日産は新型INFINITI QX50 (スカイラインクロスオーバー)のフルモデルチェンジを米国で2018年3月に発売した。日本発売は未定である。
2018年6月18日に新日鐵住金と共同で世界初開発した「高成形性980MPa級超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)」の採用を拡大すると発表した。日産は車体の軽量化のために、車体部品における超ハイテン材を25%(重量ベース)以上に採用する目標を掲げている。新型INFINITI QX50には高成形性980MPa級超ハイテン材適用率27%を達成した。
映画「アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー」とコラボレーションしている更に、劇中最後に「マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)」「 ニック・フューリー(サミュエル・L. ジャクソン)」が新型QX50に乗っているシーンが登場する。
2017年11月29日にロサンゼルスモーターショー2017のインフィニティプレスカンファレンスにて新型INFINITI QX50を正式発表した。2017年12月1日から10日に開催されるロサンゼルスモーターショー2017にて新型INFINITI QX50 を世界公開。
世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VC-Turbo」を搭載。新開発プラットフォームを採用し、効率の良いパッケージと広々としたキャビンスペースを実現した。自動運転技術「プロバイロット」を搭載。インフィニティ特有の「優雅でありながらもパワフル」なデザインを表現したプロポーションとした。
INFINITI QX50について
スカイラインと共通のFMプラットフォームを採用するクロスオーバーSUVである。旧型QX50はEXとして2007年12月北米市場で販売開始。海外モデルは2014年モデルより順次「QX50」に改名される。日本においては2009年7月より「スカイラインクロスオーバー」の名で導入されていた。2016年3月末で日本ではスカイラインクロスオーバーの生産を終了している。2代目となる新型INFINITI QX50は丸10年でのフルモデルチェンジとなる。
新型 INFINITI QX50エクステリアについて
新型 INFINITI QX50 インテリアについて
Infiniti QX Sport Inspiration Concept
2016年4月25日から開催された北京モーターショー2016において発表された次期QX70のコンセプトモデル「Infiniti QX Sport Inspiration Concept」のデザインを多く取り入れている。
新型INFINITI QX50 ボディサイズ
スペック | INFINITI QX50 |
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全長 | 4,693mm |
全幅 | 1,903mm |
全高 | 1,679mm |
ホイールベース | 2,800mm |
新型QX50は前輪駆動をベースに新開発プラットフォームを採用し、キャビンスペースと荷室の理想的な割合を実現。
新型 INFINITI QX50 インテリア
インフォテインメントシステムには、8インチタッチスクリーンディスプレイと、エアコンやエンターテインメント機能を制御するための7インチタッチスクリーンで構成された新しいInTouchインフォテイメントシステムが採用。サウンドシステムにBOSEのプレミアムオーディオを採用している。
新型 INFINITI QX50エンジンについて
日産のインフィニティは2016年8月15日に可変圧縮比エンジンを量産化した世界初となる「VC-T(Variable Compression - Turbocharged)」を9月29日にパリモーターショー2016に出展すると発表した。
VC-T技術の、2.0L 4気筒 ターボガソリンエンジンを搭載。ピストンの上死点の高さを上下させる機能により、圧縮比を14:1(高効率用)から、8:1(高速用)までシームレスに変化することが可能。最高出力268hp最大トルク288lb-ftのスペックながら同等の従来のエンジンよりも、燃料消費量の燃費27%改善など、騒音や振動レベルを含めたメリットがあり、軽くコンパクトである。このエンジンを新型QX50に搭載する。
スペック | 2.0L 直列4気筒 ターボ エンジン (VC-Turbo) |
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最高出力 | 200kW(268HP)/5,600rpm |
最大トルク | 380Nm(280lb-ft)/4,400-4,800rpm |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
トランスミッション | CVT (XTRONIC) |
最高速度 | 230km/h |
0-100km/h加速 | FF 6.7秒、4WD 6.3秒 |
米国基準の燃費 | 27mpg(2WD)26mpg(4WD) (従来モデルより35%、 4WDモデル30%燃費向上) |
自動運転技術プロパイロット(パイロットドライブ 1.0)搭載について
新型QX50には自動運転技術プロパイロットを搭載する予定だ。Piloted Drive 1.0は高速道路の単一のレーンを自律的に走行することが出来るのみである!!徐々に機能が追加され2018年にはレーンチェンジや道路上の危険を判断しての回避も出来るようになる。2020年には市街の交差点を安全にナビゲート出来るようなるそうだ。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
日産