MENU

フィアット新型600ハイブリッド 日本上陸!価格、燃費、デザイン、装備まで徹底解説 – ブランド初のマイルドハイブリッドSUVの魅力に迫る

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。
fiat-auto-600-hybrid

フィアットブランドが誇る人気SUV「フィアット600(Seicento/セイチェント)」のラインナップに、待望の新モデル「フィアット600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」が加わり、2025年5月27日、ついに日本市場での発売が開始されました。この新型モデルは、フィアットにとって初のマイルドハイブリッドシステムを搭載した意欲作であり、ブランドの新たな電動化戦略を象徴する一台として、大きな注目を集めています。

フィアット新型600ハイブリッド 日本発売

  • モデル名: フィアット600 Hybrid (セイチェント ハイブリッド)
  • 日本発売日: 2025年5月27日
  • 特徴: フィアットブランド初のマイルドハイブリッドシステム搭載SUV。電気自動車「600e」に続くラインナップ拡充。

価格

  • 600 Hybrid: 3,650,000円
  • 600 Hybrid La Prima: 4,190,000円
  • 600 Hybrid La Prima ローンチプライス: 3,990,000円 (600台限定、通常価格より20万円引き)
  • 参考:FIAT 600e La Prima (電気自動車): 5,550,000円

パワートレイン (600 Hybrid)

  • システム: 新開発1.2L 直列3気筒ガソリンターボエンジン + 48Vマイルドハイブリッドシステム
  • トランスミッション: 電動モーター内蔵6速DCT
  • システム合計出力: 145馬力
  • 走行性能:
    • 電動モーターアシストによるスムーズな加速
    • 最大約30km/hまでの100%電動走行が可能
    • 市街地走行で1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態を実現
  • 燃費 (WLTCモード): 23.2km/L

エクステリアデザイン

  • コンセプト: フィアット「500」シリーズのレトロモダンな魅力とSUVのクロスオーバースタイルを融合。初代「600」や「500e」からインスピレーション。
  • フロント: 「BIG SMILE」コンセプト、ヘッドライトに「600」ロゴ
  • リア: テールランプに「600」ロゴ、「FIAT」ロゴ
  • その他: グロスブラックのアクセント、18インチダイヤモンドカットアルミホイール
  • ボディカラー (全4色):
    • サンセットオレンジ
    • スカイブルー
    • ホワイト
    • シーグリーン (Hybrid専用色)

ボディサイズ

  • 全長 x 全幅 x 全高: 4200mm x 1780mm x 1595mm
  • ホイールベース: 2560mm
  • 車重 (MHEVモデル): 1300kg
  • 特徴: 「500X」よりコンパクト化。ジープ「アベンジャー」と基礎を共有。

インテリアデザイン

  • コンセプト: 初代「600」のデザイン要素 (2スポークステアリング、丸型メータークラスター、楕円形ダッシュボード) を採用し、「Dolce Vita」の世界観を表現。
  • ベースモデル: ボディ同色ダッシュボード、ブラック色のファブリックシート (FIATモノグラム入り)
  • La Prima: アイボリーのダッシュボード、エコレザーシート (FIATモノグラム入り)
  • 装備:
    • 7インチデジタルメータークラスター
    • 10.25インチタッチスクリーン式インフォテインメントシステム「Uconnect」 (Apple CarPlay/Android Autoワイヤレス対応)
  • ユーティリティ:
    • ラゲッジスペース: 通常時385L (EVモデル360L)、後席格納時最大1256L (EVモデル1231L)
    • フロント収納: 合計約30L (15L大容量センターコンソール含む)

安全装備・運転支援システム

  • アダプティブクルーズコントロール (ACC、Stop&Go機能付き)
  • レーンポジションアシスト (フィアットブランド初)
  • レーンキーピングアシスト (LKA)
  • トラフィックサインレコグニション (TSR)
  • ブラインドスポットモニター
  • フォワードコリジョンワーニング (FCW)
  • 衝突被害軽減ブレーキ (歩行者検知機能付き)
  • ドライバーアテンションアラート
  • アクティブランバーサポート (運転席、フィアットブランド初)
  • ハンズフリーパワーリフトゲート (フィアットブランド初)
  • キーレスエントリー (プロキシミティセンサー付き、フィアットブランド初)

