スバル(SUBARU)は、2026年4月2日に米国ニューヨーク国際オートショーにおいて、新型バッテリーEV(BEV)「ゲッタウェイ(GETAWAY)」を世界初公開しました。スバルのグローバルBEVラインアップ第4弾となるこの新型モデルは、ブランド史上初の3列シートを備えた電動ミッドサイズSUVであり、2026年後半に米国市場への投入が予定されています。
スバル 新型ゲッタウェイとは?ブランドBEVラインアップ第4弾となる3列シートSUV
「ゲッタウェイ(GETAWAY)」という車名には「気分転換に出かけること」という意味が込められており、家族や友人と一緒に冒険へ繰り出し、豊かな時間を過ごしてほしいというスバルの想いが反映されています。スバルとトヨタが「もっといいクルマづくり」を目指し、互いの強みとなる技術・知見を持ち寄って共同開発したモデルであり、トヨタが発表している「ハイランダーEV」とプラットフォームを共有しています。


スバル 新型ゲッタウェイのエクステリアデザイン|先進性と重厚感を両立
スバル 新型バッテリーEV ゲッタウェイのエクステリアは、EV時代にふさわしいクリーンでシームレスなフロントフェイスと、重厚感のあるボディによって、先進性と存在感のある佇まいを表現しています。

フロントには閉じられたグリルデザインを採用し、EVモデルであることを象徴する先進的な印象を与えます。全グレードにイルミネーションエンブレムが装備され、スバルのブランドアイデンティティを夜間でも強く主張します。リアには、テールランプの間にイルミネーションロゴを配置し、統一感のあるデザインに仕上げられています。

さらに、ラダータイプの大型ルーフレールが全車標準装備となり、アウトドアギアの積載性を大幅に向上。グレードに応じて19インチまたは20インチのアルミホイールが設定されています。

スバル 新型ゲッタウェイのボディサイズ|スバルSUVラインアップ最大の大型3列シートSUV
スバル 新型ゲッタウェイは、スバルのSUVラインアップにおいて最大のボディサイズを誇ります。そのスケール感は、フォレスターやアウトバックを大きく上回るものです。

| 項目 | スバル 新型ゲッタウェイ |
|---|---|
| 全長 | 5,050mm |
| 全幅 | 1,989mm |
| 全高 | 1,709mm |
| ホイールベース | 3,051mm |
| 最低地上高 | 210mm |
| 乗車定員 | 6名 / 7名 |
全長5,050mmという堂々たるボディは、トヨタ・ランドクルーザー300の全長4,950mmを超えるサイズ感です。ホイールベースは3,051mmと大幅に延長されており、BEVならではのフラットなフロアと相まって、3列シート全席にゆとりある居住空間を確保しています。最低地上高は210mmが確保され、スバルらしい悪路走破性能もしっかり担保されています。

乗車定員は2列目の仕様によって異なり、キャプテンシートを選択すれば6人乗り、ベンチシートを選択すれば7人乗りとなります。スバルによると、身長180cm(6フィート)の大人が3列目でも快適に過ごせるだけのヘッドルームとレッグルームが確保されているとのことです。

スバル 新型ゲッタウェイのインテリア|14インチ大型ディスプレイと充実の快適装備
スバル 新型バッテリーEV ゲッタウェイの室内は、すっきりとした横基調のインパネデザインにより開放的で居心地の良い空間が演出されています。BEVのフラットフロアを最大限に活かした3列シートレイアウトにより、多彩なシートアレンジが可能です。

インフォテインメント&テクノロジー
- 14インチ センターインフォメーションディスプレイ:ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、スマートフォンとのシームレスな連携が可能
- 12.3インチ デジタルメータークラスター:走行情報や充電状況を直感的に表示
- 全席USB-Cポート:1列目から3列目まですべての席に配置され、全乗員がデバイスを充電可能

快適装備
- ベンチレーテッドシート(オプション):前席に涼風を送り、暑い季節のドライブを快適に
- リアシートヒーター:2列目のみならず3列目にまでシートヒーターを設定
- パノラミックガラスルーフ(オプション):固定式の大型ガラスルーフにより、開放的な車内空間を演出

ラゲッジスペース
ラゲッジスペースは、3列目使用時でも約450L(15.9立方フィート)を確保。3列目を格納すれば約1,292L(45.6立方フィート)にまで拡大します。これはライバルとなるKia EV9を上回る積載容量であり、家族のアウトドアレジャーやロングトリップにも十分対応できる実用性を兼ね備えています。

スバル 新型ゲッタウェイのパワートレイン&航続距離|420馬力のデュアルモーターAWDで0-60mph5秒未満
スバル 新型ゲッタウェイのパワートレインは、スバル史上最もパワフルな量産車として設計されています。前後に高出力モーターを搭載したデュアルモーターAWD構成により、圧倒的な走行性能を発揮します。
スペック一覧
| 項目 | 95.8kWh AWDモデル | 77.0kWh モデル(2027年追加予定) |
|---|---|---|
| モーター構成 | デュアルモーター(前後) | 後日発表 |
| システム最大出力 | 420馬力(426ps) | 後日発表 |
| 0-60mph(0-96km/h)加速 | 5秒未満 | 後日発表 |
| 航続距離 | 約300マイル以上(約483km以上) | 後日発表 |
| 駆動方式 | AWD(全車標準) | 後日発表 |
| 最大牽引能力 | 3,500ポンド(約1,588kg) | 後日発表 |
注目すべきは、プラットフォームを共有するトヨタ・ハイランダーEVの338psに対し、スバル 新型ゲッタウェイは420馬力(426ps)と大幅にパワーアップしている点です。BEVならではの瞬時にトルクを発生させるモーター特性を活かし、リニアで伸びのある加速を実現しています。
スバルが長年培ってきたAWD制御技術、サスペンションおよび電動パワーステアリングのセッティングノウハウが惜しみなく投入されており、ドライバーが意のままに操れる走りを目指しています。全車にスバルの「X-Mode」が標準装備され、悪路や雪道でも安心の走行性能を発揮します。
2026年の発売当初は95.8kWhバッテリー搭載のAWDモデルが投入され、2027年には77.0kWhバッテリー搭載の「スタンダードレンジ」モデルが追加される計画です。
スバル 新型ゲッタウェイの充電性能|NACS対応でテスラ・スーパーチャージャーも利用可能
スバル 新型バッテリーEV ゲッタウェイは、最新の充電技術を搭載し、日常的な使い勝手に配慮した設計がなされています。
充電スペック
- 充電規格:NACS(North American Charging Standard)=北米充電規格を採用。テスラのスーパーチャージャーネットワークにもアクセス可能
- 最大充電出力:150kW
- 急速充電時間(10%→80%):約30分(-10℃の環境下、150kW急速充電器使用時)
- バッテリープレコンディショニング搭載:急速充電前にバッテリー本体の温度を充電に最適な状態に自動調整する機能。寒冷地でも充電時間の短縮を実現

