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ランドクルーザーFJの価格予想!300万円台で買える?最新情報と購入前の完全ガイド

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2025年10月21日、トヨタが発表した新型ランドクルーザーFJは、「Freedom & Joy(自由と喜び)」をコンセプトに開発されたランドクルーザーシリーズの最小モデルです。2026年7月の日本発売を予定しており、本格的なオフロード性能と都市部での取り回しの良さを両立した注目のSUVとして大きな話題となっています。

目次

1. ランドクルーザーFJとは?新型エントリーモデルの全容

ランドクルーザーFJ誕生の背景

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近年、スズキ・ジムニーやジムニーノマドなどコンパクトな悪路向けSUVが人気を集める中、トヨタもこの市場に参入を決定。従来のランドクルーザー300や250、70といった大型モデルでは都市部での使い勝手に課題があったため、「手の届きやすい価格」と「本格的なオフロード性能」を両立したエントリーモデルとしてFJが企画されました。

モデル名の「FJ」は、1960年代の名車「FJ40型ランドクルーザー」と、2006年に販売されていた「FJクルーザー」にオマージュを捧げたものです。

2. 価格予想の詳細分析:300万円台で買える可能性は?

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結論:ベースグレードは380万円前後、300万円台は厳しい見通し

多くの自動車メディアやアナリストの予想では、新型ランドクルーザーFJの価格帯は380万円~450万円とされています。残念ながら、300万円台前半での購入は難しいと考えられます。

380万円~450万円と予想される根拠

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(1)トヨタのSUVラインナップとの価格整合性

トヨタは明確な価格ヒエラルキーを持っており、各モデル間で価格の逆転現象が起きないよう慎重に設定しています。

モデル価格帯ポジショニング
カローラクロス202万円~329万円シティ派エントリーSUV
ランドクルーザーFJ380万円~450万円(予想)本格派コンパクトSUV
ハリアー370万円~480万円都会派プレミアムSUV
RAV4324万円~566万円ミドルサイズSUV
ランドクルーザー70480万円~ヘビーデューティー
ランドクルーザー250520万円~735万円ミドルクラス本格SUV
ランドクルーザー300525万円~813万円フラッグシップSUV

(2)ベースグレード380万円の根拠

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  • カローラクロスとの差別化:カローラクロスの上級グレード「ハイブリッドZ E-Four」が368万9,000円であるため、より本格的な装備を持つFJは最低でも370万円以上必要
  • ラダーフレーム構造採用:乗用車用プラットフォームのカローラクロスとは異なり、FJは耐久性の高いラダーフレーム構造を採用しているため、製造コストが高い
  • 4WDシステムの差:パートタイム4WD採用により、カローラクロスの電子制御4WDとは機構が異なる

(3)上級グレード420~450万円の根拠

  • ランドクルーザー70との価格差:70の最廉価グレードが480万円であるため、少なくとも50万円以上の価格差を設ける必要がある
  • エンジン性能の差:FJは2.7Lガソリン(163ps)、70は2.8Lディーゼルターボを搭載しており、動力性能の違いが価格に反映される
  • 装備と機能:上級グレードには12.3インチディスプレイ、Toyota Safety Sense 3、LEDヘッドライト、カスタムパーツなどが標準装備される見込み

なぜ300万円台前半は難しいのか?

  1. 製造コストの高さ
    • ラダーフレーム構造の採用
    • 本格的な4WDシステム(パートタイム式)
    • 高い最低地上高(240mm)と専用サスペンション
  2. 競合車種との兼ね合い
    • 300万円台前半に設定すると、カローラクロスやRAV4の販売に悪影響
    • ブランド価値の維持のため、一定の価格帯を守る必要がある
  3. インフレと円安の影響
    • タイ生産によりコスト削減を図っているものの、近年の物価上昇と円安により価格上昇圧力がある

一部で「300万円台後半なら可能」という意見も

ベースグレードが380万円と予想されているため、実質的には300万円台後半でギリギリ購入可能です。ただし、これは最廉価グレードであり、以下のような制約が考えられます:

  • 装備は最小限
  • カスタムパーツは別売り
  • 上級グレードに比べて快適装備が少ない

3. ボディサイズと取り回しの良さ:都市部でも使いやすいコンパクトSUV

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主要諸元

項目数値
全長4,575mm
全幅1,855mm
全高1,960mm
ホイールベース2,580mm
最小回転半径5.5m
最低地上高240mm
乗車定員5名
車両重量約2,040kg(予想)

他のランドクルーザーシリーズとの比較

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モデル全長全幅最小回転半径
FJ4,575mm1,855mm5.5m
704,890mm1,870mm6.3m
2504,925mm1,940~1,980mm6.0m
3004,965mm1,980mm5.9m

取り回しの良さのポイント

  1. 最小回転半径5.5m:ランドクルーザー250の6.0mより0.5m小さく、都市部の狭い道でも扱いやすい
  2. 短いホイールベース(2,580mm):オフロードでの機動性が高く、急な坂道や岩場でも有利
  3. コンパクトな全長:全長4,575mmはRAV4(4,600mm)より短く、駐車場での取り回しが良好

