2025年12月18日に発表、2026年1月に発売が予定されている三菱の新型デリカD:5。今回のビッグマイナーチェンジでは、デザインの刷新やS-AWCの搭載など大幅な進化を遂げていますが、気になるのは価格の値上げ幅です。本記事では、新型デリカD:5の価格変動を詳しく分析し、見積もり予想をお届けします。

新型デリカD:5の価格改定の全貌

グレード別価格の値上げ幅を徹底比較
三菱の新型デリカD:5は、2025年10月30日から先行予約受付を開始しました。今回の改良により、全グレードで価格が上昇しています。
新旧価格比較表
新型デリカD:5(2025年モデル)
- G(7人乗り/8人乗り):4,510,000円【+185,900円】
- G-Power Package(7人乗り/8人乗り):4,746,500円【+185,900円】
- P(7人乗り/8人乗り):4,944,500円【+277,200円】
旧型デリカD:5(2024年モデル)
- M(8人乗り):4,222,900円 ※廃止
- G(7人乗り/8人乗り):4,324,100円
- G-Power Package(7人乗り/8人乗り):4,560,600円
- P(7人乗り/8人乗り):4,667,300円
- URBAN GEAR G:4,451,700円 ※廃止
- URBAN GEAR G-Power Package:4,688,200円 ※廃止
注目すべき価格改定のポイント
今回のマイナーチェンジで特に注目すべきは、以下の3点です。
1. エントリーグレード「M」の廃止
最も手頃な価格帯だった「M」グレード(422万円台)が廃止され、実質的なスタート価格は451万円に。これは約28.7万円のアップとなります。
2. カスタムモデル「URBAN GEAR」の廃止
都会派ユーザーに人気だった「URBAN GEAR」シリーズも廃止。これにより、グレード構成がよりシンプルになりました。
3. 最上級グレード「P」の大幅値上げ
最上級グレード「P」では、約27.7万円の値上げとなり、500万円の大台に迫る価格設定となっています。
値上げの理由を徹底分析
なぜこれほど価格が上昇したのか?
新型デリカD:5の価格上昇には、明確な理由があります。
1. S-AWC(Super All Wheel Control)の搭載
従来の「AWC」から、三菱のフラッグシップ4WD技術であるS-AWCに進化。この高度な四輪制御技術は、ランサー・エボリューションで培われた技術の集大成です。

S-AWCの主な機能
- 4WDシステムの統合制御
- ASC(アクティブ・スタビリティ・コントロール)
- AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)
- ABSとの協調制御
- 4つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW)
2. 8インチデジタルメーターの採用

従来のハイコントラストメーターから、最新の8インチカラー液晶メーターに変更。4WDシステムの作動状況をリアルタイムで確認でき、ドライビングの楽しさが向上しています。
3. 安全装備の大幅強化

新たに追加された安全装備
- 前後クリアランスソナーの標準装備
- 衝突被害軽減ブレーキに自転車検知機能を追加
- 誤発進抑制機能が後退時にも対応
- 先行車発進通知機能の追加
- マルチアラウンドモニターの高精細化(約3倍)
- 移動物検知機能の搭載
これらの安全装備は、現代の自動車に求められる予防安全性能の義務化に対応したものです。
4. エクステリアデザインの刷新

主な変更点
- 新デザインのフロントグリル
- 力強さを強調したバンパーデザイン
- 20mmワイド化したフェンダーアーチモール(全幅1,815mm)
- 新デザインの18インチアルミホイール
- リアエンドの「DELICA」ロゴ採用
- 9色のボディカラーラインナップ(新色含む)

