トヨタとマツダの業務資本提携 米国合弁新会社「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.」 電気自動車の共同技術開発 先進安全技術の協業など 2017年8月4日発表

トヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏とマツダ 代表取締役社長兼CEO 小飼雅道氏は2017年8月4日に、業務資本提携に関する共同記者会見を実施した。

トヨタとマツダは2018年1月11日、(米国時間 2018年01月10日)、米国の合弁新工場に関する発表と記者会見を行った。新工場の生産能力は年間30万台を予定し、マツダ・トヨタ向けの各生産ラインで、マツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルとトヨタの「カローラ」を15万台ずつ生産する。2021年の稼働開始に向けて、両社折半出資で約16億米ドルを投資する計画。新工場の雇用人数は約4000名を予定。

今回発表された業務提携に関する合意内容は、「米国での完成車の生産合弁会社の設立」「電気自動車の共同技術開発」「コネクティッド・先進安全技術を含む次世代の領域での協業」「商品補完の拡充」。

目次

業務提携に係る合意内容

米国での完成車の生産合弁会社の設立

トヨタとマツダは、新たな協力関係の構築に向けて、30万台規模の生産能力を持つ完成車の生産に関わる新たな合弁会社を、米国に両社折半出資で設立することについて検討を進めていくことに合意いたしました。両社は、各国当局の許認可等が取得できることを前提に、2021年を目途に新たな合弁会社が設立する米国新工場の稼働開始を目指し、総額16億米ドル前後を投資し、4,000人規模の雇用を行うことを想定し、今後の検討を進めていく予定です。従来の商品・技術分野での協業に加え、新たに生産協業を通じ、生産面における競争力の向上を目指してまいります。合弁会社では、マツダが北米市場に新しく導入するクロスオーバー車種及びトヨタの北米市場向けカローラの生産を行うことを想定しております。マツダは本米国自動車生産合弁事業を通じ、地域・車種の需要動向に機動的に対応できる生産フレキシビリティを拡大させ、北米で成長が期待される車両を中心とした現地生産体制を構築することを目指します。トヨタは成長する北米市場への対応として、本米国自動車生産合弁事業を通じ現地生産体制の増強を行うことで、一層地域に根ざした経営を進めることを目指します。なお、トヨタが現在建設中のメキシコ・グアナファト工場では、カローラの代わりにタコマを生産する予定であり、今後の投資、雇用計画などに大きな影響はありません。

電気自動車の共同技術開発

世界において電気自動車(EV)への需要と期待が高まる中、発展期にあり予測が難しいEV市場の動向に臨機応変かつ効率的に対応するため、トヨタとマツダは力を結集して、自由闊達に知見を出し合いながら、各国の規制や市場動向に柔軟かつ迅速に対応でき競争力のあるEVの基本構造に関する技術を共同で開発することを検討いたします。共同開発の詳細は今後、検討してまいります。

コネクティッド・先進安全技術を含む次世代の領域での協業

クルマの情報化、車内外をつなぐ情報連携技術の要求の高まりに備え、車載用マルチメディアシステム関連技術の共同開発を進めてまいります。また、事故のない安全なクルマ社会の実現に向け、トヨタが保有する車々間、路車間通信技術をマツダと連携することで進めてまいります。

商品補完の拡充

既に北米においてマツダからトヨタにコンパクトセダンを供給しております。これに加え、日本においてトヨタからマツダに小型商用2ボックスバンを供給いたします。またこれ以外においても今後グローバルに商品補完の可能性を検討いたします。

資本提携の内容

両社は、両社の長期的なパートナー関係の発展・強化のために、今回の合意書に基づき、以下の内容で、相互に株式を取得いたします。トヨタは、マツダが実施する第三者割当による新株式発行により、マツダの普通株式31,928,500株(増資後の発行済株式総数に対する所有割合5.05%、総額500億円)を取得いたします。また、マツダは、トヨタが実施する第三者割当による自己株式の処分により同額相当のトヨタ株式(発行済株式総数に対する所有割合0.25%)を取得します。両社は第三者割当増資及び第三者割当による自己株式の処分を通じて米国での完成車の生産合弁会社の設立に係る設備投資資金の一部へ充当する予定です。なお、両社の業務提携関係の進捗に応じて、本提携に基づき更なる資本提携関係の強化についても検討してまいります。

Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc. 概要

会社名 Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.(MTMUS)

所在地 アラバマ州ハンツビル市

出資比率 マツダ株式会社50%、トヨタ自動車株式会社50%

設立時期 2018年3月1日

President

Executive Vice President

President 相原 真志(マツダ株式会社 執行役員)

Executive Vice President 籠橋 寛典(トヨタ自動車株式会社 常務理事)

生産能力 30万台/年(マツダ・トヨタ各15万台)

生産車種

マツダ 北米市場に新導入するクロスオーバーモデル

トヨタ カローラ

生産開始 2021年

従業員数 4,000名程度

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