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マツダ 新型 CX-3 フルモデルチェンジ 2代目はロータリーEVモデル「e-SKYACTIV R-EV」あり 2025年発売

Mazda-CX-3

マツダは、コンパクトタイプのクロスオーバーSUV新型CX-3のフルモデルチェンジを行い、2025年に発売する予定です。今回のモデルからは電動化が進み、「e-SKYACTIV X」マイルドハイブリッドや、MX-30に搭載されているロータリーEVモデル「e-SKYACTIV R-EV」を採用すると予想されています。先代モデルは2015年に販売を開始しており、ちょうど10年ぶりのフルモデルチェンジとなります。次期型は、一体どんなモデルになるのか、詳しく解説します。

目次

マツダ 2代目 新型「CX-3」フルモデルチェンジについて

CX-3のエクステリアは、新しいデザインを取り入れ、マツダの「Kodo-Soul of Motion」のデザイン哲学に基づいています。アグレッシブなリアエンドを持つ深く彫刻されたフロントフェイシアが特徴です。シャシーも新世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture」を採用し、新たに2.0L 直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」にマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた「e-SKYACTIV G」を搭載しています。この組み合わせにより、最高出力115kW(156PS)/6,000rpm、最大トルク199Nm(20.3kgfm)/4,000rpmを実現し、独自のマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を採用することで、静かでスムーズな加速と上質なドライブフィールを実現し、低燃費な走行が可能です。

新型にはさらに、ロータリーエンジンを発電用に使用する「e-SKYACTIV R-EV」が搭載されます。このモデルでは、「e-SKYACTIV」にシングルロータリーエンジンの発電機を搭載し、走行距離を2倍に増やす設計の「発電用ロータリーエンジン」搭載モデルを採用します。17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50Lの燃料タンクを組み合わせることで、WLTP航続距離は約640kmとなります。

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2021年10月7日に発表された2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画では、ラージ商品群とミッドサイズクロスオーバーSUVのラインアップを充実させる方針が示されました。道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本向けには、2列シートの「CX-60」と3列シートの「CX-80」が提供されます。一方、より大きなサイズや存在感が求められる北米などの市場向けには、ワイドボディ2列シートの「CX-70」と3列シートの「CX-90」が導入されます。これにより、地域ごとに需要に合わせたバリエーションが提供され、顧客のニーズに応えることが期待されています。

日本市場では、「CX-8」が販売終了し、「CX-60」と「CX-80」が新たにラインナップされているという情報ですね。さらに、「CX-3」、「MX-30」、そして「CX-30」などのスモールSUVもラインナップされています。このような幅広いラインナップは、多様な顧客ニーズに対応し、マーケットでの競争力を高めるのに役立ちます。

マツダ 2代目 新型「CX-3」 新技術を多数採用

マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」は、マツダの「Kodo-Soul of Motion」のデザイン哲学を採用しています。これに加えて、車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」も採用されています。これらの技術の組み合わせにより、全方位で洗練されたダイナミック性能を実現しています。

マツダ 2代目 新型「CX-3」 エクステリアについて

エクステリアはデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用し、よりシャープな顔つきのデザインになるでしょう。新型MAZDA3や新型CX-60、新型CX-80と同様のフロントデザインが期待されます。

マツダ 2代目 新型「CX-3」 インテリアについて

インテリアは新型MAZDA3と同様に、メーターパネルを液晶化し、最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチのインフォテインメントシステムが搭載されます。このシステムは「Android Auto」と「Apple CarPlay」にも対応しています。「NEW MAZDA CONNECT」はタッチパネル非搭載で、全ての操作はコマンダーコントロールで行います。また、USBと12Vの接続も装備されています。

マツダ 2代目 新型「CX-3」次世代の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」全車に標準搭載

新型「CX-3」は、「i-ACTIVSENSE」技術を標準装備します。さらに、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能が追加されます。以下は、新たに採用される最新の安全機能の一部です。

  • ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
  • 交通標識認識システム(TSR)
  • フロント・クロス・トラフィック・アラート(FCTA)
  • リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
  • スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)(AT車のみ)
  • リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)(夜間歩行者検知機能あり)
  • AT誤発進抑制制御[前進時](AT車のみ)
  • 先進ライト(ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH))
  • 車線逸脱警報システム(LDWS)
  • 交通渋滞アシスト(TJA)
  • レーンキープアシスト(LAS)
  • ドライバーモニタリング(DM)

これらの先進的な安全機能により、車両周囲の危険を認知し、安全な運転をサポートすることが期待されます。

マツダ 2代目 新型「CX-3」パワートレインについて

新型「CX-3」では、新たに2.0L 直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」にマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた「e-SKYACTIV G」が搭載されます。このエンジンは最高出力115kW(156PS)/6,000rpm、最大トルク199Nm(20.3kgfm)/4,000rpmを発揮し、独自のマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」も搭載されています。このシステムは最高出力5.1kW(6.9PS)/1,800rpm、最大トルク49Nm(5.0kgfm)100rpmを組み合わせ、静かでスムーズな加速と上質なドライブフィールを実現し、低燃費に貢献します。WLTCモード燃費は15.5km/L~16.2km/Lとなります。また、各グレードの装備も見直しが行われる予定です。

さらに、新型「CX-3」ではロータリーEVモデルもラインナップされます。このロータリーEVは、マツダがPHEV(プラグインハイブリッド車)に搭載するために開発した1ローター、排気量830ccのロータリーエンジンを搭載しています。このシリーズハイブリッド方式では、エンジンは発電専用となります。日産ではこれを「シリーズ方式(レンジエクステンダー)」と呼び、「e-POWER」として知られており、現在では販売台数で人気が高まっています。

マツダ 2代目 新型「CX-3」スペックについて

スペックCX-3
e-SKYACTIV-X
エンジン2.0L 直4気筒
エンジン
最高出力140kW(190PS)/
6,000rpm
最大トルク240Nm(24.4kgm)/
4,500rpm
モーター
最高出力
4.8kW(6.5PS)/
1,000rpm
モーター
最大トルク
61Nm(6.2kgfm)/
100rpm
駆動方式2WD/4WD
ミッション6速AT
スペックCX-3
Rotary-EV
エンジン水冷1ローター
エンジン最高出力72ps(53kW)/4,500rpm
エンジン最大トルク112Nm/4,500rpm
モーター最高出力170ps(125kW)
モーター最大トルク260Nm
バッテリーリチウムイオン17.5 kWh
駆動方式2WD
乗車定員5名
WLTCモード燃費15.4km/L
WLTC EV航続距離107km

マツダ 2代目 新型「CX-3」ハイブリッド方式について

ロータリーEVのシリーズハイブリッド方式は、以下のような仕組みで構成されています。

スプリッド方式/シリーズ・パラレル方式(ストロングハイブリッド・ハイブリッド・PHEV)

シリーズ・パラレル方式は、エンジンとモーターが両方の動力源として使用され、走行の始動時や低速走行時は主にモーターが駆動し、一定速度以上や急加速時にエンジンが始動して走行を支援する仕組みです。これにより、燃費の向上が図られますが、本体価格が通常のガソリンモデルよりも高くなる傾向があります。

パラレル方式(マイルドハイブリッド)

パラレル方式では、エンジンとモーターが常に同時に作動し、エンジンが主に駆動力を提供し、モーターが補助的な役割を果たします。モーターの出力は比較的低く、バッテリーも小型化されています。この方式のメリットは、燃費の向上が期待される一方で、本体価格が大幅に上昇することなく、ハイブリッド技術の恩恵を受けることができる点です。

シリーズ方式(各社呼び方がある)

シリーズ方式のハイブリッド車では、エンジンは主に発電専用で使用され、モーターのみが駆動力を提供します。バッテリーから電力を供給して走行し、バッテリーが電気不足になると、エンジンが自動的に発電して電力を補充します。このように、シリーズ方式のハイブリッド車は充電を必要とせずに走行できるため、一般的には「充電いらずの電気自動車(BEV)」として知られています。走行感覚は電気自動車と似ており、特徴的な走りやアクセルペダルのみでの加速・減速が可能です。

