日産は新型コンパクトSUV「キックス e-POWER」のマイナーチェンジを行い、4WDモデルを追加、更に次世代の「e-POWER」を搭載して日本にて2022年7月19日発売する。
新型 キックス e-POWER マイナーチェンジ について
特別仕様車「スタイルエディション」を設定する。「キックス e-POWER」のマイナーチェンジを行いエクステリアでは「X スタイルエディション」には「上品なダーククローム調のフロントマスク」し、リアテールランプは流行りの「一文字型」を採用する。次世代「e-POWER」としてEM47モーター+MM48モーターを採用し、なんとフロントモーターで最高出力100kW(136ps)/3,410-9,697rpm、最大トルク280Nm(28.6kgfm)/0-3,410rpmとし走行性能を向上した。4WDモデルには次世代電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」を採用。更にインテリアでは「センターコンソール」のデザインを一新する。
次世代電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」
リヤには、50kWのモーターを採用。日産独自の、前後独立モーターを緻密かつ瞬時に制御する技術により、ドライ路面はもちろん、ウェットやアイスバーン、深い雪道などといったあらゆる路面状況において、力強く安定した快適な走りを実現。4輪を滑らかに駆動するため、滑りやすい路面でも安定感のある力強い発進や加速を可能。減速時は、4輪の減速力を高精度に制御するため、車体をフラットに保ったまま安定して減速することが出来きる。後輪に回生制御を追加したことで、エネルギー回収効率も向上。 コーナリングにおいては、前後の駆動力の配分を自在に変えることが出来るため、滑りやすい路面でも高い性能を発揮。
新型 キックス e-POWER マイナーチェンジ スペックについて
スペック | 新型 キックス e-POWER 2WD | 新型 キックス e-POWER 4WD |
---|---|---|
全長 | 4,290mm | 4,290mm |
全幅 | 1,760mm | 1,760mm |
全高 | 1,605mm | 1,605mm |
ホイールベース | 2,620mm | 2,620mm |
エンジン | 直列3気筒 1.2Lエンジン「HR12DE」型 +モーター「EM47」型 | 直列3気筒 1.2Lエンジン「HR12DE」型 +モーター「EM47」型 +モーター「MM48」型 |
最高出力 | 60kW(82PS)/ 6,000rpm | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/ 4,800rpm | 103Nm(10.5kgm)/ 4,800rpm |
モーター 最大出力 | 100kW(136PS)/ 3,410-9,697pm | 100kW(136PS)/ 3,410-9,697pm |
モーター 最大トルク | 280Nm(28.5kgm)/ 0-3,410rpm | 280Nm(28.6kgfm)/ 0-3,410rpm |
リアモーター 最高出力 | - | 50kW(68PS)/ 4,775-10,259rpm |
リアモーター 最大トルク | - | 100Nm(10.2kgm)/ 0-4,775rpm |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー | リチウムイオン バッテリー |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
WLTCモード 燃費 | 23.0km/L | 19.2km/L |
新型 キックス e-POWER マイナーチェンジ 価格・グレードについて
グレード | エンジン (モーター) | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|
X | HR12DE (EM57) | 2WD | 2,798,900円 |
X FOUR | HR12DE (EM57) (MM48) | 4WD | 3,061,300円 |
X ツートーンインテリア エディション | HR12DE (EM57) | 2WD | 2,908,400円 |
X FOUR ツートーンインテリア エディション | HR12DE (EM57) (MM48) | 4WD | 3,171,300円 |
特別仕様車 X スタイル エディション | HR12DE (EM57) | 2WD | 3,018,400円 |
特別仕様車 X FOUR スタイル エディション | HR12DE (EM57) (MM48) | 4WD | 3,281,300円 |
新型 キックスについて
2016年8月5日から世界各国で順次発売を開始した。新型キックスはブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに新設した工場で2016年7月から生産されはじめは南米市場から販売を開始した。リオ五輪のオフィシャルカーであることも記念して1,000台限定で先行で2016年8月5日にブラジル市場で発売が開始され南米市場を中心に80カ国で順次発売が開始される。ブラジンルのリオデジャネイロで8月から行われるリオ・オリンピック パラリンピックのオフィシャルカーに採用された。米国で2019年から販売を開始。マイナーチェンジを行いタイにて2020年5月15日19:00(現地時間)に発表した。ジュークの後継モデルとして販売される。
キックス エクステリアについて
新型「セレナ」同様に大型Vモーショングリル「ダブルVモーショングリル」を採用しブーメラン型ヘッドライト、ユニークなフローティングルーフ、力強いボディ形状といった、ニッサンデザインの特徴を多く取り入れています。更に、横長のLEDフォグランプを搭載し、ヘッドランプは、特徴的なブーメラン形状をより際立たせる繊細な造りとした。
LEDヘッドランプとBoomerang LEDシグネチャーターンライト、LEDデイタイムランニングライト、フォローミーホームヘッドライト、LEDリアコンビネーションライトが組み込まれている。ボディカラーは、モノトーン9色、ツートーン4色からなる全13種類の豊富なカラーバリエーションを用意。
キックス インテリア
インテリアのデザインは新型マイクラ(日本名:マーチ)とほぼ共通デザインとなる。新しいインストルメントパネル、インフォテインメントスクリーン、ステアリングホイール、シートに対応するために作成されました。スタイリッシュな総合的なインフォテインメントシステムを内蔵する中央に取り付けられた7.0インチフルカラーディスプレイが支配。「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
