レクサスの「ES300h」は2022年7月28日に一部改良を行い日本にて発売する。発売から丸2年となる「ES300h」は一体どんな進化を遂げているのか、今までとは違いが数多くあるのでまとめてみた。
一部改良する「ES300h」はマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを搭載
ナビゲーションディスプレイをマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。
「デジタルキー」をはじめ「リモートエアコン」を設定。
新たにタッチディスプレイを採用。タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、「ドリンクホルダー」再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を新たに採用。
ハイブリッドエンブレムをブラックに変更。
「microSDカードスロット」「CD/DVD/Blu-rayプレイヤー」を廃止する。
「NX」「RX」と同様にマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。センターコンソールが改良され、2つのカップホルダーと、再生用とデバイス充電用のUSB-AポートとUSB-Cポートがそれぞれ提供。便宜上、ワイヤレス充電トレイはコンソールボックスの内側から外側に移動。
最新のマルチメディアシステムと、コックピットの使い勝手の向上
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新。
大型化/高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを採用、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。
G-Link機能を大幅に拡充する、お客様の日常使いに即したサービスを提供。またOTAソフトウェアアップデートによるマルチメディアシステムの最新化。
ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化。インパネセンターに搭載していたシートヒータースイッチ等をコンソール上部に配置し、それによって生まれたコンソール前方のスペースに再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を2個新たに設定。加えて、おくだけ充電のスペースも移動し、上部にLED照明も追加することで使い勝手を向上。
レクサス 新型 ES300h について
レクサスは新型「ES300h」のマイナーチェンジを行い日本では2021年8月26日に発売した。
エクステリア
新型「ES300h」のマイナーチェンジによりエクステリアのデザインを変更。メッシュパターンの新意匠スピンドルグリルはグリルの先端を起点に立体的な多面体構造とすることで押し出し感を強調。スピンドルをモチーフとしたブロック形状とメッシュパターンを組み合わせ、スポーティな印象とする。ヘッドライトには「BladeScan ®Adaptive High-beam Systemブレードスキャン®アダプティブハイビームシステム[AHS]("version.L"、”F SPORT”に標準装備)」新薄型ランプユニット採用。標準仕様のES300hに装備される17インチホイールは、スポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を付与。メーカーオプション設定される18インチホイールは、切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用。ボディカラーには「ソニックイリジウム」「ソニッククロム」を新設定。
ES300h "version.L"
ES300h ”F SPORT”
インテリア
インテリアはマルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。
ディスプレイを約100mm近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更しました。画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性を向上。オーナメント加飾には、ラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用。新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用。また、ヘアラインの加飾に、レーザーで一本ずつ彫る加工方法を採用。ブラウン系「モーヴ」「ヘーゼル」を新たに採用。「ナノイーX」の採用。
ES300h "version.L"
ES300h ”F SPORT”
安全装備
進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術の採用。「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」「カーブ速度抑制機能」を追加。デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。
レクサス 新型 ES300h マイナーチェンジ 価格グレードについて
グレード | 価格 |
---|---|
ES300h | 5,990,000円 |
ES300h F sport | 6,510,000円 |
ES300h version L | 7,150,000円 |
レクサス 新型 ES300h スペックについて
スペック | 新型ES300h |
---|---|
全長 | 4,975mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,870mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター最大出力 | 88kw(120ps) |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 155kw(211ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 23.4km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L |
価格 | 580万円〜698万円 |
レクサス 新型 ES300h について思うこと
レクサスにとって「ES300h」は日本市場においてコンパクトSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回はレクサスとして正常進化を果たし、インテリアを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実や最新装備により頼れる一台となる。色々話してきたが、今回の新型「ES300h」は7月に発売した瞬間に話題となることは間違なく、あと1ヶ月余りの発売が楽しみである。
レクサス ES300h