ステランティスの傘下となる「ランチア」ブランド 復活となる新型EVモデル「イプシロン(Ypsilon)」を2024年2月2日に告知し、2024年2月14日に公式発表される。サブコンパクトモデル(ヨーロッパではスーパーミニと呼ばれる)となるモデルは、EV専用の限定版グレード「ランチア イプシロン カッシーナ」を発表。ランチアは、ブランド創立年を記念して「番号が付けられ認定されたユニット」を1,906台製造する予定だ。
ランチア 新型「イプシロン」について
ランチアは新しいスタイリング言語の最初の量産モデルとして機能する新型「イプシロン」には、「カリス」グリルの照明付きバージョンと、象徴的なランチア ストラトスからインスピレーションを得た丸いテールライトが組み込まれている。「Lancia Pu+Ra HPE コンセプト」によってプレビューされ、今後「ガンマGamma 」 クロスオーバーや「デルタ(Delta)」 ハッチバックを含む将来のすべてのモデルに共通したコンセプトである。
「Pu+Ra」という名前は、同社の新しい純粋で急進的な設計言語に由来し「HPE」は「High Performance Electric」の略で、元々は「High Performance Estate」を意味していた 1970年代の Beta HPE への敬意を表している。
1,906台限定モデル「ランチア イプシロン カッシーナ」
ランチア・イプシロン 限定版カッシーナは2024年2月14日以降にすぐに注文を受け付ける予定。同社はイタリアのファンに対し、公式ウェブサイトを通じて「拘束力のない」関心表明フォームを提出することで「1906年の1年」キャンペーンに参加するよう奨励している。13年前に発売されたランチア「イプシロン」はイタリアでのみ販売、新世代はブランドのディーラー ネットワークの拡大に伴い、より多くのヨーロッパ市場で販売される予定。
ランチア 新型「イプシロン」エクステリア について
同じくステランティスの傘下のプジョー「208」とオペル「コルサ」と兄弟車となる、新型「イプシロン」エクステリアは、フロントバンパーの通常よりも低い位置に取り付けられた多角形のヘッドライトと、外装周囲の光沢のある黒のアクセントが含まれている。
ランチア 新型「イプシロン」インテリア について
ランチアによれば、キャビンがイタリアのリビングルームに似ているように、高品質の素材とユニークなデザイン機能に重点が置かれています。この感覚は、素材と色の選択に貢献したイタリアの高級家具ブランド、カッシーナとのコラボレーションのおかげで強調されている。ノスタルジックな「カネロニ」モチーフのベルベット張りのシートやコーヒーテーブルのような円形のセンターコンソールなどが特徴です。 SALA (Sound Air Light Augmentation) インフォテインメント システムを導入した最初のモデルでもあり、このシステムは将来全製品に採用される予定です。デジタル コックピットはデュアル スクリーン レイアウトになっており、ダッシュボード上部の照明付きの球体はAI で強化された仮想アシスタントとして機能すると考えられます。
ランチア 新型「イプシロン」インテリア スペック について
公式に示されている数値はWLTP航続距離、1回の充電で403kmとなる。この走行距離は、同じサイズとプラットフォームのさまざまなステランティス EV間で共有されると同様の54kWhバッテリー パックの使用によって達成されると考えられる。プジョー「e-208」やオペル 「コルサ Electric」さらにはジープ「アベンジャー」など、他の多くのステランティス車と(CMP/eCMP)プラットフォームを共有。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→プジョー 新型 208 マイナーチェンジ 魅力的で洗練されたデザインと技術を搭載 2023年7月5日発表
ランチア イプシロン カッシーナ
https://www.lancia.it/mondo-lancia/ypsilon-elettrica-cassina