トヨタは新EVシリーズとなる新型BEV(バッテリー電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の詳細を2021年10年29日発表した。 2021年11月19日(現地時間)から11月28日開催させる「ロサンゼルスモーターショー2021」にて公開する。2022年半ばに全米のディーラーで販売される。
トヨタ 新型「bZ4X」について
e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォーム(トヨタ初)を採用
トヨタ、SUBARUで共同開発したe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用。BEV (バッテリー電気自動車) ならではの要件を盛り込み、低重心・高剛性化したプラットフォームにより、BEVだからという以前に、一台のクルマとして魅力のある、滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVとしての走破性を追求しました。
従来車から乗り換えても、他のトヨタ車同様、安心して安全にお乗りいただける性能に拘り抜きました。実用上、特に冬場の航続距離の確保や、世界トップレベルの電池容量維持率(10年後90%)を目標とし、安心して長く使えるBEVを目指した。
主要骨格部位にホットスタンプ材、高張力鋼板を用いた軽量・高剛性なボディ構造を採用。モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleを採用(トヨタ初)。充電機能と電力分配機能を集約したElectricity Supply Unit(ESU)を採用(トヨタ初)。SUBARUのAWD技術、X-MODEを採用(AWD車、トヨタ初)。また、X-MODEの新たな機能としてGrip-Controlを新開発し搭載。
トヨタ 新型「bZ4X」 エクステリア
「Hi-Tech and Emotion」というデザインテーマのもと、BEVの先進感とクルマ本来の美しさを融合した造形にチャレンジし、先進的なスリークさと、SUVらしい力強さを両立したスタイリングを目指しまた。ボディサイズは、全長4690mm、全幅1,860mm、全高1,650mm、ホイールベースは2690mm。薄型大容量電池パックを床下・平置きで配置。
新型「RAV4」「ハリアー」と比較したボディサイズの違い
トヨタ 新型「bZ4X」 は新型「RAV4」「ハリアー」などとボディサイズは同じぐらいのサイズではあるがホイールベースが160mmも長くなっている。ホイールベースが伸びていることにより広い室内空間を実現する。
サイズ | 新型RAV4 | 新型ハリアー | 新型bZ4X |
---|---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,740mm | 4,690mm |
全幅 | 1,855mm | 1,855mm | 1,860mm |
全高 | 1,690mm | 1,660mm | 1,650mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | 2,850mm |
最小回転 半径 | 5.5m~5.7m | 5.6m〜5.7m | 5.7m |
最新のインフォテインメントシステム
マルチメディアシステムはクラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。通常のナビゲーション機能に加え、移動支援、充電施設表示、航続可能エリア表示等、BEV専用の機能にも対応。音声認識機能によりワイパーやエアコンなども動作可能。
ミッションやプロペラシャフトがないため後部座席の床はほぼフルフラットな状態となる。そのため後部座席はより広い室内空間が確保できている。
最新の予防安全性能 最新のToyota Safety Senseを採用
bZ4Xでは、進化したToyota Safety Senseを採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。高度運転支援技術アドバンスト パーク[Toyota Teammate Advanced Park](リモート機能付き)を採用。
トヨタ 新型「bZ4X」スペックについて
スペック | bZ4X |
---|---|
全長 | 4,690mm |
全幅 | 1,860mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,850mm |
モーター | 交流同期電動機 |
フロント最大出力 | 150kW(2WD) 80KW(4WD) |
リア最大出力 | 80KW(4WD) |
システム最大出力 | 150kW(2WD) 160KW(4WD) |
駆動用バッテリー | リチウムイオン71.4kWh |
駆動方式 | 前輪駆動方式 四輪駆動方式 |
乗客定員 | 5名 |
最小回転半径 | 5.7mm |
ロサンゼルスモーターショー
トヨタニュースリリース