関連モデル

  • フィアット600e (電気自動車モデル):
    • 出力: 156ps/27.5kgm
    • 0-100km/h加速: 9秒
    • バッテリー容量: 54kWh
    • 航続距離: 493km (日本仕様)
  • アバルト600e (海外設定のハイパフォーマンスモデル):
    • Turismoグレード: 出力240ps/35.2kgm、0-100km/h加速6.24秒、専用内外装、トルセンLSDなど
    • Scorpionissima限定モデル: 出力280ps、0-100km/h加速5.85秒 (1949台限定)

まとめ

  • フィアット600ハイブリッドは、イタリアンデザイン、効率的なマイルドハイブリッド技術、先進安全装備を兼ね備えたコンパクトSUV。
  • 多様化する市場ニーズに応え、幅広い顧客層にアピールするモデル。
  • 日本のコンパクトSUV市場で新たな選択肢となることが期待される。
目次

日本市場におけるフィアットの新戦略:初のマイルドハイブリッド投入と魅力的な価格設定

「フィアット600 Hybrid」の価格帯は365万円から419万円に設定され、特に上位グレード「La Prima」には600台限定で20万円引きとなる399万円のローンチプライスが用意されるなど、魅力的な価格設定も実現しています。フィアット600は、2024年9月に電気自動車(BEV)モデルである「600e」が日本に導入され、その個性的なデザインと先進性で好評を博しました。今回、新たに追加された「600 Hybrid」は、この600シリーズに内燃機関の選択肢をもたらすものであり、より幅広い顧客層のニーズに応えることを目指しています。

フィアット初!新開発48Vマイルドハイブリッドシステムの詳細

搭載されるパワートレインは、新開発の1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンに、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせた、新世代の48Vマイルドハイブリッドシステムです。このシステムは、フィアットブランドとして初めて採用されるもので、電動モーターのアシストにより、発進時から低速域にかけて力強いトルクを発生させ、非常にスムーズで心地よい加速フィーリングを提供します。

スムーズな加速と優れた効率性:電動アシストとEV走行の実現

特筆すべきは、このマイルドハイブリッドシステムが実現する優れた効率性です。走行状況に応じて、最大で約30km/hまでの速度域では100%電気モーターのみによる走行が可能となっており、特に信号待ちや渋滞が多い都市部での走行においては、1時間あたり約50%の時間はエンジンを停止させることが可能であるとされています。これにより、市街地での実用燃費が飛躍的に向上しています。高速道路などでの定速走行時にはエンジンを主動力とし、中速域では走行状況に応じてエンジンとモーターを巧みに切り替えることで、効率的な走りを実現します。このシステム全体の合計出力は145馬力に達し、軽快なドライビングプレジャーと環境性能を高次元で両立させています。

レトロモダンとSUVスタイルの融合:新型フィアット600ハイブリッドのデザイン哲学

エクステリアデザインに目を向けると、新型フィアット600ハイブリッドは、フィアット「500」シリーズから受け継がれるレトロモダンな魅力と、SUVならではの力強いクロスオーバースタイルが見事に融合されています。そのデザインは、1955年に登場した初代「フィアット600」や、現代のアイコンである「フィアット500e」からインスピレーションを得ており、随所にそのエッセンスが散りばめられています。

「BIG SMILE」コンセプトとアイコニックなディテール

フロントフェイスは「BIG SMILE」をコンセプトに、愛らしいヘッドライトを目に見立て、どこかいたずら心をくすぐるような笑顔を表現しています。開口部を縮小したフロントグリルやヘッドライト、さらにはテールランプにも「600」の文字がさりげなく配置され、デザイン性とアイデンティティを強調しています。リアには「FIAT」のロゴが配され、全体のスタイリングを引き締めています。また、グロスブラックのアクセントパーツが随所に採用され、18インチのダイヤモンドカットアルミホイールと共に、洗練された精悍さを際立たせています。

イタリアの色彩を纏う:魅力的なボディカラーラインナップ

ボディカラーのラインナップも魅力的です。イタリアの鮮やかな情景を彷彿とさせる「サンセットオレンジ」、「スカイブルー」、「ホワイト」の3色に加え、ハイブリッドモデル専用色として、イタリアの美しい海をイメージした「シーグリーン」が新たに設定され、合計4色から選択可能です。これらのカラーは、フィアットならではの遊び心とデザインへのこだわりを感じさせます。

