ホンダの人気SUV「CR-V」にハイブリッドモデルが追加設定され、2026年2月26日に発表、2月27日の発売が予定されています。燃料電池車「e:FCEV」に続き、日本市場に本命とも言えるハイブリッドモデル「CR-V e:HEV RS」が登場します。価格は512万円台からとなっており、待望のハイブリッドSUVの全貌をお伝えします。

新型CR-V e:HEV RSとは?基本情報の整理

2025年12月12日から先行予約が開始された「CR-V e:HEV RS」は、ホンダのフラッグシップSUVであるCR-Vシリーズに追加されるハイブリッドモデルです。日本市場では2022年に5代目の販売が終了し、2024年7月に燃料電池車「e:FCEV」として復活を果たしましたが、今回の「e:HEV RS」は燃料電池車とは異なる専用のエクステリアデザインを採用し、より幅広いユーザー層に訴求する戦略モデルとなっています。
新型CR-V e:HEV RSの最大の特徴は、2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーター2基を組み合わせた「e:HEV」ハイブリッドシステムを搭載している点です。このシステムはホンダが誇る2モーターハイブリッド技術で、発電用と走行用の2つのモーターを効率的に使い分けることで、優れた燃費性能と力強い走りを両立しています。
特筆すべきは、CR-V専用のハイ・ロー2段のエンジン直結ギアを装備している点です。ホンダとして初めて、ローギアによるエンジンドライブモードを追加したことで、CR-Vが目指す爽快で上質な走りと高い環境性能を両立するパワートレーンに仕上がっています。これにより、発進加速時や街中ではモーターの力強いトルクを活かし、高速道路などではエンジンの効率的な走行を実現するなど、走行シーンに応じた最適な駆動方式を選択できるようになりました。

グレード構成と価格設定の詳細
新型CR-V e:HEV RSのグレード構成は非常にシンプルで、ベースモデルの「e:HEV RS」と上級グレードの「e:HEV RS BLACK EDITION」の2種類が設定されています。ベースグレードの「e:HEV RS」にはFF(2WD)と4WDの2つの駆動方式が用意されていますが、「BLACK EDITION」は4WDのみの設定となります。
FF(2WD)モデルは512万2,700円からという価格設定で、燃料電池車の「e:FCEV」が809万4,900円であることを考えると、約300万円も価格を抑えた設定となっています。一方、4WDモデルは539万2,200円、最上級グレードの「BLACK EDITION」は577万9,400円となっており、装備の充実度に応じて価格が設定されています。
前世代のCR-Vと比較すると、価格は大幅に上昇しています。前モデルのハイブリッド「e:HEV EX」が392万5,900円、最上級の「e:HEV BLACK EDITION」が433万8,400円であったのに対し、新型は約120万円から144万円の価格上昇となっています。この上昇幅は約30%から33%に相当し、ボディサイズの拡大、パワートレインの進化、安全装備の充実など、商品力の大幅な向上を反映したものと言えるでしょう。
競合車種との価格比較では、トヨタRAV4のAdventureグレードが434万5,000円、マツダCX-5の上級グレード「25S L Package」が2WDで336万2,500円、4WDで358万8,500円となっており、新型CR-Vはプレミアムクラスに位置づけられる価格帯であることがわかります。ホンダの弟分SUVであるZR-Vは「e:HEV X」が349万9,100円、「e:HEV Z」が384万4,300円であることを考えると、CR-Vは約130万円から170万円高い設定となっており、明確な棲み分けが図られています。
主要スペック・価格表
| グレード名 | 駆動方式 | 価格(税込) | 燃費(WLTC) | Honda SENSING 360 |
|---|---|---|---|---|
| e:HEV RS | FF(2WD) | 512万2,700円 | 21.2km/L | - |
| e:HEV RS | 4WD | 539万2,200円 | 約20km/L | - |
| e:HEV RS BLACK EDITION | 4WD | 577万9,400円 | 約20km/L | ◯ 標準装備 |
| e:FCEV(参考) | FF | 809万4,900円 | - | - |
ボディサイズと外装デザインの進化