4. パワートレインと燃費性能:実用性重視の2.7Lエンジン

エンジンスペック

項目仕様
エンジン型式2TR-FE
種類直列4気筒ガソリン
排気量2.7L
最高出力120kW(163ps)/5,200rpm
最大トルク246Nm/3,900rpm
トランスミッション6速AT(6 Super ECT)
駆動方式パートタイム4WD

信頼性の高い実績あるエンジン

新型FJに搭載される2.7Lエンジン(2TR-FE型)は、約20年にわたり使用されてきた実績のあるエンジンです。ランドクルーザー250やハイエースワゴンにも搭載されており、耐久性と信頼性は折り紙付き。開発費用の償却が進んでいるため、車両価格の抑制にも貢献しています。

パートタイム4WDとは?

ランドクルーザーFJが採用するパートタイム4WDは、70にも採用されている伝統的な4WD方式です。

特徴

  • **通常時は後輪駆動(2WD)**で走行し、必要に応じて4WDに切り替える
  • 雪道や未舗装路など滑りやすい路面でのみ4WDを使用
  • 乾燥した舗装路では4WDは使用できない(タイトコーナーブレーキング現象を防ぐため)

メリット

  1. 悪路走破性が高い:前後の駆動系を直結するため、悪路での トラクション性能が優れる
  2. 構造がシンプル:電子制御フルタイム4WDより故障が少なく、メンテナンスが容易
  3. コストが低い:複雑な制御システムが不要なため、車両価格を抑えられる

デメリット

  1. 舗装路では4WDの恩恵が受けられない:雨の日の高速道路などでは2WDで走行
  2. 切り替え操作が必要:ドライバーが状況に応じて2WDと4WDを手動で切り替える必要がある

燃費性能

モデルエンジン燃費(WLTCモード予想)
FJ2.7Lガソリン約13.0km/L
2502.7Lガソリン7.5km/L
2502.8Lディーゼル11.0km/L
702.8Lディーゼル10.1km/L

ランドクルーザーFJは、250より約200kg軽量化されているため、同じ2.7Lエンジンでも燃費は13km/L前後と大幅に改善される見込みです。

5. 内装・外装の魅力:レトロと最新技術の融合

2026 Toyota Land Cruiser FJ

外装デザイン:FJ40へのオマージュ

新型ランドクルーザーFJの外観は、1960年代の名車「FJ40型ランドクルーザー」と「FJクルーザー」をモチーフにした、レトロモダンなデザインが特徴です。

外装のポイント

  1. 角型LEDヘッドライト:標準仕様は角型LEDだが、丸目型ヘッドライトへのカスタムも可能
  2. 力強いフェンダー:全幅1,855mmを活かした張り出しの強いフェンダーが迫力を演出
  3. スクエアなボディ:水平なルーフと垂直なバックドアによる効率的なパッケージング
  4. 横開き式リアゲート:右側にヒンジを備えた横開き式で、後方スペースが限られた場所でも開けやすい
  5. 分割式コーナーバンパー:壊れた部分のみ交換可能で、修理コストを削減
  6. カスタムパーツ対応:MOLLEパネル、ルーフラック、オフロードタイヤなど豊富なカスタムオプションを用意

内装:機能性と快適性の両立

コックピット

2026 Toyota Land Cruiser FJ
  • 12.3インチデジタルメーター12.3インチインフォテインメントシステムを装備
  • 水平基調のインストルメントパネル:オフロードでの車両姿勢を認知しやすい
  • 低く設計されたカウル:前方視界が良好で、悪路でも路面を見下ろしやすい

シート配置

2026 Toyota Land Cruiser FJ
2026 Toyota Land Cruiser FJ
  • 5人乗り2列シート
  • 前席:床と座面の間隔が十分に確保され、正しい運転姿勢に調節可能
  • 後席:身長170cmの大人4名乗車時、頭上・膝先ともに握りこぶし1つ分の空間
  • 後席の足元空間は、コンパクトカー並みだが、前席の下に足が収まるため実用上問題なし

荷室

  • 背の高い荷物を積みやすい設計:荷室高に余裕があり、リアゲートの角度も立てられている
  • 横開き式リアゲート:壁に近い駐車場でも小さく開けられる
  • ボディサイズの割に荷室の実用性は高い

6. 購入前に知っておくべき7つの注意点

(1)乗降性の悪さ

  • 最低地上高240mmにより床が高い
  • 特に後席はドアの開口部が狭く、乗り降りがしにくい
  • 小柄な方や高齢者には負担になる可能性

(2)視界の悪さ

  • 荷室両側のウィンドウが埋められているため、斜め後方が見にくい
  • バックモニターはスペアタイヤキャリアの中央に装着されるが、すべての視界をカバーできるわけではない

(3)舗装路での4WD性能が限定的

  • パートタイム4WDのため、乾燥した舗装路では4WDが使えない
  • 雨の日の高速道路などでは2WDで走行するため、フルタイム4WD車のような安定性は得られない

