MENU

【2025年11月】新車販売台数ランキング!登録車・軽自動車の最新売れ筋モデルを徹底解説

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。
sales-ranking-2025-11

2025年11月の新車販売台数ランキングが発表されました。一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会のデータを基に、最新の売れ筋車種を登録車(普通・小型乗用車)と軽自動車に分けて詳しく解説します。

目次

2025年11月の新車販売市場の動向

2025年11月は、年末商戦を控えた時期ということもあり、各メーカーの販売競争が激化した月となりました。登録車ではトヨタの人気モデルが上位を独占する一方、軽自動車市場では依然としてスーパーハイトワゴンの人気が続いています。

特に注目すべきは、電気自動車(EV)の販売が大きく伸びている点です。トヨタのbZ4Xが前年同月比3038.5%という驚異的な伸びを記録し、市場の変化を象徴しています。

【登録車部門】2025年11月 新車販売台数ランキング TOP30

TOP15の詳細

yariss cross
トヨタ ヤリスクロス
順位メーカー車名11月販売台数10月販売台数前月比前年同月比2025年累計
1位トヨタヤリス14,556台17,041台85.4%77.4%-
2位トヨタカローラ10,997台11,953台92.0%67.9%-
3位トヨタライズ10,004台9,884台101.2%188.2%-
4位トヨタシエンタ9,703台8,552台113.5%109.4%-
5位トヨタルーミー8,664台8,086台107.1%191.3%-
6位トヨタアルファード7,238台8,017台90.3%81.6%-
7位ホンダフリード7,132台7,472台95.4%90.3%-
8位トヨタヴォクシー6,875台7,682台89.5%117.8%-
9位トヨタノア6,763台7,465台90.6%113.1%-
10位ホンダヴェゼル5,794台7,429台78.0%119.3%-
11位ホンダステップワゴン5,082台5,492台92.5%134.0%-
12位トヨタクラウン4,597台4,993台92.1%79.7%-
13位日産セレナ4,586台4,820台95.1%67.1%-
14位日産ノート4,426台5,492台80.6%54.7%-
15位スズキソリオ4,355台4,810台90.5%102.8%-

登録車販売のポイント解説

トヨタ ヤリスが11月も首位を堅持

2025年11月もトヨタ ヤリスが14,556台を販売し、登録車部門のトップを維持しました。10月の17,041台からは減少していますが、ハイブリッドモデルの燃費性能と手頃な価格設定が引き続き支持を集めています。特にコンパクトカー市場でのヤリスの地位は盤石です。

トヨタ ライズが前年比188.2%の大躍進

注目すべきはトヨタ ライズの快進撃です。11月は10,004台を販売し、前年同月比188.2%と大幅な伸びを記録しました。コンパクトSUVとしての使い勝手の良さと、トヨタブランドの信頼性が相まって、SUV人気を牽引しています。

トヨタ シエンタとルーミーも好調

ミニバン市場ではトヨタ シエンタ(9,703台、前年比109.4%)とトヨタ ルーミー(8,664台、前年比191.3%)が好調を維持。特にルーミーは前年同月比で2倍近い伸びを示しており、コンパクトトールワゴンの需要の高さを証明しています。

高級ミニバン アルファードは安定的な人気

トヨタ アルファードは7,238台を販売し、6位にランクイン。フルモデルチェンジ後も高級ミニバン市場での圧倒的な存在感を示しています。

TOP16-30の動向

順位メーカー車名11月販売台数前年同月比
16位トヨタプリウス4,233台43.3%
17位スズキジムニー4,034台171.9%
18位トヨタランドクルーザー3,970台384.7%
19位トヨタアクア3,726台58.5%
20位トヨタハリアー3,606台53.0%
21位トヨタRAV43,557台77.4%
22位ホンダフィット3,243台75.6%
23位トヨタヴェルファイア2,998台96.6%
24位スバルフォレスター2,350台84.4%
25位スズキスイフト2,335台200.8%
26位スズキクロスビー2,159台91.8%
27位スバルインプレッサ2,119台83.3%
28位レクサスLBX1,932台108.6%
29位マツダMAZDA21,696台94.9%
30位トヨタbZ4X1,580台3038.5%

