日産を代表する電気自動車(EV)「リーフ」が、2025年10月にフルモデルチェンジを実施し、3代目へと進化します。今回のフルモデルチェンジでは、従来のハッチバックスタイルから一転、スタイリッシュなクロスオーバーSUVへと変貌を遂げることが大きな注目ポイントです。2024年現在、次期リーフの開発を進め、テスト走行も始まっており、スパイショットも撮影されています。
EV市場が急速に拡大する中、新型リーフはどのような魅力を備え、我々を魅了してくれるのでしょうか?
リーフ フルモデルチェンジ 記事 まとめ
- クロスオーバーSUV化: 従来のハッチバックスタイルから、SUVらしい力強さとクーペのような流麗さを融合させたクロスオーバーSUVへと変貌。
- 最新のデザイン言語: 日産の最新デザイン言語「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」を採用し、先進性とエレガントさを表現。
- 広々とした室内空間: 高品質な素材と洗練されたデザインで、快適な空間を提供。
- 進化したEV性能: 最新のバッテリー技術により航続距離が大幅に向上。
- 先進安全技術: 「プロパイロット」が進化し、高速道路だけでなく市街地でも運転を支援。
リーフの歴史を振り返る EVのパイオニア
新型リーフの革新性を理解するためには、リーフの歴史を振り返ることが重要です。初代リーフは2010年に誕生し、量産型EVの先駆けとして世界に衝撃を与えました。当時、EVは航続距離の短さや充電インフラの不足など、多くの課題を抱えていました。しかし、リーフは実用性を重視した設計と革新的な技術により、EVの普及に大きく貢献しました。
2017年には2代目リーフが登場。航続距離の延長、先進安全技術の搭載、そしてスポーティなNISMOの追加など、大幅な進化を遂げました。2代目リーフは、EVとしての完成度を高めるとともに、環境性能と走りの楽しさを両立したモデルとして、世界中で高い評価を獲得しました。
現行リーフは2017年10月2日にフルモデルチェンジを行い発売が開始されており、発売から丸8年でのフルモデルチェンジとなります。
日産 新型「リーフ」フルモデルチェンジ について
そして2025年10月、いよいよ3代目リーフがベールを脱ぎます。今回のフルモデルチェンジにおける最大の変化は、エクステリアデザインにあります。従来のハッチバックスタイルから、SUVらしい力強さとクーペのような流麗さを融合させたクロスオーバーSUVへと生まれ変わります。
この大胆な変革は、EV市場のトレンドを反映したものです。近年、世界的にSUV人気が高まっており、EV市場においてもSUVタイプのモデルが続々と登場しています。日産は、この流れをいち早く捉え、リーフをクロスオーバーSUVへと進化させることで、新たな顧客層を獲得することを目指しています。
新型リーフのエクステリアデザインは、日産の最新デザイン言語「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」に基づいて設計されています。シャープなヘッドライト、Vモーショングリル、そして流れるようなルーフラインなど、先進性とエレガントさを兼ね備えたスタイリングが特徴です。
インテリアは、広々とした空間と快適性を追求した設計となっています。高品質な素材と洗練されたデザインにより、上質な空間を演出しています。また、最新のインフォテインメントシステムやコネクテッドサービスを搭載し、利便性も向上しています。
日産、新型「リーフ」は2022年1月27日発表されたEV専用共通プラットフォーム「CMF-EV」を搭載します。このプラットフォームは、すでに日産「アリア」やルノー「メガーヌ E-Tech エレクトリック」で採用されているもので、高い評価を得ています。新型リーフは、プラットフォームを刷新することで、乗り心地や走行性能が大幅に向上する予定です。
新型リーフは、EVとしての性能も大幅に向上しています。最新のバッテリー技術を採用することで、航続距離は大幅に延長されます。また、充電時間の短縮や充電インフラの拡充など、EVの利便性向上にも力を入れています。
さらに、先進安全技術「プロパイロット」も進化を遂げています。高速道路での運転支援機能に加え、市街地での走行支援機能も強化され、より安全で快適なドライブを実現します。
日産 新型「リーフ」フルモデルチェンジ エクステリア について
日産は、2021年7月1日にカーボンニュートラルを加速させるEV推進ビジョン「EV36Zero」を発表しました。
これは、欧州におけるカーボンニュートラルの実現に向け、世界初の電気自動車(EV)生産のエコシステムを構築するハブとして「EV36Zero」を公開したものです。CO2を出さないゼロエミッションに向けて、新たに360度のソリューションを確立していくという壮大な計画です。
その具体的な取り組みとして、アリアに続く新世代のクロスオーバーEVを英国サンダーランド工場で生産することを発表しました。そして、この新世代クロスオーバーEVこそ、次期「リーフ」と言われています。
今回はエクステリアのデザインには、ラジエータグリルを一新し、日産「セレナ」「ルークス」「デイズ」「サクラ」で採用されている「デジタル・Vモーション」を採用します。V字型のグリルと積極的なヘッドライトが組み込まれる。更にボディカラーには新色をラインナップします。
日産 新型「リーフ」フルモデルチェンジ インテリア について
新しいインストルメントパネルは、これまで以上にスタイリッシュで機能的になり、ドライバーに必要な情報をわかりやすく表示します。中央には、大型のインフォテインメントスクリーンが配置されます。このスクリーンは、高精細なグラフィックと直感的な操作性で、ナビゲーション、音楽、スマートフォン連携など、様々な機能にアクセスできます。ステアリングホイールも一新され、手に馴染む形状と素材で、快適な運転をサポートします。