新型CR-V e:HEV RSのボディサイズは、全長4,805mm×全幅1,865mm×全高1,690mmとなっており、前世代モデルの全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,680mmから大幅に拡大されています。特に全長は200mm、全幅は10mm、全高も10mm拡大され、ホイールベースも2,660mmから2,700mmへと40mmも延長されています。この大幅なサイズアップにより、室内空間の余裕が生まれ、より快適なドライブ環境が実現されています。

同じホンダのSUVラインナップと比較すると、ZR-Vは全長4,570mm×全幅1,855mm×全高1,680mm、ホイールベース2,655mmとなっており、CR-Vは全長で235mm、ホイールベースで45mm大きいことがわかります。この差は室内空間、特に後席の足元スペースやラゲッジルームの容量に大きく影響しており、CR-VのフラッグシップSUVとしての存在感を際立たせています。

外装デザインは、燃料電池車の「e:FCEV」とは差別化された専用のエクステリアデザインを採用しています。フロントグリルやヘッドライト、バンパーデザインなどに独自性を持たせることで、ハイブリッドモデルとしてのアイデンティティを確立しています。特に「RS」グレードという名称が示すとおり、走行性能を重視したスポーティなデザイン要素が随所に盛り込まれており、力強さと洗練さを兼ね備えた印象を与えます。

「BLACK EDITION」では、専用のブラックカラーのアクセントが採用され、より精悍で高級感のある外観に仕上げられています。19インチアルミホイールも専用デザインが装着され、走行性能の高さを視覚的に表現しています。ボディカラーは全5色が用意されており、個性に応じた選択が可能となっています。
内装・インテリアの充実した装備
新型CR-V e:HEV RSの内装は、最新のテクノロジーと快適性を追求した設計となっています。メーターパネルには10.2インチのデジタルメーターを採用し、車両情報やナビゲーション情報など、多彩な情報を視認性高く表示することができます。このデジタルメーターは表示内容をカスタマイズできるため、ドライバーの好みに応じた情報レイアウトが可能です。