キックス 運転支援システムについて
運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」を採用。
インテリジェント エマージェンシーブレーキ フロントカメラで前方の車両(約10〜80km/h)や歩行者(約60km/h以下)を検知。夜間走行時にも動作。衝突の可能性が高まるとメーター内ディスプレイへの警告表示とブザーで注意を喚起し、ドライバーに回避操作を促します。万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、ブレーキによる衝突回避操作をサポート、または衝突時の被害や傷害を軽減。
踏み間違い衝突防止アシスト 進行方向に壁などがある場所での駐車操作中(約15km/h未満)、ブレーキ操作が遅れたり、アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏み込んでしまった場合、警告すると共にエンジン出力やブレーキを制御し、過度の加速や衝突防止を支援。車両や歩行者の検知。
インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報) 意図せず走行車線を逸脱しそうな場合、表示と音で注意を喚起。
アダプティブハイビームアシスト/ハイビームアシスト 前方検知用のカメラで、先行車や対向車のライト、道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替え。
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム) 死角になりやすい隣接レーンの後側方を走行する車両を検知すると、ドライバーに表示で知らせ、さらに車線変更を開始した場合には、警報とともに車両をもとの車線内に戻すような力を発生し、隣接レーンの車両との接触を回避するようアシスト。
インテリジェント ルームミラー インテリジェント ルームミラーは、車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出す。
インテリジェント クルーズコントロール 先行車を検知している場合、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限として、停止~約100km/hの範囲で先行車との車間を保つよう追従走行。
インテリジェント アラウンドビューモニター 上空から見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出し、スムースな駐車をサポート。
プロパイロット 高速道路で負担を感じる二大シーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがサポート。
日産 360° セーフティアシスト 全方位運転支援システム とは?搭載車について
キックス e-POWER 搭載システム
新型「キックス e-POWER」のテクノロジーは、1.2L DOHC 12バルブ3気筒エンジンから電気を生成する「EM57」電気モーター、発電機、インバーターを備えている。「e-POWER」の最大出力を約20%向上させ、中高速域の力強さを高めたe-POWERシステムは、最高出力95kW(129 PS)、最大トルク260 Nm、リチウムイオンバッテリー1.57 kWhリチウムイオンバッテリーには、スムーズな加速、静かな乗り心地、および燃料効率の向上を実現する4つのモジュールがある。4つの走行モード(ノーマル、S、エコ、EV)がある。アクセルペダルひとつで加減速できる「ワンペダル操作」を採用。(SモードとECOモードでドライブモードで動作。)
「ノートe-POWER」は 1.2L直噴ミラーサイクル+モーターは同じであるが、モーター最高出力80kW (109PS)/3,008〜10,000rpm、モーター最大トルク254Nm(25.9kgm)/0〜3,008rpmであるため新型「キックス e-POWER」の方が出力が高い。
キックス ボディーカラーについて
2トーン
ダークメタルグレー×ピュアブラック
プレミアムホライズンオレンジ×ピュアブラック
ブリリアントホワイトパール×ピュアブラック
ラディアントレッド×ピュアブラック
モノトーン
ブリリアントシルバー
ダークブルー
ナイトベールパープル
ラディアントレッド
ピュアブラック
サンライトイエロー
ブリリアントホワイトパール
チタニウムカーキ
プレミアムホライズンオレンジ
キックス スペックについて
スペック | 新型 キックス e-POWER |
---|---|
全長 | 4,290mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,610mm |
ホイールベース | 2,620mm |
エンジン | 直列3気筒 1.2Lエンジン+モーター |
最高出力 | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター 最大出力 | 95kW(129PS)/ 4,000-8,992rpm |
モーター 最大トルク | 260Nm(26.5kgm)/ 500-3,008rpm |
トランス ミッション | エクストロニックCVT (無段変速機) |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー(1.57 kWh) |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード 燃費 | 30.0km/L |
WLTCモード 燃費 | 21.6km/L |
価格(10%) | 2,759,900円〜 2.869,900円 |
キックス 価格 グレードについて
グレード | エンジン (モーター) |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
X | HR12DE (EM57) |
2WD | 2,759,900円 |
X ツートーンインテリアエディション |
2.869,900円 |
日産 ニュースリリース
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-580121f8a8c845590611b2e24300f56b-200624-01-j
日産 キックス