バッテリープレコンディショニングは、特に冬場の充電効率を大きく向上させる機能です。ナビゲーションで急速充電ステーションを目的地に設定すると、到着前にバッテリー温度を最適化し、充電を素早く開始できます。
スバル 新型ゲッタウェイの安全装備|「SUBARU Safety Sense」搭載
スバル 新型ゲッタウェイには、トヨタの最新技術を採用した先進安全システム「SUBARU Safety Sense」が搭載されています。
主な安全機能
- 検知範囲の拡張:車両周辺のセンシング能力を強化し、衝突回避・被害軽減に寄与
- 交差点支援の拡大:事故割合が高い交差点での安全支援を拡充
- プロアクティブドライビングアシスト:「歩行者の横断」「飛び出し」など運転中のリスクを先読みし、歩行者・自転車・駐車車両に近づきすぎないようステアリング・ブレーキ操作をサポート
- X-Mode:悪路・雪道での走行時にAWD制御を最適化
スバルの安全に対する哲学と、トヨタの最新テクノロジーを融合させた安全装備により、ファミリーカーとしての安心感が高められています。
スバル 新型ゲッタウェイの価格と発売時期|米国価格は約55,000ドル(約870万円)から
予想価格
| 市場 | 予想価格 |
|---|---|
| 米国 | 約55,000ドル〜(約870万円〜) |
スバル 新型ゲッタウェイの米国での予想価格は約55,000ドル(約870万円)からとなる見込みです。この価格帯は、同セグメントのライバルであるKia EV9と同水準で、ヒュンダイ IONIQ 9よりもやや手頃な設定となることが見込まれています。またプラットフォームを共有するトヨタ・ハイランダーEVよりも若干低めの価格設定になる可能性が指摘されています。
発売スケジュール
- ワールドプレミア:2026年4月2日(ニューヨーク国際オートショー)
- 米国市場発売:2026年後半を予定
- 77.0kWhスタンダードレンジモデル追加:2027年予定
現時点では米国市場への投入が先行して発表されていますが、日本市場への導入については今後の発表が待たれます。
スバル 新型ゲッタウェイとライバル車の比較|EV9・IONIQ 9・ハイランダーEVとの違いは?
3列シート電動SUV市場は激戦区です。スバル 新型バッテリーEV ゲッタウェイの主なライバルとのポジショニングを整理します。
| 項目 | スバル ゲッタウェイ | Kia EV9 | トヨタ ハイランダーEV |
|---|---|---|---|
| シート | 3列6〜7人乗り | 3列6〜7人乗り | 3列6〜7人乗り |
| 最大出力 | 420馬力 | 379馬力 | 338馬力 |
| バッテリー | 95.8kWh / 77.0kWh | 99.8kWh / 76.1kWh | 95.8kWh / 77.0kWh |
| 航続距離 | 約483km以上 | 約490km | 約515km |
| 駆動方式 | AWD(全車標準) | AWD / FWD | AWD / FWD |
| 最低地上高 | 210mm | 178mm | ー |
| 牽引能力 | 約1,588kg | 約2,268kg | ー |
| 価格帯 | 約870万円〜 | 約820万円〜 | 後日発表 |
スバル ゲッタウェイの最大の強みは、420馬力という3列シートEV SUVクラスでトップレベルのパワーと、AWD全車標準、210mm最低地上高という本格的な走破性能にあります。ソルテラで培ったEV技術と、スバルのAWD制御のDNAが融合した点は大きな差別化要因です。
まとめ|スバル 新型バッテリーEV ゲッタウェイは"本気のファミリーEV SUV"
スバル 新型バッテリーEV「ゲッタウェイ」は、ブランド初の3列シートSUVとして、以下のポイントで高い注目を集めています。
- スバル史上最強の420馬力を誇るデュアルモーターAWDパワートレイン
- 全長5,050mm、ホイールベース3,051mmのゆとりある3列シート空間
- 95.8kWhバッテリーで航続距離300マイル以上を実現
- バッテリープレコンディショニングとNACS対応による利便性の高い充電環境
- X-Mode搭載でオンロードからオフロードまでカバーするスバルらしい走破性
- 14インチ大型ディスプレイや3列目ヒーターなど充実の装備
- **約55,000ドル〜**というセグメント競争力のある価格設定
ソルテラ、トレイルシーカー、アンチャーテッドに続くBEVラインアップ第4弾として、スバルが電動化時代に本格的に勝負をかける意欲作です。米国市場で2026年後半の発売が予定されており、今後の日本導入情報にも期待が高まります。
スバル ニュースリリース