EV専用プラットフォームの採用により、床面がフラットになり、広々とした足元空間を実現。乗員はゆったりとくつろぐことができます。メーターには、12.3インチのフル液晶デジタルメーターを採用。鮮やかな表示で、速度やバッテリー残量などの重要な情報を瞬時に確認できます。さらに、電動パーキングブレーキ&ホールド機能も搭載。ボタン操作でパーキングブレーキのON/OFFができるようになり、利便性が向上します。このように、次期リーフのインテリアは、デザイン、機能、快適性のすべてにおいて進化し、ドライバーと乗員に、より上質な移動体験を提供してくれるでしょう。
日産 新型「リーフ」フルモデルチェンジ 安全装備 について
日産の新型リーフには、最新の運転支援システムが搭載されて、より安全で快適なドライブを実現します。
プロパイロット2.0
高速道路では、ハンドルから手を離して運転できる「ハンズオフ」が可能になります。 これは、車に搭載されたたくさんのセンサーやカメラ、そして地図情報を使って、周りの状況をしっかり把握することで実現しています。 もしもの時は、システムが警告を出したり、車を停止させたりして、安全を守ってくれます。 メーターの画面の色が変わって、システムがどんな状態なのかもすぐにわかります。
プロパイロット パーキング
駐車が苦手な方でも安心! 駐車スペースを自動で見つけて、ハンドル操作などをサポートしてくれるので、簡単に駐車できます。 前向き、後向き、縦列駐車、どんな駐車方法にも対応しています。
プロパイロット リモート パーキング
なんと、車から降りて、リモコン操作で駐車することもできます。 狭い場所でも、楽に駐車できますね。
このように、新型リーフは、最新の技術で、ドライバーをサポートしてくれる、頼もしい車になっています。
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日産 新型「リーフ」フルモデルチェンジ 予想スペック
スペック | リーフ 予想スペック |
---|---|
全長 | 4,500mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,700mm |
乗車定員 | 5名 |
パワートレイン | 電気モーター |
バッテリー容量 | 60kWh / 80kWh |
航続距離 | 400km / 550km(WLTCモード) |
駆動方式 | 2WD / 4WD(e-4ORCE) |
充電時間 | 急速充電30分(80%まで) |
価格 | 400万円~ |
リーフ 予想スペック
リーフについて
初代 ZE0型
2009年8月2日に発表され、2010年12月に発売となった。2012年11月20日マイナーチェンジ。2014年1月8日特別仕様車「エアロスタイル」を発売。2014年5月15日創立80周年記念特別仕様車「X 80th Special Color Limited」を発売。2016年10月3日世界累計販売20万台達成記念特別仕様車「thanks edition」を発売。
2代目 ZE1型
2017年9月6日フルモデルチェンジ。2017年10月2日発売。2018年6月1日特別仕様車「X 10万台記念車」を発売。2018年7月19日「NISMO」が発表された2018年7月31日発売。2019年5月23日オーテックジャパンが手掛けるカスタムカー「AUTECH」が発表された2019年6月21日発売。2019年7月25日特別仕様車「X Vセレクション」が発売された。2019年12月16日マイナーチェンジが発表された2020年2月発売。2020年1月16日「AUTECH」に「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を設定することが発表された2020年2月発売。2020年7月20日「NISMO」が性能向上。2021年4月一部改良し特別仕様車「アーバンクローム」追加。一部仕様向上 2022年夏発売。2022年12月22日より注文受付再開と価格改定。
リーフ スペックについて
スペック | リーフ | リーフ e+ |
---|---|---|
全長 | 4,480mm | |
全幅 | 1,790mm | |
全高 | 1,540mm | 1,545mm |
ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン | 通常モデル 「EM57」型 |
ハイパフォーマンスモデル 「EM57」型 |
最高出力 | 110kW(150ps)/ 3283-9795rpm |
160kW/(218ps) 4,600-5,800rpm |
最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/ 0-3283rpm |
340Nm(34.7kgm)/ 500-4,000rpm |
乗車人数 | 5人乗り | |
空力抵抗(Cd値) | 0.28 | |
車両重量 | 1,490-1,520kg | 1,670~1,680kg |
普通充電 | 6時間(3kW)/ 8時間(6kW) |
12.5時間(6kW) |
80%まで充電する のにかかる時間 (急速充電) |
40分 | 60分 |
リチウムイオンバッテリー | 40kWh | 62kWh |
JC08モード航続距離 | 400km | 570km |
WLTPモード航続距離 | 322km | 458km |
日産 リーフ 新価格
グレード | 原動機 | 駆動 方式 |
バッテリー 容量 |
価格(10%) |
---|---|---|---|---|
X | EM57 | 2WD | 40kWh | 4,081,000円 |
X Vセレクション |
4,318,600円 | |||
G | 4,448,400円 | |||
AUTECH | 4,444,000円 | |||
NISMO | 4,642,000円 | |||
e+ X | 60kWh | 5,253,600円 | ||
e+ G | 5,834,400円 | |||
e+ AUTECH | 5,616,600円 |
日産ニュースリリース