2025年10月29日、ジャパンモビリティショー(JMS)2025にて、トヨタは新たな最上級ブランドとなった「センチュリー」から、世界初公開となるセンチュリークーペのコンセプトモデルを発表しました。1967年の初代センチュリー誕生以来、「ショーファードリブン(運転手付き車両)」の代名詞であった日本最高峰の高級車ブランドが、ついに2ドアクーペという新たな扉を開きます。
発売予定は2027年、価格は3,000万円〜(一部報道では4,000万円級との噂も)と、トヨタ史上最高額クラスのフラッグシップモデルとなる見込みです。本記事では、現時点で判明している情報をもとに、「センチュリークーペは待つべきか?」という疑問にお答えします。

1. センチュリークーペの基本スペック・サイズ
新型センチュリークーペは、従来のセダン・SUVを凌駕するワイド&ローのプロポーションを採用しています。

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 約 5,000mm |
| 全幅 | 約 1,990mm |
| 全高 | 約 1,430mm |
| 駆動方式 | E-Four Advanced(電子制御AWD) |
| 発売時期 | 2027年予定 |
| 予想価格 | 3,000万円〜(最大4,000万円級との噂) |
セダンの全高(約1,505mm)と比べて約75mm低く設定されており、よりスポーティで艶やかなシルエットを実現しています。
2. パワートレイン:新開発V12ターボPHEVが本命か
センチュリークーペのパワートレインには、現在2つの説が報じられています。

◆ 本命説:新開発「V型12気筒6.0Lツインターボ+PHEV」
複数の海外メディア(Magazine X、Carsguide、AOL等)によれば、トヨタはセンチュリークーペ専用に6.0L V12ツインターボ+PHEVを新開発中で、システム合計出力は最大800馬力級に達する可能性があるとされます。これはロールスロイスやベントレーといった欧州プレミアムブランドに真正面から対抗する構成です。
◆ もう一つの可能性:V6 3.5L ツインターボ+PHEV
- エンジン出力:262ps / 34.2kgm
- フロントモーター:182ps / 27.5kgm
- リヤモーター:109ps / 17.2kgm
- システム合計:412ps(406hp / 303kW)
- EV走行距離:約80km
- 0-100km/h加速:約5秒
- 燃費(WLTC):16.0km/L
いずれのパワートレインも、圧倒的な静粛性と滑らかな加速性能を両立する設計となります。
3. デザイン:日本の匠の技が宿る「鳳凰エンブレム」
フロントデザイン

最新のヘッドランプと存在感のある縦基調の大型グリルを採用。中央にはセンチュリーの象徴である「鳳凰」エンブレムが鎮座します。このエンブレムは工匠が金型を一つ一つ手彫りしており、躍動する翼のうねりや羽毛の繊細な表情まで描き出される、まさに**「走る日本工芸」**の象徴です。