日本の道にフィットするコンパクトボディと実用的なパッケージング

ボディサイズは、全長4200mm、全幅1780mm、全高1595mm、ホイールベースは2560mmと、日本の道路事情にもマッチするコンパクトな設計となっています。車重はマイルドハイブリッドモデルで1300kg、EVモデルの「600e」では1580kgです。これまで販売されてきたSUVモデル「フィアット500X」(全長4280mm、全幅1795mm、全高1610mm)と比較すると若干コンパクト化されており、取り回しの良さが向上しています。また、ステランティスグループの最新プラットフォームを採用することで、空間効率を高め、実用的な室内空間とラゲッジスペースを確保しています。ちなみに、基礎を共有するモデルとしてジープブランドの「アベンジャー」(全長4075mm、全幅1750mm、全高1630mm)が存在します。

「Dolce Vita」を体現する上質な室内空間と初代600からのインスピレーション

インテリアデザインにおいても、フィアットの伝統と最新技術が融合されています。初代フィアット600の象徴的なデザイン要素である2スポークステアリングホイール、丸型のメータークラスター、そして楕円形のダッシュボードパネルなどが現代的に再解釈され、採用されています。これにより、乗員はフィアットが提唱する「Dolce Vita(ドルチェ=ヴィータ:甘い生活)」の世界観を存分に味わうことができます。ベースモデルではボディ同色のダッシュボードパネルと、FIATモノグラムが施されたブラック色のファブリックシートが組み合わされます。一方、上位グレードの「La Prima」では、アイボリーのダッシュボードパネルと、同じくFIATモノグラム入りのエコレザーシートが採用され、より上質で洗練された空間を演出します。

先進のデジタルインターフェース:7インチメーターと10.25インチUconnectシステム

ドライバーインターフェースには、視認性に優れた7インチのデジタルメータークラスターと、ダッシュボード中央には大型の10.25インチタッチスクリーン式インフォテインメントシステム「Uconnect」が搭載されています。このシステムはApple CarPlayおよびAndroid Autoにワイヤレスで対応しており、スマートフォンの機能を車内でシームレスに利用することが可能です。ナビゲーション、音楽再生、通話など、多彩な機能を直感的に操作できます。

クラストップレベルの積載性と豊富な収納スペース

ユーティリティ面も充実しており、ラゲッジスペースは通常時で385リットル(EVモデルの600eは360リットル)というクラストップレベルの容量を確保しています。さらに、後部座席を倒すことで最大1256リットル(EVモデルの600eは1231リットル)まで拡大可能で、大きな荷物も余裕で積載できます。また、フロントシート周りには、15リットルという大容量のセンターコンソールをはじめ、合計で約30リットルにも及ぶ豊富な収納スペースが用意されており、日常の使い勝手を大きく向上させています。

WLTCモード23.2km/L達成:マイルドハイブリッドがもたらす優れた経済性

燃費性能については、WLTCモードで23.2km/Lという優れた数値を達成しています。これは、マイルドハイブリッドシステムによる効率的なエネルギーマネジメントの賜物であり、SUVでありながら経済性の高さも魅力の一つとなっています。

最新鋭のセーフティ機能:フィアットブランド初採用の先進システムも搭載

安全性と運転支援システムも最新のものが惜しみなく投入されています。フィアットブランドとして初めて採用される機能も多く、ドライバーの負担を軽減し、安全で快適なドライブをサポートします。

安心と快適を高める多彩な運転支援技術

具体的には、前方を走行する車両を検知し、適切な車間距離を維持する「アダプティブクルーズコントロール(ACC、Stop&Go機能付き)」、車線内の任意の位置を維持するようにステアリング操作をアシストする「レーンポジションアシスト」、車線逸脱を警告しステアリング補正も行う「レーンキーピングアシスト(LKA)」、道路標識を認識してディスプレイに表示する「トラフィックサインレコグニション(TSR)」、死角エリアの車両を検知して警告する「ブラインドスポットモニター」、前方衝突の危険を警告する「フォワードコリジョンワーニング(FCW)」、歩行者検知機能付きの「衝突被害軽減ブレーキ」、そしてドライバーの疲労や注意力低下を検知して警告する「ドライバーアテンションアラート」などが標準装備またはグレード別に設定されています。

さらに、快適装備として、運転席にはドライバーの疲労を軽減するリラクゼーション機能「アクティブランバーサポート」が搭載されています。また、両手が荷物でふさがっているような状況でも、リアバンパー下部に足をかざすだけでテールゲートが自動で開閉する「ハンズフリーパワーリフトゲート」や、車両から約1メートル離れると自動で施錠し、車両に約3メートル以内に近づくと自動で解錠する「キーレスエントリー(プロキシミティセンサー付き)」など、利便性を高める機能も充実しており、日常の様々なシーンでドライバーをサポートします。

