フォルクスワーゲン新型「ID.2all」電気自動車日本導入へ 2025年発売

2024年7月5日

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フォルクスワーゲンは、新型ID.2allを2025年に欧州市場での発売後、日本市場への導入を予定しています。

2023年3月にコンセプトモデルとして世界初公開し、2025年に欧州向けの生産モデルを発売すると発表しました。価格は2万5000ユーロ（約352万円）未満とされています。

フォルクスワーゲン新型「ID.2all」について

フォルクスワーゲンの新型ID.2allは、最新のパワートレインを搭載し、WLTP航続可能距離約450kmを実現しています。このモデルは、これまでの「ID.」シリーズとは異なり、前輪駆動を採用して空間効率を向上させています。さらに、伝統的なスポーツモデル「GTI」として、「ID.2 GTI」も設定されています。このコンパクトな車両は、MEBプラットフォームを採用し、全長4,050mm、全幅1,812mm、全高1,530mm、ホイールベース2,600mmのボディサイズを持っています。

新型ID.2allのフロントには、ライトバーで左右が接続されたヘッドライトが装備され、20インチのホイールと力強いフェンダーが特徴です。リアデザインでは、ウィンドウの傾斜を抑えつつ、ルーフスポイラーやテールライトのデザインにより軽快な印象を与えています。

ボディサイズはフォルクスワーゲンの「ポロ」に似たデザインを採用しつつ、未来的なインテリア要素を取り入れています。

ボディサイズ比較

ポロ、ゴルフとボディサイズを比較すると全長以外はゴルフに近いサイズであることがわかります。全長が短いのでゴルフよりも運転しやすいのにゴルフと室内空間が変わらないのが魅力的なモデルとなりそうです。

スペック	ポロ	ゴルフ	ID.2all
全長	4085mm	4,295mm	4,050mm
全幅	1750mm	1,790mm	1,812mm
全高	1450mm	1,475mm	1,530mm
ホイールベース	2550mm	2,620mm	2,600mm

フォルクスワーゲン新型「ID.2all」インテリアについて

フォルクスワーゲン新型ID.2allは、最新のデジタル技術と未来的なデザインを兼ね備えたインテリアが特徴です。10.9インチのインストルメントディスプレイと12.9インチのタッチスクリーンが装備されており、操作性を向上させるために回転コントローラーと組み合わせています。さらに、温度調節のためのハードキーやドラムスタイルのステアリングホイールコントロールも装備されています。ドライバーは、ビートルスタイルのスピードメーターや80年代風のラジオディスプレイなど、異なるデザインを選択できるため、個々の好みに応じたカスタマイズが可能です。

ボディサイズは、内燃機関を搭載する「ポロ」より全長が短縮されていますが、電動パワートレインと電気自動車専用プラットフォームによりホイールベースは2600mmまで延長され、「ゴルフ」に匹敵する室内空間を実現しています。ラゲッジスペースは通常時で490L、後席を倒すと1330Lまで拡大可能で、助手席シートを倒すことで2200mmの長さの荷物も搭載できるようになります。現代的なデザインと未来的な要素を兼ね備えたID.2allは、手ごろな価格で提供されることも大きな魅力です。

フォルクスワーゲン新型「ID.2all」安全装備

安全装備には、最新の加減速予測システムが含まれており、レーダーセンサー、カメラ画像、ナビゲーションデータを活用して交通状況を分析する「Car-to-X」情報が搭載されています。このシステムは他車からのリアルタイム情報を受信し、デジタルメーターに予測的なヒントを表示することで経済的な走行をサポートします。アダプティブクルーズアシストと組み合わせることで、車両の加減速を予測的に行うことも可能です。