センターコンソールには9インチのディスプレイオーディオが標準装備され、GoogleビルトインによるHonda CONNECTに対応しています。このシステムにより、Googleマップを使用したナビゲーション、Googleアシスタントによる音声操作、さまざまなアプリの利用が可能となり、スマートフォンとの連携もスムーズに行えます。この機能はCR-VのSUVとしての先進性を象徴する装備と言えるでしょう。
オーディオシステムには、BOSE製の12スピーカープレミアムサウンドシステムが装備されています。SUVという広い室内空間を最適な音響環境に仕上げるBOSEの技術により、どの座席に座っていても高品質なサウンドを楽しむことができます。長距離ドライブでも快適な音楽体験を提供してくれるでしょう。
シートは運転席が8ウェイパワーシート、助手席が4ウェイパワーシートとなっており、体格に応じた最適なドライビングポジションを簡単に設定できます。特に「RS」グレードでは、スポーティな走りをサポートする適度なホールド性を持ったシート設計となっており、ワインディングロードでも身体をしっかりと支えてくれます。
室内の収納スペースも充実しており、USB Type-Cポートが前席と後席に配置され、スマートフォンやタブレットの充電に対応しています。また、カップホルダーやドアポケット、センターコンソールの収納など、日常使いで便利な収納が随所に設けられています。ラゲッジスペースは広大で、大型のスーツケースや趣味の道具なども余裕を持って積載できる容量を確保しています。
e:HEVハイブリッドシステムの実力
新型CR-V e:HEV RSに搭載される「e:HEV」ハイブリッドシステムは、ホンダが長年培ってきた2モーターハイブリッド技術の集大成と言えるパワートレインです。2.0リッター直列4気筒DOHC i-VTECエンジンは、最高出力145ps(107kW)、最大トルク17.8kgm(175Nm)を発生します。これに駆動用モーター(最高出力184ps、最大トルク32.1kgm)と発電用モーターを組み合わせることで、システム全体として力強く、かつ滑らかな走りを実現しています。
このe:HEVシステムの最大の特徴は、走行状況に応じて3つのドライブモードを自動的に切り替える点にあります。発進時や加速時など、大きなトルクが必要な場面では「EVドライブモード」でモーターのみで走行し、静かで力強い加速を実現します。街中での低中速走行では「ハイブリッドドライブモード」となり、エンジンで発電した電力でモーターを駆動させます。そして高速道路などでの巡航時には「エンジンドライブモード」となり、エンジンの力を直接タイヤに伝えることで、高効率な走行を可能にしています。
CR-V専用のハイ・ロー2段のエンジン直結ギアは、この「エンジンドライブモード」をさらに進化させています。従来のe:HEVシステムは高速走行時のみエンジン直結となっていましたが、新型CR-Vでは低速域からエンジン直結を可能にするローギアを追加。これにより、より幅広い速度域でエンジンの力を直接駆動に活用できるようになり、ドライバーの意図に忠実なレスポンスと、伸びやかな加速フィーリングが得られるようになりました。
駆動方式はFF(2WD)と4WDが用意されており、4WDシステムは後輪にも駆動力を配分することで、雪道や雨天時など滑りやすい路面での安定性を高めています。また、走行モードとしてNORMAL、SPORT、ECON、SNOW、INDIVIDUALの5つが設定されており、走行シーンや好みに応じた走りを選択できます。特にSPORTモードでは、アクセルレスポンスを鋭くし、よりダイナミックな走りを楽しむことができます。
燃費性能と環境性能
新型CR-V e:HEV RSのWLTCモード燃費は、FFモデルで21.2km/L、4WDモデルで約20km/Lとなっています。ボディサイズが大幅に拡大されたことを考慮すると、優れた燃費性能を実現していると言えるでしょう。前世代のCR-Vハイブリッドが21.2km/Lであったことと比較すると、4WDモデルではやや燃費が低下していますが、これは車両重量の増加やボディサイズの拡大によるものです。
実用燃費としては、市街地走行で18〜19km/L程度、高速道路での巡航では20〜21km/L程度が期待できるとされています。郊外路での走行では21〜22km/L程度の燃費が見込まれ、SUVとしては十分に優秀な数値と言えます。競合車種であるトヨタRAV4のハイブリッドモデルが22.5km/L(WLTCモード)であることを考えると、ほぼ同等の燃費性能を持っていると評価できます。
e:HEVシステムの優れた点は、単に燃費が良いだけでなく、走りの質感も高いレベルにあることです。モーター駆動による滑らかで静かな加速フィーリング、エンジンとモーターの切り替えがほとんど感じられないシームレスな走り、そして必要な時にはパワフルな加速力を発揮するなど、ドライバーにストレスを感じさせない走行性能を実現しています。
環境性能という観点でも、ハイブリッドシステムによるCO2排出量の削減は大きなメリットです。ガソリン車と比較して大幅に排出ガスを抑えることができるため、環境意識の高いユーザーにも訴求力があります。また、将来的な燃料価格の上昇や環境規制の強化を考えると、ハイブリッド車を選択することは長期的なランニングコストの面でも有利と言えるでしょう。
Honda SENSING 360の実力

新型CR-V e:HEV RS BLACK EDITIONには、ホンダの最新安全運転支援システム「Honda SENSING 360」がSUVとして国内初搭載されています。これは従来の「Honda SENSING」をさらに進化させたもので、レーダーとカメラの広角化、そしてコーナーレーダーの追加により、安全支援の領域を大幅に拡大しています。

