日産を代表するコンパクトカー「ノート」が、いよいよフルモデルチェンジを迎えます。現行モデル(3代目・E13型)は2020年12月に登場し、e-POWERの完成度の高さと上質な乗り味が高く評価されてきましたが、次世代型はさらに大きな進化を遂げることが明らかになってきました。「今すぐ買うべきか、それとも新型を待つべきか」——そんな悩みを持つ方に向けて、現時点で判明している最新情報をまとめてお届けします。

日産 新型ノート フルモデルチェンジの発売時期はいつ?
フルモデルチェンジする日産 新型ノート(4代目)の日本発売は、2027年12月が予定されています。現行3代目が2020年12月に登場したことを踏まえると、約7年でのフルモデルチェンジとなります。発売まではまだ1年以上の期間があり、情報は今後さらに更新される見込みです。
また、同時に上級モデルの新型ノートオーラもフルモデルチェンジが行われる予定で、ノートシリーズとして一斉に世代交代を迎えることになります。

【最新情報】日産自動車九州が新型ノートの生産拠点に
2026年9月10日、日産は日本事業の再構築と生産体制の変革に関する重要な発表を行いました。これによると、日産自動車九州がB・Cセグメント車のグローバルな中核生産拠点として位置づけられ、その第1工場では追浜工場から移管されるノート・ノートオーラ・キックスなどのBセグメント車を生産するとともに、今後新たなBセグメント車の生産も開始することが明らかになりました。
この発表で注目されるのが「新たなBセグメント車」という表現です。ノートシリーズの次期型がここに含まれる可能性が高く、さらに日産が輸出も視野に入れたグローバル展開を前提としていることが読み取れます。
日産の発表では、輸出拡大によって市場を多様化し、特定市場への依存を抑えることで事業基盤の強靭化を図るとしており、長期的には日本で年間100万台規模の生産を目指すとしています。
参考:日産ニュースリリース
次期型ノートは"世界戦略車"になる? 5ナンバー枠を超えるのか
日産のイヴァン・エスピノーザ社長(当時)が「ノートシリーズは輸出もしたい」と発言していたことはすでに広く知られており、今回の日産自動車九州を輸出拠点として位置づける生産体制の再編は、その発言を裏付けるものといえます。
ここで浮上する重要な問いが、「次期型ノートは5ナンバー枠に収まるのか」という点です。現行ノートの全幅は1,695mmで、ぎりぎり5ナンバー(全幅1,700mm以下)に収まっています。しかし、世界市場——特に欧州や北米、東南アジアなど——を本格的にターゲットにするとなれば、現地の道路事情や競合車との競争力を考慮した結果、ボディサイズの拡大(3ナンバー化)も十分あり得る選択肢です。
現時点での予測スペックでは、新型ノートの全幅は現行と同じ1,695mmに留まるとされていますが、あくまでも予測段階の情報です。グローバル展開が正式に確定すれば、ボディサイズの見直しが行われる可能性も否定できません。日産ファンとして、この点は今後の続報を注視する必要があります。
新型ノートの変更点まとめ
新型ノート(4代目)では、以下の点で大幅な進化が見込まれています。
- 第3世代e-POWERを新たに搭載し、システム全体を刷新
- 発電用エンジンの排気量を1.2Lから1.4Lに拡大し、発電効率と静粛性が向上
- 5つの主要部品を一体化した**「5-in-1 e-POWERパワートレーンユニット」**を採用
- 4WDシステムに最新の電動4WD**「e-4ORCE」**を採用
- 12.3インチデジタルメーター&インフォテインメントシステムを標準装備
- ワイヤレス充電・ワイヤレスApple CarPlay/Android Autoを採用
- BOSEパーソナルプラスサウンドシステムを設定
- 最新安全システム「プロパイロット」や各種予防安全装備を充実
新型ノートのパワートレイン・スペック詳細
新型ノートに搭載される第3世代e-POWERは、モーター・発電機・インバーター・減速機・増速機の5つをひとつのケースに統合した「5-in-1 e-POWERパワートレーンユニット」が最大の特徴です。これによりユニット全体が小型・軽量化され、室内空間の拡大にも貢献しています。
発電用エンジンは現行の1.2Lから1.4L(直列3気筒)に排気量アップ。出力は98ps/12.5kgmとなり、発電量と発電効率が向上したことで、これまでe-POWERの弱点とされていた高速走行時の燃費と静粛性が大幅に改善されています。
駆動用フロントモーターの出力は、ノートが130ps/30.6kgm、ノートオーラが163ps/32.1kgmに向上。e-4ORCE(4WD)車のリヤモーターは82ps/19.9kgmで、現行モデルを上回る動力性能を誇ります。
ノート(新型)フロントモーター=130ps/30.6kgm
ノートオーラ(新型)フロントモーター=163ps/32.1kgm

