レクサスの「UX」は2022年7月7日に一部改良を行い日本にて発売する。発売から丸4年となる「UX」は一体どんな進化を遂げているのか、今までとは違いが数多くあるのでまとめてみた。
一部改良する「UX」は12.3インチタッチ式最新インフォテインメントシステムを搭載
ナビゲーションディスプレイを「10.3インチワイドディスプレイ」から「12.3インチタッチワイドディスプレイ」に大型化。
マルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。
「デジタルキー」を設定。
新たにタッチディスプレイを採用。タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、ドリンクホルダーを新たに採用。
最新の「Lexus Safety System+」を搭載。
NAVI・AI-AVSとパフォーマンスダンパーを「F-SPORT」に標準装備。
ボディ剛性を向上、サスペンションセッティングを見直し、新規開発18インチランフラットタイヤを採用し走行性能を向上させる。
ハイブリッドエンブレムを変更。
「アナログクロック」「microSDカードスロット」「CD/DVD/Blu-rayプレイヤー」を廃止する。
「NX」と同様にマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。新たにタッチディスプレイを採用。ナビゲーションディスプレイを「10.3インチワイドディスプレイ」から「12.3インチタッチワイドディスプレイ」に大型化。それに伴いディスプレイ横に設置されている「アナログクロック」「microSDカードスロット」「CD/DVD/Blu-rayプレイヤー」を廃止する。
タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、ドリンクホルダーを新たに採用。「デジタルキー」を設定。ボディカラーでは「マーキュリーグレーマイカ」「ソニッククロム」を追加設定。
タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、ドリンクホルダーを新たに採用。「デジタルキー」を設定。ボディカラーでは「マーキュリーグレーマイカ」「ソニッククロム」を追加設定。
Lexus Safety System +の機能拡充
単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能。加えてドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加。
同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識にAI技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現。
自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加。
ドライバー異常時対応システムを追加。LTA制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援。停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与。
デジタルキー
専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能。スマートフォン画面からの操作によってドアのロック/アンロックが可能になることに加え、スマートフォンを携帯した状態でスタートスイッチを押すことでエンジンスタートができる。所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作できます。また、スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易に行える。
最新のマルチメディアシステムと、コックピットの使い勝手の向上
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新。
大型化/高解像度化した12.3インチ/8インチタッチディスプレイを採用、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。
G-Link機能を大幅に拡充する、お客様の日常使いに即したサービスを提供。またOTAソフトウェアアップデートによるマルチメディアシステムの最新化。
ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化。インパネセンターに搭載していたシートヒータースイッチ等をコンソール上部に配置し、それによって生まれたコンソール前方のスペースに充電用USBコネクタ(Type-C)を2個新たに設定。加えて、おくだけ充電のスペースも上下方向に拡張し、上部にLED照明も追加することで使い勝手を向上。
ボディ剛性の向上
サイドドア及びバックドア周辺のボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加し、ボディ剛性を向上。EPSやアブソーバーなどを再適合し、Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込みを実施。あらゆる走行シーンで減速・操舵・加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求。
静粛性の向上
LEXUSの原点である静粛性についても、18インチランフラットタイヤを新規開発。トレッドパターン等を工夫することで、ロードノイズを低減。
F SPORTの走りの進化
F SPORTにパフォーマンスダンパー®とAVSを標準設定。車両後方に装着されたパフォーマンスダンパー®によって、ボディに生じるしなりや微振動を速やかに吸収し、ハンドリングの特性を一層シャープにするとともに、乗り心地と静粛性を向上。減衰力切り替え応答に優れたAVSによって、大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でも、フラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立し、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現。ステアリングギヤにブレースを追加することで、操舵応答性をさらに向上。ドライバーの操作に忠実でスポーティな走行性能を追求。
インテリアでは、F SPORT専用のスポーツシート、ステアリング、シフトノブ、メーター、アルミ製スポーツペダルに加えて、今回アルミ製フットレストとスカッフプレートを新たに設定。F SPORTの走りのイメージとスポーティさをさらに強化。
新型 UX250h UX200 スペックについて
スペック | 新型UX200 | 新型UX250h |
---|---|---|
全長 | 4,495mm | |
全幅 | 1,840mm | |
全高 | 1,520mm | |
ホイールベース | 2,640mm | |
エンジン | 2.0L 直列4気筒 直噴エンジン |
2.0L 直列4気筒 直噴 エンジン+モーター |
最高出力 | 128kW(174PS)/ 6,600rpm |
107kW(146PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 209Nm(21.3kgfm)/ 4,000-5,200rpm |
188Nm(19.2kgfm)/ 4,400rpm |
フロントモーター 最大出力 |
– | 80kw (109ps) |
フロントモーター 最大トルク |
– | 202Nm (20.6kgf・m) |
リアモーター 最大出力 |
– | 5kw (7ps) |
リアモーター 最大トルク |
– | 55Nm (5.6kgf・m) |
トランスミッション | Direct Shift-CVT | CVT |
WLTCモード燃費 | 16.4km/L | 22.8km/L 21.6km/L |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF)/ 4WD(E-Four) |
レクサス 新型 UX について思うこと
レクサスにとって「UX」は日本市場においてコンパクトSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回はレクサスとして正常進化を果たし、インテリアを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実や最新装備により頼れる一台となる。色々話してきたが、今回の新型「UX」は7月に発売した瞬間に話題となることは間違なく、あと1ヶ月余りの発売が楽しみである。
LEXUSニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/33759881.html
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35872760.html
LEXUS UX