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自動車盗難2025年最新データ|ランドクルーザー5年連続ワースト1・被害が再び増加傾向に

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「車が盗まれるのは昔の話」――そう思っていませんか?実は2025年の車両本体盗難件数は直近5年間で最多を記録し、自動車盗難が再び増加の兆しを見せています。

一般社団法人日本損害保険協会は2026年3月4日、「第27回自動車盗難事故実態調査結果」を発表しました。本記事では、その調査結果をもとに2025年の最新盗難データ・狙われやすい車種・都道府県別の傾向・具体的な防止対策まで徹底解説します。

ランドクルーザーオーナーの方、愛知県在住の方、スマートキー搭載車を所有している方は、特に注意が必要です。


目次

2025年の自動車盗難件数|5年ぶりに過去最多水準へ

車両本体盗難:直近5年で最多の2,746件

日本損害保険協会の調査によると、2025年(2025年1月〜12月)に損害保険各社が保険金を支払った車両本体盗難の件数は2,746件。これは直近5年間で最多となります。

件数の推移を見ると、

  • 2023年:2,597件
  • 2024年:2,499件(一時減少)
  • 2025年:2,746件(再び増加・5年最多)

2024年にいったん減少したものの、2025年は再び増加に転じており、自動車盗難が「再び増加の兆し」にあることが明らかになっています。

1年間の支払保険金が約82億円に

車両本体盗難における年間支払保険金の総額は約82億円に達し、2024年と比較して約10億円増加しました。さらに注目すべきは「1件あたりの平均支払保険金」で、これは車両価格の上昇に伴い、年々増加傾向にあります。

車上ねらい(部品盗難を含む)においても、2025年の1件あたり支払保険金は過去2年と比べて約10%上昇しており、盗難被害の金銭的インパクトは増す一方です。

📊 調査概要

  • 調査対象期間:2023年1月1日〜2025年12月31日
  • 調査対象:損害保険会社21社
  • 対象件数(2025年):車両本体盗難 2,746件、車上ねらい 672件
  • 出典:日本損害保険協会「第27回自動車盗難事故実態調査結果」

車名別盗難ランキング2025|ランドクルーザーが圧倒的ワースト1

5年連続1位のランドクルーザー

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

2025年の車名別盗難状況において、車両本体盗難のワースト1はランドクルーザー(5年連続)。さらに車上ねらいのワースト1もランドクルーザーが占め、2部門での最多被害という異例の事態となっています。

愛知県の調査では、同県の盗難被害の約40%がランドクルーザーというデータもあり、特定車種への被害集中が一層強まっているのが実態です。

なぜランドクルーザーは狙われ続けるのか?

ランドクルーザーが盗難被害において突出している背景には、以下のような要因があります。

1. 高い中古車市場価格・海外需要
ランドクルーザーは国内外で非常に高い需要を誇り、盗難後に海外(特に中東・アフリカ・東南アジア)へ不正輸出されるケースが多発しています。車両1台の価値が高いため、窃盗犯にとってリターンが大きいのです。

2. スマートキーの普及による「リレーアタック」の増加
スマートキー対応車種が増えたことで、電波を悪用したリレーアタックが容易に実行できるようになりました。ランドクルーザーの最新モデルはほぼ全てスマートキーを採用しているため、この手口の標的になりやすい状況です。

3. CANインベーダー・ゲームボーイ(キーエミュレーター)の横行
後述する最新の盗難手口によって、物理的な防犯装置を無効化されるリスクも高まっています。


最新の盗難手口3選|知らないと危険

手口①:リレーアタック(電波中継による解錠)

スマートキーが発する微弱な電波を特殊装置で傍受・増幅し、車の近くにキーがあるように偽装して解錠・エンジン始動する手口です。家の中にいても、玄関付近にキーがあれば被害に遭う可能性があります。

  • 犯行時間は数十秒〜数分程度
  • 解錠音や異常サインなし
  • 特殊な機材がインターネットで入手可能

手口②:CANインベーダー(車載通信ネットワークへの不正侵入)

「CAN(Controller Area Network)」とは、車内の電子制御ユニット同士が通信するネットワーク。犯人はドアパネルや車体の隙間などから専用の機器を差し込み、エンジンコンピューターに直接アクセスして不正な「デジタルキー」を生成し、走行不能ロックを解除します。ランドクルーザー250や300などが被害報告の多い車種です。

ドアパネルに穴を開けてCANへアクセスするケースも確認されており、手口の悪質化が深刻です。

手口③:ゲームボーイ(キーエミュレーター)

CANインベーダーの進化版ともいえる新手口で、任天堂のゲームボーイに外観が似た装置を使用することから「ゲームボーイ」と呼ばれます。2025年から急増が確認されており、車外から約10cmの距離で使用できるとも言われ、対策の難しい手口の一つです。


都道府県別盗難状況|愛知県が突出したワースト1

愛知県の支払件数は埼玉県の約2倍

2025年の都道府県別車両本体盗難において、愛知県が支払件数の割合で増加傾向にあり、2位の埼玉県と比較して約2倍の件数を占めています。また、車上ねらいにおいても2年連続でワースト1を記録しており、愛知県への盗難集中が著しい状況です。

なぜ愛知県に盗難が集中するのか?