CX-3 フルモデルチェンジ 価格 予想 について

現在の2024年モデル「CX-3」は、2,279,200円~3,434,200円ですが、新型モデルのタイミングで価格改定が行われるのは間違いなさそうです。特に、新型となるCX-3は先代よりも多くの装備やフルハイブリッドモデルをラインナップするため価格が大幅にアップする可能性がたかそうです。 

CX-3 2024年モデル 価格

グレードエンジントランス
ミッション
駆動
方式
価格
(10%)
15S TouringSKYACTIV-G1.56EC-AT2WD2,279,200円
4WD2,521,200円
15S Urban Dresser2WD2,532,200円
4WD2,774,200円
15S Vivid Monotone2WD2,708,200円
4WD2,950,200円
XD TouringSKYACTIV-D1.82WD2,796,200円
4WD3,038,200円
XD Vivid Monotone2WD3,192,200円
2WD3,434,200円

新型 CX-3 フルモデルチェンジはいつ?

「CX-3」は、2024年には最後の一部商品改良を予想しています。その後の、2025年にフルモデルチェンジを行い、フル電動かとし発売されると予想されいます。

CX-3について

  • 2015年2月27日に販売開始。「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した新世代車種の第5弾として投入され、クロスオーバーSUVではCX-5に次いでの採用となる。エンジンは1.5Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」と2.0Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」の2種類が用意されるが、日本仕様車では「SKYACTIV-D 1.5」のみの設定。日本国内で乗用車として販売されている唯一のディーゼルエンジン専用車種となる。
  • 2015年12月24日に商品改良を行い、エンジンのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を全車に標準装備。ダンパーやスタビライザーの構造、電動パワーステアリング特性を緻密にチューニング。
    操縦安定性を向上させながらも、より上質な乗り心地も追求しました。
    加えて、新たに「DE精密過給制御」という、軽負荷領域でのアクセル操作に対してクルマがリニアに反応するよう緻密なエンジン制御を設定。
  • 2016年10月14日 商品改良モデル及び特別仕様車「XD Noble Brown」を発表。今回の改良により、新型アクセラに搭載した「G ベクタリング コントロール 」「アダプティブ・LED・ヘッドライト」採用した。
  • 2015年から発売を開始したCX-3は毎年、一部改良を行なってきたが丸3年目で正式なマイナーチェンジを行い2018年6月発売、エクステリアデザイン、インテリアデザインの変更が行われる。インパネのデザイン、センターコンソールのデザイン変更。電動パーキングブレーキ、前後にアームレストを採用。新型CX-5やCX-8に搭載された、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」にマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]を装備。360度ビューモニター追加。SKYACTIV-D 1.8 1.8L 直4気筒DOHC直噴ターボエンジン 最高出力:116ps 最大トルク:27.5kgmを搭載する。SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直4気筒DOHCガソリンエンジンを改良しトルクが向上、フリクションの低減により燃費性能や静粛性も向上する。

CX-3 の競合車種は?

コンパクトサイズのクロスオーバーSUV試乗は非常に競争が激しくなっており、ライバル車種では、トヨタ、「ライズ」「ヤリスクロス」、ホンダ、「WR-V」「ヴェゼル」、スバル「クロストレック」、スズキ「クロスビー」、ダイハツ「ロッキー」、日産「キックス」と多くの車種が存在します。

編集部から一言

コンパクトサイズのクロスオーバーSUVは各社とても大事にセグメントであり、今回の次期CX-3はマツダとしてもかなり力の入ったモデルになることが予想されます。新世代アーキテクチャーや電動化・ハイブリッドなど、多くの話題が詰まったモデルになるでしょう。これらの組み合わせにより、競合他社よりも高い商品力を持つかもしれません。今から新型「CX-3」の登場が楽しみですね。

今後、新しい情報が入り次第お知らせいたいます。

CX-3

https://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/

マツダ

https://www.mazda.co.jp

Mazda-CX-3

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この記事を書いた人

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