今回は、新型ヤリスクロスのおすすめグレードについて詳しくご紹介します。カタログを見ても分かりにくい方や、購入を検討していて悩んでいる方にとって参考になる情報をお届けします。「ヤリスクロス」には多くのグレードがあり、どのグレードを選ぶのがお得なのか迷ってしまうかもしれません。そこで、ハイブリッド車とガソリン車の違いや、さまざまなグレードの中でどれが一番おすすめなのかを調べてみました。この記事が、ヤリスクロスの購入を検討する際の参考になれば幸いです。
新型 ヤリスクロス について
エンジンは2つあり「ガソリン車」1つ、「ハイブリッド車」1つから選ぶ。更にグレードはグレードは「X」「G」「Z」「Z Adventure」「GR Sport」5グレード展開。まず一番頭を悩ますのがエンジンの選択です。
新型ヤリス の グレードは?
グレードは、「X」「G」「Z」「Z Adventure」「GR Sport」から選択することになります。
- X:エントリーグレード
- G:中間グレード
- Z:上級グレード
- Z Adventure:Zグレードに専用装備を採用したグレード
- GR Sport:専用デザインのエクステリアや走行性能が向上したモデル
X・HYBRID X グレードの特徴
Xグレードはエントリーグレードで最も価格が安価です。
なんとヤリスのガソリン車Xグレードを選択すれば1,907,000円から購入が可能です。エクステリアではヘッドランプはハロゲン灯、16インチスチールホイールを装備しています。インテリアは、計器盤はアナログ式、シートはファブリックシート、1色を採用。7インチディスプレイ搭載、ただし、シートヒーターなど快適装備などのオプションが装備できません。
G・HYBRID G グレードの特徴
Gグレードは中間グレードでお得感がやはりあるグレードです、ガソリン車Gグレードを選択すれば2,150,000円から購入が可能です。エクステリアではXグレードとは異なりヘッドランプはLED式、16インチアルミホイールを採用、インテリアは大幅に変わり、ステアリングホイールやシフトノブが本革巻きになり、シートは表皮は上級ファブリックになり、リアシートも4:2:4分割が可能です。計器盤はデジタル式、8インチディスプレイ、バックガイドモニターが標準装備など、ヒートシーターはオプション。
Z・HYBRID Z グレードの特徴
Zグレードは上級グレードで、少し価格が高いと感じる人もいるかもしれません、ガソリン車Zグレードを選択すると2,435,000円から購入が可能です。しかし、エクステリアデザインは、Zグレード専用16インチアルミホイールとなり、LEDヘッドランプになっており、見た目でZグレードだとわかります。
インテリアでは本革とファブリックのコンビシートとシートヒーター標準装備、カラーヘッドアップディスプレイ搭載可となり乗っていれば違いがわかります。
Z“Adventure”・HYBRID Z“Adventure” グレードの特徴
Z“Adventure” グレードはフロントのアンダーランとリアの下部バンパー保護プレート、標準のシルバールーフレールとダークグレー仕上げの18インチアロイホイールのセット。
インテリアはブラックのソフトタッチインストルメントパネルとインナードアモールディングにデコラインがあります。ステアリングホイールとシフトレバーゲートルにはレザーを使用、カラーはサドルターンを採用しています。
“GR SPORT”・HYBRID “GR SPORT” グレードの特徴
エクステリアはワイド&ローのスタンスを追求することで、知的でスポーティ、かつアグレッシブなフォルムに。GR専用フロントバンパー、GR専用ラジエーターグリル、GR専用アッパーグリル/GR専用フードモール、GR専用LEDイルミネーションビーム、GR専用リヤバンパー、GR専用バックドアガーニッシュ、GR専用リヤコンビネーションランプ、専用エンブレム、GR専用アルミホイル&タイヤ。
インテリアは、内装色はブラック、本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ・ブラック塗装)、GR専用フロントスポーティシート、アームレスト付センターコンソールボックス(シルバーステッチ)、GR専用本革巻きシフトノブ、GR専用パワースイッチ(レッド/GRロゴ付)、アルミペダル(アクセル・ブレーキ)、フロントドアスピーカーリング(メッキ加飾)、GR専用フロアマットなどを採用。
ハイブリッド車
新型ヤリスクロスでは、新世代の「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」に新しい小型化されたTHSⅡを採用しています。これにより、全体の質量を抑えつつ、エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率が向上しています。その結果、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)の燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上しています。このシステムにより、燃費が劇的に向上し、WLTCモードでは36.0km/Lという低燃費を実現しました。
さらに、E-Four(4WD)モデルも採用しており、4WD専用のリアサスペンションを新開発し、トヨタのコンパクトカーとして初めてダブルウィッシュボーン式を採用しています。これにより、乗用車として「世界で最も低燃費な乗用車」としての評価を再び確立することがほぼ確実です。
ガソリン車
一方、ガソリン車にも新世代の「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」を採用しています。これに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」または「6MT」を組み合わせることで、高い走行性能を実現しています。さらに、「直列3気筒 1.0L エンジン」モデルもラインナップに加えています。