Honda SENSING 360の主な機能としては、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、オートハイビーム(ADB)、ブラインドスポットインフォメーション(BSI)などが含まれます。特に衝突軽減ブレーキは、前方だけでなく対向車や歩行者、自転車なども検知し、衝突の危険性が高まると自動的にブレーキをかけて被害を軽減または回避します。
街中での運転では、交差点での出会い頭事故を回避する機能や、対向車とのすれ違い時の安全確認をサポートする機能が特に有用です。見通しの悪い交差点でも、コーナーレーダーが側方の車両を検知し、ドライバーに警告を発することで事故のリスクを低減します。また、降坂時や横風が強い状況、白線が切れているような道路でも、システムが走行環境の変化や外乱に対応し、ドライバーの運転負荷を軽減してくれます。
高速道路では、ACCの渋滞追従機能が非常に便利です。前方車両との車間距離を自動的に保ちながら追従走行するため、渋滞時の疲労を大幅に軽減できます。さらに、車線変更支援機能や追い越し時の操作支援など、より高度な機能も搭載されており、長距離ドライブでもドライバーをサポートしてくれます。
通常の「e:HEV RS」グレードには、標準のHonda SENSINGが装備されます。これも8つの機能を持つ充実した安全装備で、日常的な運転シーンでの安全性を高めてくれます。ただし、Honda SENSING 360の先進機能を体験したい場合は、BLACK EDITIONを選択する必要があります。
競合車種との比較分析
新型CR-V e:HEV RSの主なライバルとしては、トヨタRAV4、マツダCX-5、マツダCX-60などが挙げられます。それぞれの車種には特徴があり、購入を検討する際には自分のニーズに合った車種を選ぶことが重要です。
トヨタRAV4は、日本市場で高い人気を誇るミドルサイズSUVです。2025年12月にマイナーチェンジを実施し、6種類のグレード展開となりました。ハイブリッド(HEV)モデルとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが用意され、特にPHEVモデルはEV走行距離が150km(満充電時)、ガソリンでの航続距離が55kmという優れた性能を持っています。価格はADVENTUREのHEVモデルが約450万円、CORE PHEVが580万円、GR SPORT PHEVが650万円となっており、CR-Vと比較すると幅広い価格帯をカバーしています。
RAV4の強みは、3つのグレード(CORE、ADVENTURE、GR SPORT)でキャラクターが明確に分けられている点です。COREは都市型のスタイリッシュなデザイン、ADVENTUREはアウトドア志向の力強いデザイン、GR SPORTはスポーティな走りを追求したモデルとなっています。また、最新の「Arene」インフォテインメントシステムや、Toyota Safety Senseなど、安全装備も充実しています。
CR-Vと比較すると、RAV4はボディサイズがやや小さく(全長4,600〜4,645mm)、価格帯も幅広い選択肢があります。一方、CR-Vは全長4,805mmと大きく、より広い室内空間を持つことが特徴です。また、CR-V BLACK EDITIONに搭載されるHonda SENSING 360は、RAV4のToyota Safety Senseに対して先進的な機能を持っているという評価もあります。
マツダCX-5は、スタイリッシュなデザインと上質な走りで定評のあるミドルサイズSUVです。価格は「25S L Package」で2WDが336万2,500円、4WDが358万8,500円となっており、CR-Vと比較すると約170万円から180万円安い価格設定です。マツダ独自のSKYACTIV技術やG-ベクタリングコントロールなど、走りの質にこだわった設計が特徴で、SUVでありながらスポーツカーのような運転の楽しさを味わえます。
CR-Vの優位性は、ハイブリッドシステムによる優れた燃費性能と、Honda SENSING 360などの先進安全装備、そしてGoogleビルトインによる最新のインフォテインメントシステムにあります。また、BOSE製の12スピーカーサウンドシステムなど、快適装備も充実しています。価格は高めですが、その分装備や性能面での充実度が高く、プレミアムSUVとしての価値を提供しています。
待つべきか、今買うべきか?購入タイミングの考察
新型CR-V e:HEV RSの購入を検討する際、最も重要な判断基準は「自分のニーズに合っているか」という点です。2026年2月の発売を待つべきか、それとも他の選択肢を検討すべきか、いくつかのポイントから考えてみましょう。

