazda mx 30

新型 MX-30 インテリア

センターコンソール周りは、抜け感を持たせた形状とすることで、開放感のある空間を構成。コルクや再生材からできた生地などの環境に配慮した素材を、そのものが持つ自然な魅力を引き出して使用し、心地のよい室内空間を実現した。8.8インチのインフォテイメントシステムを採用。

mazda mx 30

新型 MX-30 e-SKYACTIVについて

電気モーター「Electric Technology Prove-Out Vehicle(e-TPV)」を採用し最高出力:141 HP(143 PS / 105 kW)と最大トルク265 Nm(195 lb-ft)に35.5 kWhのリチウムイオン電池に専用プラットフォームを採用する。

mazda mx 30

新型 MX-30 スペック

スペックMX-30
全長4,395mm
全幅1,795mm
全高1,565mm
ホイールベース2,655mm
モーターe-SKYACTIV
最高出力145PS(107kW)/
4,500~11,000rpm
最大トルク270Nm/0~3,243rpm
バッテリーリチウムイオン35.5 kWh
駆動方式2WD
乗車定員5名
WLTCモード航続距離256km
価格4,510,000円~
4,950,000円

新型 MX-30 EV MODEL 価格

機種名 モーター 変速機 駆動
方式
価格(10%)
EV e-SKYACTIV EV専用
ユニット
2WD
(FF)
4,510,000円
EV Basic Set 4,587,000円
EV Highest Set 4,950,000円

マツダの今後について

マツダは今後電動化については史上初の2024年モデル「CX-90 PHEV」や今後発売予定の「CX-70 PHEV」などの大型プラットフォームPHEVに焦点を当てているほか、米国市場特有のニーズに対応するために「CX-50ハイブリッド」などプラグインハイブリッドを中心に電動化を進めていく様子だ。確かに他社と比較した場合にとても魅力的なモデルとなるのは「PHEV」である。MX-30の電動化として気になるのがロータリーエンジンを搭載した「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」が今後どうなっていくかマツダファンはとても気なるところだと思います。

MX-30

https://www.mazda.co.jp/cars/mx-30evmodel/

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