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
X | 直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 | Direct Shift- CVT | 2WD | 1,907,000円 |
4WD | 2,138,000円 | |||
HYBRID U (KINTO専用) | 2WD | 2,451,000円 | ||
4WD | 2,682,000円 | |||
G | 2WD | 2,150,000円 | ||
4WD | 2,381,000円 | |||
Z | 2WD | 2,435,000円 | ||
4WD | 2,666,000円 | |||
Z Adventure | 2WD | 2,551,000円 | ||
4WD | 2,782,000円 | |||
GR Sport | 2WD | 2,571,000円 |
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
HYBRID X | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 電気式 無段階変速機 | 2WD | 2,295,000円 |
E-Four | 2,526,000円 | |||
HYBRID G | 2WD | 2,524,000円 | ||
E-Four | 2,755,000円 | |||
HYBRID Z | 2WD | 2,809,000円 | ||
E-Four | 3,040,000円 | |||
HYBRID Z Adventure | 2WD | 2,925,000円 | ||
E-Four | 3,156,000円 | |||
HYBRID GR Sport | 2WD | 2,954,000円 |
新型ヤリス スペック
スペック | ヤリスクロス ハイブリッド車 | ヤリスクロス ガソリン車 |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,180mm |
全幅 | 1,765mm | 1,765mm |
全高 | 1,590mm | 1,590mm |
ホイール ベース | 2,650mm | 2,650mm |
タイプ | ハイブリッド | ガソリン車 |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 88kW(120ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm | 145Nm(14.8kgfm)/ 4,800-5,200rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) | – |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) | – |
WLCT モード燃費 | 30.8km/L(2WD) 28.7km/L(4WD) | 20.2km/L(2WD) 18.5km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 | |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 | Direct Shift- CVT 6速MT |
新型ヤリス ハイブリッドで元が取れるまで
通常燃費に近いWLTCモード燃費でハイブリッド車は燃費30.8km/L、ガソリン車は燃費20.2km/Lと価格を考えたときに非常に悩ましい問題となります。
- ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:19.8km/L~18.3km/L(12.5km/L)
- ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:30.8km/L~27.8km/L(19.0km/L)で計算。
両方のグレード「G」2WDで比較した場合、ガソリンモデルは1,953,000円、ハイブリッドモデルは2,299,000円と34万6,000円の差額となる。更に減税を考え、ハイブリッド車は約30,000円、トータル31万1,600円の差額となる。ここでガソリンの計算となるが約31万円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。
ガソリン価格 1L 170円の場合
- ガソリンモデル 10,000km=136,000円
- ハイブリッド車 10,000km=89,474円
1万キロ走って46,526円しか差がでないので5万キロ走っても232,630円しか差がでず。約8万キロ乗らないと差が埋まらないことに・・・
結論
リセールバリューを考えると、ハイブリッド車を選択するのが良いでしょう。新型ヤリスクロスについて筆者が特におすすめするのはハイブリッド車です。その理由は以下の通りです。
まず、「高度駐車支援システム『Advanced Park』(トヨタ初)」がハイブリッド車にのみ搭載されている点が挙げられます。さらに、新世代の「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」は、ガソリン車に比べてエンジン出力にモーター出力が加わることで、より軽快な走りを実現し、日常生活での快適性が向上します。
また、5万キロ走行後に手放した場合でも、ハイブリッド車はリセールバリューが高く、4万円の差額を補うことが可能です。以上の理由から、グレード「HYBRID Z」「HYBRID Z“Adventure” 」を特におすすめします。
新型ヤリスクロスの情報はこちら
ヤリスクロス
トヨタ