三菱自動車の軽自動車SUV「パジェロミニ」がフルモデルチェンジされ、2025年に発売されると予想されています。このモデルは1994年にデビューし、2012年に生産が終了しましたが、13年ぶりに復活することになります。 今回は、この新型モデルがどのような特徴を持つのか、詳しく見ていきましょう。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ について
新型「パジェロミニ」は、三菱の最新デザイン言語「ダイナミックシールド」を採用しており、力強く立体的なフロントグリルとフェンダーが特徴です。デイタイムランニングランプにはLEDランプが使われています。ボディサイズは軽自動車の規格ギリギリに収まるサイズで、先代モデルは2ドアでしたが、新型では初めて4ドアモデルとなります。
プラットフォームはeKシリーズと共通のCMF-Aを使用しています。また、ライバルであるスズキのジムニーにはない「マイルドハイブリッド」を採用しており、WLTCモード燃費も非常に良好です。さらに、電動パーキングブレーキ&オートホールド機能やデジタルインナーミラーも搭載しています。
安全装備としては、予防安全技術「e-Assist」に加え、「MI-PILOT(マイパイロット)システム」も採用しています。
パジェロミニの予想CG画像のデザインでは三菱のダイナミックシールドと4ドアタイプであることが予想されています。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 安全装備 について
新型「パジェロミニ」には、高速道路での同一車線運転支援機能「マイパイロット」が搭載されています。これは、全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロール(LCC)と車線維持支援機能(LKA)を組み合わせたものです。また、運転支援機能「e-Assist」も採用されています。
「e-Assist」には、以下の8つの機能が含まれます。
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM、歩行者検知付)
- 踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)
- オートマチックハイビーム(AHB)
- 標識認識システム(TSR)
- 先行車発進通知(LCDN)
- 車線逸脱警報システム(LDW)&車線逸脱防止支援機能(LDP)
- ふらつき警報(LDA)
- 前方衝突予測警報(PFCW)
さらに、移動物検知機能付きのマルチアラウンドビューモニターも搭載しています。ラゲッジスペースに荷物が多くて後方が見えにくい場合や、夜間・雨天時には、リアカメラの映像をルームミラー上に映し出すデジタルルームミラーが便利です(グレードにより標準装備またはメーカーオプション)。
また、車両の安定性を高めるアクティブスタビリティコントロール(ASC)や、対向車や先行車にハイビームを照射しないように照射範囲を調整するアダプティブLEDヘッドライト(ALH)も採用されています(ALHは一部グレードにメーカーオプション)。
エアバッグは、運転席と助手席、サイド、カーテン、運転席ニーの合計7つが装備されています。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 予想 スペック について
新型「パジェロミニ」は、日産の「ルークス」や「eKスペース」、そして「デリカミニ」をベースにしているため、ライバルの「ジムニー」にはない「マイルドハイブリッド」を採用しています。このため、他社の車と比べてもWLTCモードでの燃費が非常に良好です。
スペック | パジェロミニ ターボ車 | パジェロミニ NA |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,645mm | 1,645mm |
ホイールベース | 2,445mm | 2,445mm |
エンジン | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC インタークーラーターボ +モーター | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC +モーター |
最高出力 | 47kW(64ps)/ 5,600rpm | 38kW(52ps)/ 6,400rpm |
最大トルク | 100Nm(10.2kgm)/ 2,400rpm~4,000rpm | 60Nm(6,1kgm)/ 3,600rpm |
モーター 最高出力 | 2.0kW(2.7ps)/ 1,200rpm | - |
モーター 最大トルク | 40Nm(4.1kgm)/ 100rpm | - |
トランスミッション | CVT (エクストロニック) /5速MT | CVT (エクストロニック) /5速MT |
駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 予想 価格 について
新型「パジェロミニ」の価格については、最大のライバルであるスズキの軽SUV「ジムニー」を意識した設定になる可能性が高いです。参考までに、2024年モデルのジムニーの価格は1,654,400円から2,002,000円となっています。したがって、「パジェロミニ」も同様の価格帯になることが予想されます。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジの噂
三菱のパジェロミニがフルモデルチェンジして復活するという噂がある中、他の車種のフルモデルチェンジが優先されているため、パジェロミニの開発が遅れている様子です。特に、最近ではデリカミニやトライトンなど次々と新モデルを投入しており、優先順位があるものと思われます。しかし、スズキのジムニーがフルモデルチェンジ後から今まで大ヒットしており、ライバル車種となるパジェロミニもフルモデルチェンジして市場に投入を目指しているものと思われます。
三菱 新型 パジェロミニ はありなのか?
2023年3月10日、三菱自動車は新中期経営計画「Challenge 2025」を発表し、今後5年間で全16車種(うち電動車9車種)を投入する予定であることを明らかにしました。これにより、積極的に新モデルの投入が行われます。
最近発売された「デリカミニ」がありながらはありなのか?という当然ながら疑問の声もありますが、三菱では一番販売力や商品力の高いSUVのコンパクトバージョンという位置付けをすることにより「パジェロミニ」は独自の需要を持つモデルになるでしょう。
パジェロミニの歴史について
三菱自動車工業が生産・販売していた軽SUVである。シャーシはモノコックボディにラダーフレームを合わせたビルドインモノコック構造を採用。発表当時、「人気車パジェロの弟分」として、車名を一般公募したことでも話題となった。
パジェロの技術を最大限に凝縮した、軽自動車を発売。車体は、ラダーフレームのようにプレス加工された部材をフロアパンに溶接した、ビルドインフレームのモノコック構造である。
軽自動車規格の変更に対応してフルモデルチェンジした。独自のモノコック高剛性ボディを基にし、衝突時のエネルギーを吸収して緩和する「クラッシャブルボディ構造」などを採用したり、緊急時のブレーキをサポートする「ブレーキアシスト機構」などを装備。縦基調の大型フロントグリルを採用した「デューク」や丸目4灯式ヘッドライトを採用した「リンクス」といった派生車種の存在からも窺える。2003年9月未明マイナーチェンジ。フロントグリルをメッキタイプに改め、装備やボディカラーの見直しも行った。
2012年6月生産終了。以降は在庫のみの販売となる。2013年1月ホームページへの掲載を終了した。
2025年の可能性が高そうだ。
編集部から一言
SUVの世界的人気は現在も続いており、各メーカーから様々な新車が発売されています。三菱も最近、クロスオーバーSUVに力を入れており、「アウトランダーPHEV」、「エクリプスクロス」、「RVR」などのモデルを展開しています。また、アウトドアモデルとして「デリカD:5」や「デリカミニ」、そして2024年には「トライトン」を発売しました。しかし、このラインナップで唯一欠けているのが本格的な軽自動車のSUVモデルです。
特に、「デリカミニ」は発売開始から約3ヶ月で約9,000台と好調な販売実績を示しています。したがって、名車である「パジェロミニ」を復活させる理由は十分にあります。差別化としては、高い悪路走破性を備える点で他モデルと違いを出すことが考えられます。
同じカテゴリーで18年ぶりにフルモデルチェンジを果たした「ジムニー」は、同ジャンルのライバルが少ないため、発売当初から現在に至るまで納車待ちが続くほどの人気です。この市場に三菱が参入しない理由はないと考えられます。
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