実際の見積もりを大公開
最上級「P」グレードの総額は?
実際にディーラーで取得した見積もりをベースに、新型デリカD:5の購入総額をシミュレーションしてみましょう。
基本見積もり(Pグレード・4WD・7人乗り)
車両本体価格:4,944,500円
有償ボディカラー:77,000円
- ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ2トーン(新色)
- ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ2トーン
- ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック2トーン
- ブラックダイヤモンド(モノトーン)
- ホワイトダイヤモンド(モノトーン)
※無償カラーもあり(グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ2トーンなど)
メーカーオプション
デリカD:5オリジナルナビ取付パッケージ
- 11インチナビゲーションディスプレイ対応
- USB Type-Cポート4個追加
- 価格:約15~20万円(推定)
後席用モニター取付パッケージ
- 価格:約10~15万円(推定)
人気ディーラーオプション
ブラックエンブレムパッケージ
- ブラックアウトフロントグリル
- ブラックアウトロアバンパー
- ブラックアウトクリアランスガーニッシュ
- フォグランプガーニッシュ(マットブラック)
- フロントDELICAエンブレム(マットブラック)
- リアDELICAエンブレム(マットブラック)
- 合計価格:約10~15万円(推定)
その他オプション
- ヘビーデューティーキャリア(ブラック):約5~8万円
- フロアマット(吸・遮音機能付):約3~5万円
- マッドフラップ(大型ブラック):約2~3万円
- 各種デカール類:約5~8万円
残価率から見る資産価値
デリカD:5は、オフロードミニバンとして独自のポジションを確立しているため、リセールバリューが比較的高いことで知られています。
想定残価率(3年後)
- 通常グレード:約50~55%
- 最上級グレード:約55~60%
- 特別仕様車・限定色:約60~65%
600万円で購入した場合、3年後の下取り価格は約330~390万円と予想されます。
コストパフォーマンスを検証
競合車との価格比較
新型デリカD:5の価格設定は、ライバル車と比較して妥当なのでしょうか?
主な競合車
マツダ CX-8
- 価格帯:約299万円~約499万円
- 3列シート7人乗りSUV
- 舗装路重視の設計
ホンダ ステップワゴン
- 価格帯:約330万円~約390万円
- ファミリー向けミニバン
- 快適性重視
トヨタ ヴォクシー/ノア
- 価格帯:約314万円~約396万円
- 売れ筋ミニバン
- 実用性重視
デリカD:5は価格帯では最も高額ですが、本格的なオフロード走破性とS-AWCという独自の価値を提供しています。
どのグレードがおすすめ?
予算と用途別に、おすすめグレードをご紹介します。
コストパフォーマンス重視:Gグレード
- 価格:4,510,000円
- S-AWC標準装備
- 基本的な安全装備は完備
- オフロード走行を楽しみたい方に最適
バランス重視:G-Power Package
- 価格:4,746,500円
- Gグレードに快適装備をプラス
- ファミリー使用におすすめ
装備充実:Pグレード
- 価格:4,944,500円
- 撥水機能付きスエード調シート
- カーキステッチの上質な内装
- アウトドアを本格的に楽しむ方に
燃費性能から見るランニングコスト
新型デリカD:5の燃費と維持費
WLTCモード燃費:13.6km/L(4WD・ディーゼル)
従来モデルの13.0km/Lから0.6km/L向上。8速ATの採用により、実用燃費も改善されています。
年間燃料費シミュレーション(年間1万km走行)
軽油価格:150円/Lとして計算
- 年間消費量:約735L
- 年間燃料費:約110,250円
ガソリンエンジンのミニバン(10km/L前後)と比較すると、年間約3~5万円のコスト削減が期待できます。
値上げでも選ばれる理由
デリカD:5の唯一無二の魅力
価格が上昇しても、デリカD:5が選ばれ続ける理由は明確です。
1. 真のオールラウンダー性能
都市部での快適な走行と、本格的なオフロード走破性を両立できるミニバンは、デリカD:5だけ。最低地上高210mmと4つのドライブモードにより、雪道や未舗装路も余裕で走破できます。
2. ミニバンとSUVの良いとこ取り
- 7~8人乗りの広々とした室内空間
- 高い積載能力
- SUV並みの走破性
- オフロードでの安定性
3. 長年の信頼性
現行モデルは2007年から販売されているロングセラー。改良を重ねることで完成度が高まっています。
4. リセールバリューの高さ
独自のポジションを確立しているため、中古車市場でも安定した需要があり、高いリセールバリューを維持しています。
お得に購入する方法
先行予約キャンペーンを活用
2025年10月30日から先行予約受付が開始されており、発売日前日までの成約で、ディーラーオプション7万円分(税込)がプレゼントされます。
実質的に約7万円の値引きに相当するため、購入を検討している方は早めの予約がおすすめです。
下取り車の査定を複数社で比較
デリカD:5のような高額車の購入では、下取り車の査定額が大きく影響します。
査定のポイント
- 複数の買取業者で相見積もりを取る
- 純正パーツを保管しておく
- 修復歴は正直に申告
- タイミングを見計らう(決算期など)
適切なタイミングと方法で、10~30万円の差が生まれることもあります。
ローン・リースの活用
残価設定ローン
- 3年後の残価を設定し、残りを分割払い
- 月々の支払額を抑えられる
- 3年後に乗り換えor買取を選択
例:Pグレード600万円の場合
- 3年後残価:330万円(55%)
- 分割対象:270万円
- 月々の支払い:約8~9万円(ボーナス払い併用)
よくある質問(FAQ)
Q1. なぜエントリーグレード「M」が廃止されたのですか?
A. 今回のビッグマイナーチェンジで、S-AWCや最新安全装備が全車標準装備となりました。これらの高度な装備を搭載するため、コストを抑えたエントリーモデルの設定が難しくなったと考えられます。
Q2. URBAN GEARの廃止は復活の可能性はありますか?
A. 公式からの発表はありませんが、ディーラーオプションのブラックアウトパーツやデカール類で、URBAN GEAR風のカスタマイズが可能です。
Q3. 旧型からの乗り換えはお得ですか?
A. 旧型デリカD:5のリセールバリューは比較的高いため、下取り価格次第では乗り換えのチャンスです。S-AWCや最新安全装備の価値を考えると、長期的にはお得と言えるでしょう。
Q4. ディーゼルエンジンのメンテナンスコストは?
A. AdBlue(尿素水)の補充が必要ですが、燃料費の安さで十分カバーできます。定期的なオイル交換を含めても、ガソリンエンジンと比較して高額にはなりません。
Q5. 納期はどのくらいかかりますか?
A. 2026年1月発売予定のため、先行予約で早めに契約すれば、発売直後の納車が期待できます。ただし、人気グレードや人気色は納期が延びる可能性があります。
まとめ:値上げでも納得の進化
新型デリカD:5は、約18.6万円~27.7万円の値上げとなりましたが、その内容を見ると納得の進化を遂げています。
値上げの主な理由
- S-AWCの搭載
- 8インチデジタルメーターの採用
- 安全装備の大幅強化
- エクステリアデザインの刷新
- 20mmワイド化による存在感の向上
購入のポイント
- 先行予約キャンペーン(7万円分オプション)を活用
- 下取り車の査定を複数社で比較
- 残価設定ローンで月々の負担を軽減
- 長期的なリセールバリューを考慮
唯一無二のオールラウンダーミニバンとして、デリカD:5の価値は十分にあります。本格的なオフロード性能と実用的なミニバン空間を求める方にとって、新型デリカD:5は間違いなく最良の選択肢となるでしょう。
発売日が近づくにつれて情報も増えてきますので、最新の価格情報や実車の印象については、三菱自動車の公式サイトや、お近くのディーラーでご確認ください。
三菱自動車 ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2025/20251029_2.html