スズキ ジムニーと トヨタ ランドクルーザーが大幅増

スズキ ジムニー(171.9%増)とトヨタ ランドクルーザー(384.7%増)は、本格オフロード車としての希少性と高い悪路走破性が評価され、大幅な販売増を記録しました。特にランドクルーザーは受注生産体制が改善されたことで、待望していた顧客への納車が進んでいます。

EV市場の急成長:トヨタ bZ4Xが30位にランクイン

トヨタ bZ4Xが1,580台を販売し、前年同月比3038.5%という驚異的な伸び率を記録しました。これは充電インフラの整備が進んだことと、環境意識の高まりによるEV需要の増加を反映しています。

【軽自動車部門】2025年11月 新車販売台数ランキング TOP15

N-BOX CUSTOM
N-BOX CUSTOM
順位メーカー車名11月販売台数10月販売台数前月比前年同月比2025年累計
1位ホンダN-BOX16,198台12,784台126.7%89.8%185,784台
2位スズキスペーシア12,904台14,420台89.5%89.2%154,192台
3位ダイハツムーヴ10,951台16,015台68.4%140.2%113,482台
4位ダイハツタント9,520台14,244台66.8%82.3%115,322台
5位日産ルークス7,741台5,413台143.0%141.0%64,609台
6位スズキハスラー6,660台7,103台93.8%90.7%81,801台
7位三菱デリカミニ/eK6,378台3,690台172.8%132.0%52,992台
8位スズキワゴンR5,361台6,139台87.3%100.0%67,316台
9位スズキジムニー4,969台3,717台133.7%138.8%47,264台
10位ダイハツミラ4,521台5,536台81.7%95.9%51,698台
11位スズキアルト3,971台4,527台87.7%76.1%54,013台
12位ダイハツタフト3,246台4,914台66.1%96.8%45,797台
13位日産デイズ2,889台2,971台97.2%81.3%40,575台
14位ホンダN-ONE2,094台2,812台74.5%144.0%18,210台
15位ホンダN-WGN1,659台2,063台80.4%53.7%25,990台

軽自動車販売のポイント解説

ホンダ N-BOXが復活!11月は首位を奪還

10月に3位に後退していたホンダ N-BOXが、11月は16,198台を販売し、再び首位に返り咲きました。前月比126.7%という高い伸び率は、Nシリーズの改良効果と、年末商戦に向けた販売促進活動の成果と言えるでしょう。軽自動車市場における王者の貫録を示しています。

スズキ スペーシアは2位を維持

スズキ スペーシアは12,904台を販売し、2位をキープ。スライドドアの利便性と広い室内空間が、ファミリー層を中心に根強い支持を得ています。

ダイハツ ムーヴが前年比140.2%の大幅増

ダイハツ ムーヴは10,951台を販売し、前年同月比140.2%という驚異的な伸びを記録しました。新型モデルの投入効果が顕著に表れており、2025年累計でも113,482台と好調を維持しています。

日産 ルークスの躍進が続く

日産 ルークスは7,741台を販売し、前月比143.0%、前年同月比141.0%とダブルで大幅増を達成。スーパーハイトワゴン市場でのシェア拡大が続いています。

三菱 デリカミニ/eKが前月比172.8%の急伸

三菱 デリカミニ/eKは6,378台を販売し、前月比172.8%という大幅な伸びを記録。デリカミニの個性的なデザインと本格的なSUVテイストが、軽自動車市場に新しい風を吹き込んでいます。

軽SUV・クロスオーバー系も好調

スズキ ジムニー(4,969台、前年比138.8%)やスズキ ハスラー(6,660台)など、軽SUV・クロスオーバー系の人気が引き続き高い水準を維持しています。

2025-suzuki-japan-new-jimny-nomad

2025年11月の注目トピック

1. EVシフトが本格化

トヨタ bZ4Xの驚異的な伸び率は、日本市場でもEVシフトが本格的に始まったことを示しています。充電インフラの整備が進み、航続距離の不安も軽減されつつあることが、EV販売増加の背景にあります。