まず、CR-V e:HEV RSを待つべき人の特徴としては、以下が挙げられます。第一に、広い室内空間を求める方です。全長4,805mm、ホイールベース2,700mmという大型ボディにより、同クラスのSUVと比較してもトップクラスの広さを持っています。家族4人以上でゆったりと乗車したい、あるいは大きな荷物を頻繁に積載するという方には最適でしょう。
第二に、最新の安全装備を重視する方です。特にBLACK EDITIONに搭載されるHonda SENSING 360は、SUVとして国内初搭載となる先進システムで、交差点での事故回避や高速道路での運転支援など、最新の安全技術を体験できます。安全性を最優先に考える方にとっては、大きな魅力となるでしょう。
第三に、ホンダブランドや独自のハイブリッドシステムに魅力を感じる方です。e:HEVシステムは、トヨタのハイブリッドシステムとは異なるアプローチで、モーター駆動を主体とした走りの質感が特徴です。モーターならではの滑らかで力強い加速フィーリングを好む方には、CR-Vの走りは魅力的に映るでしょう。
一方で、すぐに購入を検討してもよい選択肢もあります。トヨタRAV4のPHEVモデルは、EV走行距離150kmという優れた環境性能と、日常の短距離移動をほぼ電気のみで走行できる経済性を持っています。自宅に充電設備があり、毎日の通勤距離が比較的短い方には、RAV4 PHEVの方がトータルのランニングコストで有利になる可能性があります。
また、予算を抑えたい方には、ホンダZR-Vという選択肢もあります。ZR-Vはe:HEV Xが349万9,100円、e:HEV Zが384万4,300円と、CR-Vより約130万円から170万円安い価格設定です。ボディサイズはやや小さくなりますが、2人から4人程度の乗車であれば十分な広さがあり、同じe:HEVシステムによる走りの質感を楽しめます。
発売時期については、2026年2月発売予定ということで、2025年12月12日から先行予約が開始されています。一般的に、新型車は発売から3〜6ヶ月程度は納期に時間がかかる傾向があるため、2026年春から夏頃の納車を希望する方は、早めに予約することをお勧めします。また、初期受注が集中すると、納期がさらに延びる可能性もあるため、購入を決めた方は早期の商談が有利でしょう。
維持費とランニングコストの試算
新型CR-V e:HEV RSを購入した場合、実際にどの程度の維持費がかかるのか、具体的に試算してみましょう。ここでは、e:HEV RS 4WD(539万2,200円)を購入したケースを想定します。
まず、自動車税は排気量2.0リッター以下のカテゴリーに該当し、年間39,500円となります。重量税は車両重量が1,750kgであるため、エコカー減税の対象となり、新車購入時は免税または軽減されますが、2回目の車検時(3年後)には約24,600円、その後は2年ごとに同額程度が必要となります。
自賠責保険は、2年契約で約20,000円程度、任意保険は契約者の年齢や等級によって大きく異なりますが、30代で6等級と仮定すると年間50,000円から80,000円程度が目安となります。車両保険を付帯する場合は、さらに30,000円から50,000円程度上乗せされます。
燃料費は、年間走行距離10,000kmと仮定し、燃費を19km/L(実用燃費)、ガソリン価格を170円/Lとして計算すると、年間の燃料費は約89,500円となります。これに対して、ガソリン車で燃費が14km/L程度の場合は約121,400円となるため、年間約32,000円の節約となります。
年間燃料費(ハイブリッド)=19 km/L10,000 km×170円/L=89,473円
年間燃料費(ガソリン車)=14 km/L10,000 km×170円/L=121,428円
メンテナンス費用としては、オイル交換が年1回で約5,000円から10,000円、タイヤ交換が4年に1回として年間換算で約25,000円(4本で100,000円程度)、その他の消耗品交換や点検費用で年間約20,000円から30,000円を見込むとよいでしょう。ハイブリッド車の場合、ブレーキの摩耗が少ないため、ブレーキパッドなどの交換頻度は低くなる傾向があります。
これらを合計すると、年間の維持費は概ね以下のようになります。
- 自動車税:39,500円
- 重量税(年間換算):約8,200円
- 自賠責保険(年間換算):約10,000円
- 任意保険:50,000円〜80,000円
- 燃料費:約89,500円
- メンテナンス費:約50,000円
年間維持費合計=39,500+8,200+10,000+65,000+89,500+50,000=262,200円
月額に換算すると約21,850円となります。これに駐車場代(都市部で月20,000円〜30,000円、地方で月5,000円〜10,000円程度)を加えると、月々の維持費は都市部で約42,000円〜52,000円、地方で約27,000円〜32,000円程度が目安となります。
車両本体価格539万2,200円を5年ローンで購入した場合(頭金100万円、金利3%と仮定)、月々の返済額は約79,000円となり、維持費と合わせると月々の支出は都市部で約121,000円、地方で約106,000円程度となります。購入を検討する際は、この金額を無理なく支払えるかどうかが重要な判断基準となるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- CR-V e:HEVと燃料電池車のe:FCEVの違いは何ですか?