新型ノートの燃費
第3世代e-POWERと1.4Lエンジンの組み合わせにより、燃費も大幅に向上する見通しです。
| モデル | 予想燃費(WLTC) | 現行モデル(WLTC) |
|---|---|---|
| 新型ノート | 約30km/L | 28.4km/L |
| 新型ノートオーラ | 約29km/L | 27.2km/L |
現行比で約1.6〜1.8km/Lの改善が見込まれており、これは特に長距離・高速道路を多用するユーザーにとって大きなメリットになります。
新型ノートのボディサイズ
新型ノートのボディサイズは、現行モデルからわずかな変更に留まるとされています。
| モデル | 全長×全幅×全高 | ホイールベース |
|---|---|---|
| 新型ノート | 4,055×1,695×1,530mm | 2,580mm |
| 新型ノートオーラ | 4,055×1,735×1,530mm | 2,580mm |
| 現行ノート | 4,045×1,695×1,520mm | 2,580mm |
| 現行ノートオーラ | 4,045×1,735×1,525mm | 2,580mm |
全長が10mm、全高が10mm(ノートオーラは5mm)拡大するものの、全幅は変わらず、5ナンバーサイズ(予測段階)は維持される見込みです。ただし前述のとおり、グローバル展開の本格化によって仕様変更が生じる可能性はあります。
新型ノートのエクステリア・インテリア
エクステリアは、複数の小型ライトを組み合わせた新世代デザインをフロントに採用し、現代的かつ洗練されたスタイリングへと進化します。ノートオーラは専用の外装アクセントによってより存在感のある仕上がりになるとされています。

インテリアでは、12.3インチのデジタルメーターとインフォテインメントディスプレイが一体的に配置され、視覚的な統一感と操作性が向上。ワイヤレス充電やワイヤレスApple CarPlay/Android Autoの採用により、スマートフォンとの連携もシームレスになります。オーディオには「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」が設定され、運転席・助手席のヘッドレストにもスピーカーを配置することでプレミアムな音響空間を実現します。

新型ノートの予想価格
現行モデルから約20万円程度の価格アップが見込まれており、充実した装備内容を考慮すると納得感のある価格設定になりそうです。
| グレード(予想) | 予想価格(FF) | 予想価格(4WD) |
|---|---|---|
| ノート X | 約2,399,100円 | 約2,685,100円 |
| ノートオーラ G | 約2,849,000円 | 約3,135,000円 |
※価格はすべて予想・参考値です。正式発表時に変更となる可能性があります。
日産 ノート フルモデルチェンジは「待つべき」か?
では、本題の「待つべきかどうか」について整理します。
待つべき理由としては、第3世代e-POWERによる燃費・静粛性・動力性能の大幅向上、e-4ORCEの採用による四駆性能の飛躍、12.3インチディスプレイやBOSEサウンドシステムなどの最新装備、そしてグローバル戦略車としての付加価値向上が挙げられます。これだけの進化が予告されている以上、発売まで余裕がある方や今すぐ買い替える必要がない方には、待つことを強くおすすめします。
一方、今すぐ買っても後悔しにくいケースもあります。現行モデルもe-POWERの完成度が高く、現時点でも十分に優れたコンパクトカーです。車の使用頻度が高くすぐにでも必要な方、現行モデルの価格・サイズ・グレード構成に満足している方、また新型がグローバル化によって3ナンバー化・価格大幅上昇といったリスクを懸念する方にとっては、現行モデルの購入も十分に合理的な選択です。
まとめ
日産 新型ノートのフルモデルチェンジは、単なるマイナーチェンジにとどまらない、世代を画する大幅な進化が予告されています。さらに今回の日産ニュースリリースからは、次期ノートシリーズが単なる国内向けコンパクトカーではなく、日産の世界戦略を担うグローバルBセグメント車として生まれ変わる可能性が強く示唆されました。
発売は2027年12月の予定。それまでの間にもスペックや価格の正式発表、ワールドプレミアなどの情報が出てくるはずです。引き続き最新情報をチェックしながら、購入判断の参考にしてください。
本記事の情報は執筆時点(2026年9月)のものです。スペック・価格・発売時期などは予告なく変更になる場合があります。

