中国のEV市場で旋風を巻き起こす、トヨタの新型EV「bZ3C」。広州モーターショー2024でその詳細が2024年11月15日発表され、2025年の発売を予定しています。
世界最大の自動車市場である中国では、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでいます。トヨタ自動車は、この巨大市場において電動化戦略を加速させており、中国のニーズに特化したEVを続々と投入しています。
トヨタ bZ3C 概要について
- トヨタのEVシリーズ「bZ」に加わった新型クーペSUV。
- 中国市場専売モデルとして、2025年春までに発売予定。
- 第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」と、BYDとの合弁会社「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY(BTET)」が中心となって開発。
- 若者世代をターゲットに、スポーティで洗練されたデザインを採用。
- 高度な自動運転機能の搭載が期待される。
エクステリア
- シャープなヘッドライトと流れるようなルーフラインが特徴。
- 全長4780mm×全幅1866mm×全高1510mm、ホイールベース2880mm。
- 18インチと21インチの2種類のホイールサイズを用意。
インテリア
- コンセプトモデルで発表された「Reboot」をテーマにした、若者向けのスポーティなデザイン。
- 赤いシートやトリムがアクティブな雰囲気を演出。
パワートレイン
- BYD製のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載。
- モーターの最大出力は200kW。
- 航続距離は中国のCLTC基準で500~600km程度と予想される。
bZシリーズに新たに加わったクーペSUV 一汽トヨタ 新型 bZ3C
2024年4月に開催された北京モーターショー2024で、トヨタは中国市場専売となる新型EV「bZ3C」を世界初公開しました。bZ3Cは、トヨタのEVシリーズ「bZ」に加わった、スタイリッシュなクーペSUVです。
一汽トヨタ 新型 bZ3C 若者をターゲットにしたスポーティなデザイン
bZ3Cのデザインは、若者世代をターゲットに、スポーティさと洗練さを兼ね備えています。シャープなヘッドライトと流れるようなルーフラインが、ダイナミックな印象を与えます。ボディサイズは全長4780mm×全幅1866mm×全高1510mm、ホイールベースは2880mmで、ハリアーに近いサイズ感です。
サイドビューでは、クーペスタイルのシルエットが際立ちます。18インチと21インチの2種類のホイールサイズが用意され、足元をスタイリッシュに演出。ルーフを低く見せるデザインにより、SUVでありながらスポーティな印象を与えています。
一汽トヨタ 新型 bZ3C 先進技術と快適性を両立したインテリア
インテリアは、コンセプトモデルで発表された「Reboot」をテーマに、若者世代の心を掴むデザインとなっています。赤いシートやトリムが、アクティブな雰囲気を醸し出しています。
フロントガラス上部にはLiDARユニットのようなものが確認されており、高度な自動運転機能の搭載が期待されます。
一汽トヨタ 新型 bZ3C BYDとの共同開発によるパワートレイン
bZ3Cは、第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」と、BYDとの合弁会社「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY(BTET)」が中心となって開発されました。
パワートレインには、BYD製のリン酸鉄リチウムイオン電池と、最大出力200kWのモーターを搭載。航続距離などの詳細はまだ発表されていませんが、中国のCLTC基準で500~600km程度になると予想されます。
中国市場におけるトヨタのEV戦略
トヨタは、中国市場において、現地の声を積極的に取り入れた商品開発を進めています。bZ3Cも、中国の消費者のニーズを徹底的に分析し、開発されました。
近年、中国の自動車市場では、車内で過ごす時間をより快適に、より有意義にするための機能が重視されています。トヨタは、こうしたトレンドの変化に対応するため、中国メーカーとの連携を強化し、中国市場に最適化されたEVを開発しています。
bZ3Cは、2025年春までの発売を予定しています。トヨタは、この新型EVを投入することで、中国市場における電動化戦略をさらに加速させていく考えです。
一汽トヨタ 新型 bZ3C スペック
項目 | bZ3C |
---|---|
ボディサイズ | 全長 4780mm × 全幅 1866mm × 全高 1510mm |
ホイールベース | 2880mm |
車両重量 | 未発表 |
モーター | |
- 種類 | 永磁同期モーター |
- 最高出力 | 200kW (268hp) |
- 最大トルク | 未発表 |
バッテリー | |
- 種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
- 容量 | 未発表 |
駆動方式 | 前輪駆動 (FWD) |
航続距離 | |
- CLTC基準 | 500~600km (予想) |
充電時間 | 未発表 |
タイヤサイズ | 225/60R18 または 225/45R21 |
サスペンション | |
- 前 | マクファーソンストラット式 |
- 後 | マルチリンク式 |
ブレーキ | |
- 前 | ベンチレーテッドディスク |
- 後 | ディスク |
安全装備 | |
- Toyota Safety Sense | 搭載 (詳細未発表) |
- 自動運転機能 | 高度な自動運転機能を搭載予定 (詳細未発表) |
編集部から一言
トヨタ bZ3C、スタイリッシュなデザインでワクワクしますね!中国市場専売なのがもったいない!日本での発売も期待したいところです。
EVの進化は本当に目覚ましいですね。今後も最新情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!
一汽トヨタ