もう一つの選択肢:電気自動車「フィアット600e」の概要

ここで、フィアット600シリーズのもう一つの顔である、電気自動車モデル「フィアット600e」についても触れておきましょう。こちらは最高出力156馬力、最大トルク27.5kgmを発生する電気モーターをフロントに搭載し、0-100km/h加速は9秒というパフォーマンスを発揮します。搭載されるバッテリー容量は54kWhで、一充電あたりの航続可能距離は欧州WLTPサイクルで493km(日本仕様の数値)と、日常使いには十分な性能を有しています。

究極のドライビングプレジャーを追求:アバルト600eとその限定モデル「Scorpionissima」

さらに、フィアット600eをベースとしたハイパフォーマンスモデルとして、海外では「アバルト600e」も設定されています。このモデルは、フィアットの高性能ブランドであるアバルトの名を冠するにふさわしいチューニングが施されています。標準的な「Turismo」グレードでも、最高出力は240馬力、最大トルクは35.2kgmへと大幅に引き上げられ、0-100km/h加速は6.24秒という俊足ぶりを誇ります。ドライバーは「ツーリスモ」「スコーピオン ストリート」「スコーピオン トラック」という3つの走行モードから、シーンに応じた最適な走りを選択できます。駆動方式は前輪駆動で、トルセン式LSD(リミテッドスリップデフ)が装備され、卓越したトラクション性能とコーナリング性能を実現します。

アバルト600eはエクステリアも専用デザインとなり、アグレッシブなフロント&リアバンパー、大径20インチアロイホイール、大型リアスポイラーなどが装着されます。ブレーキシステムにはアルコン製の高性能ブレーキが採用され、サスペンションもスポーツチューニングが施され、リアにはアンチロールバーが追加されています。トレッドもワイド化され、走行用バッテリーにはパフォーマンスを最大限に引き出すための専用冷却システムが備わっています。インテリアには、ヘッドレスト一体型のサベルト製バケットシートが装備され、ドライバーの身体を確実にホールドし、スポーティーなドライビングをサポートします。

さらに、アバルトブランドの創立年(1949年)にちなんで1949台のみが製造される限定モデル「Scorpionissima(スコルピオニッシマ)」も存在します。この特別なモデルでは、最高出力が280馬力にまで高められ、0-100km/h加速タイムは驚異の5.85秒を達成します。これらのアバルトモデルは、フィアット600の持つポテンシャルを極限まで引き出し、ドライビングの楽しさを追求するエンスージアストに向けた選択肢と言えるでしょう。

戦略的な価格設定:フィアット600ハイブリッドのグレードと価格詳細

さて、話を日本市場に導入された「フィアット600 Hybrid」に戻しましょう。価格は、「600 Hybrid」のベースグレードが365万円、「600 Hybrid La Prima」が419万円となっています。

お得なローンチプライスも設定!より身近になったイタリアンSUV

そして前述の通り、「600 Hybrid La Prima」には、発売を記念して600台限定で通常価格から20万円引きの399万円で購入できるローンチプライスが設定されています。これは非常にお得なオファーと言えるでしょう。参考までに、電気自動車モデルの「FIAT 600e La Prima」の価格は555万円となっています。この新しいハイブリッドモデルの登場により、フィアット600の価格帯はより身近なものとなり、幅広い顧客層にとって魅力的な選択肢となるはずです。

フィアット600ハイブリッドが示すブランドの未来と市場へのインパクト

フィアットは、この新型フィアット600ハイブリッドの導入により、主力SUVであるフィアット600のラインナップを強化し、多様化する市場のニーズにきめ細かく応えていく戦略です。

編集部から一言

伝統的なイタリアンデザインの魅力、最新のマイルドハイブリッド技術による優れた燃費性能と走行性能、そして先進の安全装備と快適装備を備えたフィアット600ハイブリッドは、日本のコンパクトSUV市場において、新たな風を吹き込む存在となることが期待されます。そのスタイリッシュな佇まいと実用性の高さは、日常の足としてはもちろん、週末のレジャーまで、あらゆるシーンでドライバーとその同乗者に「Dolce Vita」な体験を提供してくれることでしょう。フィアットの新たな挑戦を示すこの一台の登場は、ブランドのファンのみならず、個性的なコンパクトSUVを求める多くの人々にとって、見逃せないニュースと言えます。

フィアット

https://www.fiat-auto.co.jp

ステランティス ニュースリリース

https://www.stellantis.jp/news/20250526_fiat_600_hybrid

fiat-auto-600-hybrid

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

目次