ホンダは「フィット」のマイナーチェンジを行い2022年10月7日に発売する。新たに先代モデルで設定されていた、スポーティーなデザインと、走りの質にこだわった新タイプ「RS(アールエス)」のガソリンモデルは11月10日発表予定。既に発売から丸2年半となる「フィット」は2020年2月14日発売した。一体どんな進化を遂げているのか、今までとは違いが数多くあるという。
新型 フィット マイナーチェンジ について
現在は「BASIC(ベーシック)」「HOME(ホーム)」「NESS(ネス)」「LUXE(リュクス)」「CROSSTAR(クロスター)」と異なる5タイプを採用。今回の一部改良により先代モデルでラインナップされていた新グレード「RS」を追加ラインナップ。「RS」はスポーツグレードとなるがバンパーデザインは通常モデルよりもスタイリッシュなデザインを採用し印象を変える。「NESS(ネス)」を廃止。更にボディカラーに新色を追加ラインナップする。
更にボディカラーに新色を追加ラインナップする。2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」は、モーター出力のアップとともに、アクセルの応答性も向上し、よりパワフルな走りを提供。エンジンライナップを変更。1.3L DOHC i-VTEC エンジンを1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジンに変更し快適性と燃費を兼ね備える。
進化した安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備。従来の機能に加えて、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能が新たに標準設定されました。またブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートも新たに追加、タイプ別設定とした。
エクステリアデザインを変更。
スポーツグレード「RS」を設定。「NESS(ネス)」を廃止。
ボディカラーに新色を追加。
1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジンに変更。
予防安全性能にトラフィックジャムアシストを採用。
ホンダ フィット「RS」グレードについて
新グレード「RS」には専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールの採用でスポーティーさを強調。荒れた路面で車体の揺れを抑えるため、徹底的に性能を突き詰めたRS専用のサスペンションを採用。ドライバーの操作とクルマの挙動がさまざまなシーンで気持ちよくつながる操る楽しさと、質感の高い爽快な乗り味の両立を目指した。「e:HEV RS」には、アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できる減速セレクター、3つのドライブモードスイッチ(NORMAL/SPORT/ECON)を専用装備。
新型フィット マイナーチェンジ スペック について
1.3L DOHC i-VTEC エンジンを1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジンに変更したことで最高出力と最大トルクがアップしたことでより快適な走りが可能となった。
スペック | 新型フィット | |
---|---|---|
全長 | 3,990mm(4,090mm) | |
全幅 | 1,695mm(1,725mm) | |
全高 | 1,515〜1,565mm(1,545mm) | |
ホイールベース | 2,530mm | |
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) |
最高出力 | 87kw(118PS)/ 6,600rpm | 78kw(106PS)/ 6,000-6,400rpm |
最大トルク | 142Nm/ 4,300rpm | 127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm |
モーター 最高出力 | – | 90kw(123PS)/ 3,500-8,000rpm |
モーター 最大トルク | – | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm |
トランス ミッション | CVT | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD | 2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 5名 | |
WLTCモード燃費 | 17.9km/L~18.7km/L(2WD) 16.0km/L~16.6km/L(4WD) | 27.6km/L~30.2km/L(2WD) 23.5km/L~25.4km/L(4WD) |
新型 フィット マイナーチェンジ 価格グレード
スタート価格が上昇しているが、搭載する装備が異なる内容を考えると35,200円~72,600円価格上昇で済んでいるのが素晴らしい。RSのガソリンモデルは11月10日発表予定。
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
BASIC | 1.5L 直列4気筒 DOHCエンジン |
CVT | 2WD | 1,592,800円 |
4WD | 1,790,800円 | |||
HOME | 2WD | 1,826,000円 | ||
4WD | 2,024,000円 | |||
CROSSTAR | 2WD | 2,072,400円 | ||
4WD | 2,270,400円 | |||
LUXE | 2WD | 2,149,400円 | ||
4WD | 2,314,400円 | |||
RS | 2WD | 1,959,100円 | ||
e:HEV BASIC | 直列4気筒DOHC 1.5L+ i-MMD (e:HEV) |
電気式 無段階変速機 |
2WD | 1,997,600円 |
4WD | 2,195,600円 | |||
e:HEV HOME | 2WD | 2,175,800円 | ||
4WD | 2,373,800円 | |||
e:HEV CROSSTAR | 2WD | 2,422,200円 | ||
4WD | 2,620,200円 | |||
e:HEV LUXE | 2WD | 2,346,300円 | ||
4WD | 2,664,200円 | |||
e:HEV RS | 2WD | 2,346,300円 |
新型フィットについて思うこと
ホンダにとって「フィット」は日本市場においてコンパクトカーという存在であり販売力の高い車種である。今回はホンダとして新たなモデル「RS」を追加することで新たな客層を獲得できるモデルとなる。色々話してきたが、今回の新型「フィット」は10月に発売した瞬間に「RS」は話題となることは間違なく、見慣れないデザインに驚く人も多いのは間違ないだろう。
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ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2022/4221006-fit.html
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