2. SUV人気の継続

登録車ではライズ、ランドクルーザー、RAV4など、軽自動車ではジムニー、ハスラー、デリカミニなど、あらゆるカテゴリーでSUVモデルの人気が続いています。アクティブなライフスタイルを好むユーザーの増加が、この傾向を支えています。

3. トヨタの圧倒的シェア

登録車TOP30のうち、トヨタ車が15車種を占めており、日本市場でのトヨタの圧倒的な強さが改めて浮き彫りになりました。ヤリス、カローラといったベーシックモデルから、アルファード、ランドクルーザーといった高級車まで、幅広いラインナップが強みです。

4. 軽自動車市場はスーパーハイトワゴンが主戦場

軽自動車TOP15のうち、N-BOX、スペーシア、タント、ルークスなどスーパーハイトワゴンが上位を占めています。広い室内空間とスライドドアの利便性が、ファミリー層だけでなく、幅広い年齢層に支持されています。

5. 軽バン・軽トラックの需要も堅調

商用車では、ホンダ N-VAN(2,531台)、スズキ エブリイ(5,159台)、ダイハツ アトレー/ハイゼットカーゴ(6,931台)など、軽バン・軽トラックの販売も堅調に推移しています。eコマースの拡大に伴う物流需要や、個人事業主の増加が背景にあります。

メーカー別シェアの動向

登録車部門

  • トヨタ:TOP30中15車種がランクイン。圧倒的なシェアを維持
  • ホンダ:フリード、ヴェゼル、ステップワゴンなど5車種がTOP15入り
  • 日産:セレナ、ノートが苦戦気味だが、上位をキープ
  • スズキ:ソリオ、ジムニー、スイフトなど小型車で存在感
  • スバル:フォレスター、インプレッサがランクイン

軽自動車部門

  • スズキ:5車種がTOP15入り。軽自動車市場のリーディングカンパニー
  • ダイハツ:4車種がTOP15入り。ムーヴの復活が印象的
  • ホンダ:N-BOX、N-ONE、N-WGNのNシリーズが好調
  • 日産:ルークス、デイズが堅調
  • 三菱:デリカミニ/eKが大幅増

2025年11月新車販売ランキングまとめ

2025年11月の新車販売市場は、登録車ではトヨタの強さが際立ち、軽自動車ではホンダ N-BOXが王座を奪還しました。EVシフトの本格化、SUV人気の継続、スーパーハイトワゴンの人気定着など、明確なトレンドが見られます。

年末商戦を控えた12月は、さらに販売競争が激化することが予想されます。各メーカーの販売戦略と、消費者の選択がどのように変化するか、今後の動向にも注目です。

新車購入を検討している方へのアドバイス

価格交渉のチャンス

年末は決算期を控え、ディーラーも販売目標達成に向けて積極的に値引きを行う時期です。複数のディーラーで見積もりを取り、競合させることで有利な条件を引き出せる可能性があります。

納期の確認を

人気車種は納期が長期化する傾向にあります。特にN-BOX、ヤリス、ランドクルーザーなどの人気モデルは、数ヶ月待ちになることも。購入を検討している方は、早めにディーラーに納期を確認することをお勧めします。

試乗で実際の使い勝手を確認

ランキング上位の車種でも、自分のライフスタイルに合うとは限りません。必ず試乗して、運転のしやすさ、室内の広さ、乗り心地などを確認してから購入を決めましょう。


出典:

※本記事の販売台数データは、2025年12月4日に発表された公式統計に基づいています。


関連記事:

次回予告:
2025年12月の新車販売台数ランキングは、2026年1月上旬に発表予定です。年末商戦の結果をお楽しみに!

sales-ranking-2025-11

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

目次