リアデザイン
ルーフラインからボディ後端まで滑らかに繋がる流麗なシルエットにより、スポーティな印象と空力性能の向上を両立しています。

後席に「左側独立シート」を設定
クーペでありながら、ショーファードリブン需要も視野に入れた独立式リアシートを採用。左後席はVIP仕様の最上級装備となっています。




4. 走行性能・先進装備
- ダイナミックリヤステアリング(四輪操舵):取り回しと高速安定性を両立
- AVS機能付電子制御エアサスペンション:フラットで上質な乗り心地
- アクティブノイズコントロール:図書館以上の静粛性を実現
- Toyota Safety Sense:プリクラッシュセーフティ(PCS)、D-Call Netなど最新の予防安全装備を全車標準装備
5. ターゲット顧客と競合車種
ターゲット顧客
- 企業経営者・富裕層オーナードライバー
- 既存のセンチュリーセダン/SUVオーナーで「もう一台」を求める層
- ロールスロイス・ベントレーから乗り換えを検討する顧客
競合車種
| 車種 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロールスロイス・スペクター | 約5,500万円〜 | EVクーペ |
| ベントレー・コンチネンタルGT | 約3,500万円〜 | V8ハイブリッド |
| メルセデス・マイバッハS-クラス | 約3,000万円〜 | 4ドアセダン |
| センチュリークーペ | 約3,000万円〜 | V12ハイブリッド |
価格面では欧州勢に対して競争力が高く、「日本車最高峰」を所有する満足感は唯一無二です。
6. センチュリーのブランド戦略:レクサス超えの「最上級ブランド」へ
2023年9月、トヨタはセンチュリーSUVを追加し、2025年にはセンチュリーを**「レクサスの上位に位置する独立ブランド」**として正式に格上げしました。
ブランドの3本柱:
- Flagship(センチュリー セダン)
- Stature(センチュリー SUV)
- Flair / 色気(センチュリー クーペ)← 新規追加
この「Flair(色気)」を担うのがクーペであり、ブランドに艶と新時代の象徴性をもたらす存在となります。
7. 【本記事の核心】センチュリークーペは「待つべき」か?
ここからが本記事のメインテーマ、「2027年発売まで待つべきか否か」の判断材料です。
✅ 待つべき人(購入推奨)
1. 既にセンチュリーセダン/SUVを所有している方
ブランドラインナップ完成のタイミングで揃え持つことに価値があります。コレクション性は極めて高いです。
2. ロールスロイス・ベントレーから乗り換えを検討中の方
価格は欧州勢の60〜70%でありながら、信頼性・静粛性・アフターサービスは日本国内で世界トップクラス。コストパフォーマンス面では圧倒的に有利です。
3. V12エンジン最後の世代を所有したい方
電動化が加速する中、**新開発V12ターボPHEVは「最後のV12」**となる可能性が高く、歴史的価値は計り知れません。
4. 唯一無二の所有感を求める富裕層
生産台数は極めて少量と予想され、希少性が資産価値を支えます。
❌ 待たない方が良い人(他の選択肢を)
1. 即納が必要な方
2027年発売予定でも、抽選販売・長期納車待ちの可能性大。
👉 代替案: 現行センチュリー(セダン2,300万円〜/SUV2,700万円〜)の中古または新車をすぐ手配。
2. 実用性重視の方
2ドアクーペで後席乗降性は限定的。家族用途には不向き。
👉 代替案: センチュリーSUVが最適。
3. 4,000万円級になる場合に予算オーバーする方
価格は最終的に変動する可能性があります。
👉 代替案: レクサスLM(2,000万円〜)も検討価値あり。
4. EVを希望する方
PHEVのため完全EVではありません。
👉 代替案: レクサスRZや、将来のセンチュリーEVモデルを待つ。
8. 購入を検討する際の3つのアクション
- トヨタ販売店(センチュリー取扱店)への事前登録
センチュリーは抽選販売のため、早期の意思表示が重要です。 - 資金計画の準備
3,000万円〜4,000万円の本体価格に加え、諸費用・税金・保険・メンテナンス費用を含めると、総額3,500万円〜5,000万円を想定しておく必要があります。 - 2026年の追加情報を注視
2027年発売に向け、2026年中には正式スペック・価格・予約開始時期が発表される見込みです。
まとめ:センチュリークーペは「待つ価値が十分にある」モデル
トヨタ センチュリークーペは、
- ✅ 2027年発売、価格は3,000万円〜4,000万円級
- ✅ 新開発V12ターボPHEV(最大800馬力級) 搭載の可能性
- ✅ ワイド&ローのスポーティクーペボディに日本の匠の技を融合
- ✅ ロールスロイス・ベントレーに対抗する日本発の最上級クーペ
- ✅ センチュリーブランド独立化の象徴的フラッグシップ
という、戦後の日本車史上でも屈指の意欲作です。
「すぐ乗りたい」「実用性重視」の方には不向きですが、**「唯一無二の所有体験」「歴史的価値」「日本最高峰の証」**を求める方にとって、2027年までの待ち時間は十分に価値ある投資となるでしょう。
正式発表に向けて、引き続き続報をチェックしていきましょう。
トヨタ ニュースリリース