愛知県に自動車盗難が集中する背景には複合的な要因があります。

  • 自動車保有台数が全国1位:豊富な"市場"が窃盗犯を引き寄せる
  • 交通網が高度に整備:盗難後の車両の移送・隠蔽がしやすい地理的条件
  • トヨタ車が多い:ランドクルーザーやアルファードといった高需要車が多く集まる地域
  • 港湾施設へのアクセス:名古屋港などを経由した不正輸出ルートが確立されている
  • 夜間に被害集中:犯行の約58%が22時〜翌朝9時に発生

全国的に見ても、愛知県・埼玉県・千葉県・茨城県・大阪府といった地域は「盗難多発5大エリア」として注意が必要です。


自動車盗難から愛車を守る!今すぐできる対策7選

被害を未然に防ぐには、**複数の防犯対策を組み合わせる「多重防御」**が最も効果的です。窃盗犯は犯行に時間がかかると諦める傾向があるため、対策を複数重ねて「割に合わない車」にすることがポイントです。

対策①:電波遮断ケース(スマートキーを電磁シールド)

スマートキーを電波遮断ポーチ(ファラデーケース)に入れることで、リレーアタックの根本的な対策になります。費用は数百円〜3,000円程度で購入でき、最もコストパフォーマンスの高い対策です。帰宅後は必ずケースに入れる習慣をつけましょう。

対策②:スマートキーを玄関から遠ざけて保管

玄関や窓際など、外部に近い場所にスマートキーを置くのは危険です。家の中央部や金属製の収納ボックスに保管するだけで、リレーアタックのリスクを大きく下げることができます。

対策③:スマートキーを「節電モード」に設定

一部の車種では、スマートキーのボタンを2回押すなどで節電(電波遮断)モードに設定できます。トヨタ公式も推奨する対策で、就寝中や長時間駐車時に活用しましょう。設定方法は取扱説明書か販売店へ確認ください。

対策④:ハンドルロック・タイヤロックなどの物理的防犯装置

古典的ですが、バー式ハンドルロックやタイヤロックは今でも有効な抑止力です。「盗むのに時間がかかる」と視覚的に訴える効果が高く、スマートキーの電波を解析できても物理ロックを解除できなければ諦める窃盗犯は多いとされています。

対策⑤:カーセキュリティシステムの設置(イモビライザー・CANインベーダー対策機)

CANインベーダーやゲームボーイへの対策には、後付けのカーセキュリティシステムが有効です。2系統を制御できるダブルイモビライザーや、CAN通信への不正アクセスを検知・遮断できる専用機器の導入を検討しましょう。費用は数万円〜数十万円程度ですが、ランドクルーザーの車両価格を考えれば投資対効果は非常に高いと言えます。

対策⑥:GPSトラッカーの取り付け

GPSトラッカーは盗難そのものを防ぐ装置ではなく、盗難後に車両を発見するための追跡装置です。万が一盗難に遭った際、警察への情報提供や保険請求に役立ちます。物理的防犯対策と組み合わせて活用するのが効果的です。

対策⑦:防犯カメラ・センサーライトの設置

自宅の駐車場でも油断は禁物です。防犯カメラや人感センサーライトを設置することで、窃盗犯が心理的・物理的に侵入しにくい環境を作れます。また、防犯ステッカーの貼付や防犯設備が充実した有料駐車場の利用も効果的です。


車上ねらいにも注意|貴重品の車内放置は絶対NG

車両本体盗難だけでなく、**車上ねらい(車内に侵入して荷物を盗む行為)**も見逃せません。

2025年の車上ねらい件数は672件で、1件あたりの支払保険金も過去2年比で約10%上昇しています。車上ねらいでもランドクルーザーがワースト1を記録しており、被害の広がりが深刻です。

  • バッグ・財布・スマホなどの貴重品は絶対に車内に置かない
  • 見えにくい後部座席でも「何も置いていない」ことを意識する
  • 駐車場を離れる際は全てのドア・窓が確実にロックされているか確認する

自動車盗難認知件数の推移と今後の見通し

警察庁「犯罪統計資料」によると、自動車盗難の認知件数は2003年の64,223件をピークに長期的な減少傾向が続き、2025年は6,386件にまで減少しています。

この減少は、官民合同プロジェクトチームによる啓発活動や自動車メーカーの防犯技術向上、そして消費者の防犯意識の高まりによるものです。しかし保険金ベースの盗難データを見ると2025年は5年最多となっており、認知件数は減少する一方、保険支払いベースの被害額は増加という矛盾した状況が生まれています。

これは、より高額な車種に被害が集中していること、また保険加入率の向上により被害が可視化されやすくなっていることが一因と考えられます。


まとめ|自動車盗難対策は「多重防御」で万全を

本記事のポイントを整理します。

  • 2025年の車両本体盗難は2,746件(直近5年で最多)、支払保険金は約82億円(前年比+10億円)
  • ランドクルーザーが5年連続ワースト1(車両本体盗難・車上ねらいの両部門)
  • 愛知県が都道府県別ワースト1(埼玉県の約2倍の件数)
  • 最新手口はリレーアタック・CANインベーダー・ゲームボーイ(キーエミュレーター)
  • 対策は「電波遮断ケース+物理ロック+セキュリティシステム」の多重防御が基本

「自分の車は大丈夫」という油断が最大の敵です。特にランドクルーザーなどの高級SUVを所有している方や、愛知県・埼玉県・千葉県・茨城県・大阪府にお住まいの方は、今すぐ防犯対策を見直すことをおすすめします。

大切な愛車を守るために、できることから一つずつ始めましょう。


【参考資料】


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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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