マクラーレンは、同社初のプラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカー新型「アルトゥーラ」の改良を行い「スパイダー」追加し2024年2月27日発表・欧州で発売を開始した。
マクラーレン 新型「アルトゥーラ」改良 について
マクラーレン初のハイブリッドスーパーカー、アルトゥーラは、当初いくつかの課題がありました。エンジン音や電気走行距離に対する批判、クーペのみの展開などが指摘されていました。課題を克服するために、マクラーレンはオープンモデル「アルトゥーラ スパイダー」を投入しました。クーペと比べて62kg重いものの、カーボンファイバーとアルミニウムの構造により軽量化を実現。
さらに、3.0L V6エンジン出力は19hp向上し、 最高出力596hp(605PS)となり、デュアル クラッチ トランスミッション内に内蔵された電気モーターによって生成される 94hp (95PS) が追加。合計690hp(700PS)と 531lb-ft(720Nm)となった。0-100km/h加速は3.0秒、最高速度330km/hと、クーペと同等の性能を誇る。また、排気システムの改良により、よりスポーティーなサウンドを実現。サスペンション、トランスミッション、ABSの改良に加え、電気モードでの航続距離が31kmから33kmに延長された。停止状態から急加速する際に、タイヤを空転させながら加速する「スピニング・ホイール・プルアウェイ」を搭載。これは、スーパーカーでは珍しい機能。クーペモデルも同様のアップデートを受ける。
アルトゥーラ スパイダーの価格は281,108ドル/221,500ポンドで、クーペよりも約25,000ドル高くなっています。しかし、オープンエアでの爽快な走りとクーペと同等の性能を考えると、魅力的な価格と言えるでしょう。
マクラーレン 新型「アルトゥーラ」改良 スペックについて
スペック | アルトゥーラ |
---|---|
全長 | 4,539mm |
全幅 | 1,976mm |
全高 | 1,193mm |
ホイールベース | 2,640mm |
エンジン | 3.0L V6エンジン +モーター |
最高出力 | 596hp(605PS) |
最大トルク | 431lb-ft(585Nm) |
モーター 最高出力 | 95PS |
モーター 最大トルク | 225Nm |
システム 最高出力 | 690hp(700PS) |
システム 最大トルク | 531lb-ft(720Nm) |
トランス ミッション | 8速デュアルクラッチ |
駆動方式 | MR |
バッテリー容量 | 7.4 kWh |
0-100km/h加速 | 3.0秒 |
EV走行可能距離 | 33km |
最高速度 | 330km/h (リミッター) |
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マクラーレン 新型「アルトゥーラ」まとめ
アルトゥーラ スパイダーは、マクラーレン初のハイブリッドスーパーカーのオープンモデルです。軽量化、パワーアップ、サウンドの向上など、クーペの課題を克服しています。さらに、糸車プルアウェイモードなど、ユニークな機能も搭載しています。オープンエアで楽しめるハイブリッドスーパーカーを求めている人にとって、アルトゥーラ スパイダーは最適な選択肢と言えるでしょう。
新型 アルトゥーラについて
マクラーレンの新しいスーパーカーは環境に優しいスーパーカーとしてプラグインハイブリッド(PHEV)を採用した「ハイパフォーマンス・ハイブリッド」に軽量化された「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー」を採用。
7.4kWhのリチウムイオンバッテリーパックに3.0L V型6気筒 ツインターボガソリンエンジン+モーター、新しい8速トランスミッションが装備。最高出力577hp(430kW / 585PS)、最大トルク431lb-ft(585Nm)、モーター最高出力95PS、モーター最大トルク225Nmを発生、システム全体で最高出力671hp(500kW/680PS)、最大トルク531 lb-ft(720Nm)となる。0-100km/h加速は3.0秒を実現する。0-200km/h加速は8.3秒。0-300km/hは21.5秒。最高速度330km/h。
インテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロールなどを採用した先進運転支援システム(ADAS)や新インフォテインメントシステムを採用する。
マクラーレン 新型 アルトゥーラ プラグインハイブリッドスポーツカー 2021年2月17日発表
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