(4)価格は380万円~と高め

  • 300万円台前半での購入は難しく、実質380万円~
  • カローラクロスやRAV4と比較すると割高感がある

(5)納期の長期化リスク

  • ランドクルーザーシリーズは生産が需要に追いつかず受注停止が頻発
  • FJも高い人気が予想されるため、納期1年以上の可能性
  • 転売による中古車価格の高騰も懸念される

(6)電動パーキングブレーキ(EPB)非採用の可能性

  • 一部の予想では、足踏み式パーキングブレーキが採用される可能性がある
  • 最新の電動パーキングブレーキ(EPB)やオートブレーキホールド機能がない場合、利便性が低下

(7)グレード展開が限定的

  • FJはエントリーモデルのため、グレード数は2~3種類と予想される
  • 250や300のような豊富なグレード展開や選択肢は期待できない

7. 競合車種との価格・性能比較

主要競合車種

車種価格帯駆動方式特徴
ランドクルーザーFJ380万円~450万円パートタイム4WD本格オフロード性能、コンパクト
スズキ・ジムニーノマド約200万円~パートタイム4WD軽自動車、高い走破性
ホンダZR-V370万円~450万円FF/4WD都会派SUV、1.5Lターボ
マツダCX-60372万円~560万円FR/4WDプレミアムSUV、3.3L直6
トヨタRAV4324万円~566万円FF/4WDミドルサイズSUV
トヨタハリアー370万円~480万円FF/4WD都会派プレミアムSUV

FJの優位性

  1. 本格的なラダーフレーム構造:乗用車ベースの競合車とは根本的に異なる高い耐久性
  2. ランドクルーザーブランド:世界的な信頼性とリセールバリューの高さ
  3. カスタマイズ性:豊富なオフロードパーツとカスタムオプション

FJの弱点

  1. 舗装路での快適性:乗用車ベースのSUVに比べ乗り心地は硬め
  2. 燃費性能:ハイブリッド車に比べると燃費は劣る
  3. 価格:同価格帯の都会派SUVより装備は質素

8. 発売日と納期予測

発売スケジュール

  • 2025年10月21日:ワールドプレミア
  • 2025年10月30日~11月9日:ジャパンモビリティショー2025で日本初公開
  • 2026年4月~5月:予約受注開始(予想)
  • 2026年7月:日本発売(正式発表)

納期予測

予約時期による納期の違い

予約時期予想納期
発売前(2026年4月~6月)2026年秋~2027年春
発売直後(2026年7月~9月)2027年夏~秋
発売後(2026年10月以降)2028年以降

納期長期化の理由

  1. ランドクルーザーシリーズの前例
    • 300:受注から納車まで4年以上
    • 250:受注から納車まで1~2年
    • 70:再販後すぐに受注停止
  2. 生産能力の制約
    • タイ工場での生産のため、日本向けの生産台数には限りがある
    • 他のIMVシリーズ(ハイラックスチャンプなど)との生産ラインの兼ね合い
  3. 高い人気予想
    • コンパクトで本格的なSUVという希少性
    • ランドクルーザーブランドの魅力
    • 手の届きやすい価格設定(380万円~)

早期納車のコツ

  1. 発売前予約:正式発売前の予約受注開始時に予約する
  2. ベースグレード選択:上級グレードやオプション多数は納期が延びる傾向
  3. ディーラーとの関係構築:既存のトヨタ車オーナーや過去の購入実績がある場合、優先される可能性

9. まとめ:ランドクルーザーFJは買いか?

価格に関する結論

  • ベースグレード:380万円前後
  • 上級グレード:420~450万円
  • 300万円台前半での購入は困難だが、380万円なら実質300万円台後半で購入可能

こんな人におすすめ

本格的なオフロード性能を求める人
ランドクルーザーブランドに憧れがあるが、300や250は大きすぎる人
都市部での取り回しの良さと悪路走破性を両立したい人
長く乗り続けられる耐久性の高い車が欲しい人
カスタマイズを楽しみたい人

こんな人には不向き

舗装路での快適性を最優先する人 → ハリアーやRAV4の方が快適
燃費性能を重視する人 → ハイブリッド車やPHEVの方が経済的
早く納車してほしい人 → 納期1年以上は覚悟が必要
予算が300万円以下の人 → 中古のジムニーや軽SUVを検討

最終評価

新型ランドクルーザーFJは、380万円~という価格設定により、300万円台前半での購入は難しいものの、コンパクトで本格的なオフロード性能を持つ唯一無二のSUVとして大きな魅力を持っています。

特に、都市部での取り回しの良さ(最小回転半径5.5m)と本格的なラダーフレーム構造・パートタイム4WDを両立した車は他に類を見ません。ランドクルーザーブランドの信頼性とリセールバリューの高さも大きな強みです。

納期の長期化が予想されるため、購入を検討している方は2026年4~5月の予約受注開始と同時に予約することを強く推奨します。

参考リンク

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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