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e:HEVは2.0リッターガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド車で、通常のガソリンスタンドで給油できます。一方、e:FCEVは水素を燃料とする燃料電池車で、水素ステーションでの水素充填が必要です。価格面ではe:HEVが512万円から、e:FCEVが809万円と大きな差があります。日常使いの利便性や価格面を重視するならe:HEV、最先端の環境技術を体験したいならe:FCEVという選択になります。
- 2WDと4WDはどちらを選ぶべきですか?
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使用環境によって選択が変わります。都市部や平坦な道路が中心で、雪道をほとんど走らない方は、価格が約27万円安く燃費も良い2WDで十分です。一方、降雪地域にお住まいの方、山道や未舗装路を走る機会が多い方、雨天時の安定性を重視する方は4WDをお勧めします。4WDは後輪にも駆動力を配分するため、滑りやすい路面での安心感が大きく異なります。
- ZR-Vとの違いは?どちらを選ぶべきですか?
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最も大きな違いはボディサイズで、CR-Vは全長で約235mm、ホイールベースで約45mm大きくなっています。これにより室内空間、特に後席とラゲッジスペースの広さに差が出ます。家族4人以上で乗車する機会が多い、大きな荷物を頻繁に積む、広々とした空間が欲しいという方にはCR-Vが適しています。逆に、街中での取り回しの良さや価格を重視する方、2〜3人程度の乗車が中心という方にはZR-Vが適しているでしょう。
- 納期はどのくらいかかりますか?
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2025年12月12日から先行予約開始、2026年2月27日発売予定となっています。一般的に新型車は発売直後に受注が集中し、3〜6ヶ月程度の納期となることが多いため、2026年春から夏頃の納車が予想されます。ただし、受注状況や生産体制によって変動するため、早めの予約をお勧めします。
- 7人乗りの設定はありますか?
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現時点で発表されている情報では、新型CR-V e:HEV RSは5人乗りのみの設定となっています。前世代のCR-Vには7人乗りモデルも設定されていましたが、新型では3列シート仕様は用意されていないとされています。7人乗りが必要な場合は、ホンダの他のラインナップを検討する必要があります。
まとめ:新型CR-V e:HEV RSの総合評価
ホンダ新型CR-V e:HEV RSは、フラッグシップSUVにふさわしい充実した装備と性能を持つモデルとして登場します。2026年2月26日の発表、2月27日の発売を控え、その全貌が明らかになってきました。
最大の魅力は、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による洗練された走りと、21.2km/L(FF)という優れた燃費性能の両立です。CR-V専用のハイ・ロー2段エンジン直結ギアの採用により、モーターの力強さとエンジンの効率性を最大限に活用した、新しいハイブリッドSUVの走りを実現しています。
ボディサイズは全長4,805mm、ホイールベース2,700mmと大幅に拡大され、同クラスSUVの中でもトップクラスの広々とした室内空間を確保しています。後席の足元スペースやラゲッジルームの容量は、家族でのロングドライブやアウトドアレジャーに十分な余裕を提供します。
安全装備では、BLACK EDITIONに搭載されるHonda SENSING 360がSUVとして国内初採用となり、交差点での事故回避や高速道路での運転支援など、最先端の安全技術を体験できます。通常のRSグレードでも標準のHonda SENSINGが装備され、日常的な安全性は十分に確保されています。
インフォテインメントシステムは、Googleビルトインによる9インチディスプレイオーディオを採用し、Googleマップやアシスタント機能をシームレスに利用できます。BOSE製12スピーカーのプレミアムサウンドシステムも標準装備され、移動時間を快適に過ごせる環境が整っています。
価格は512万2,700円(FF)から577万9,400円(BLACK EDITION)と、前世代から大幅に上昇していますが、商品力の向上を考えると妥当な設定と言えるでしょう。競合車種であるトヨタRAV4やマツダCX-5と比較すると、装備の充実度や先進性ではCR-Vが優位性を持っています。
購入を検討すべき方は、広い室内空間を求める方、最新の安全装備を重視する方、ホンダ独自のe:HEVシステムによる走りの質感を体験したい方です。一方、予算を抑えたい方はZR-V、EV走行を重視する方はRAV4 PHEV、走りの質感を重視する方はマツダCX-5やCX-60など、それぞれのニーズに応じた選択肢もあります。
2026年2月の発売に向けて、2025年12月12日から先行予約が開始されています。新型車ということで納期には時間がかかる可能性が高いため、購入を決めた方は早めの予約をお勧めします。ホンダのフラッグシップSUVとして、CR-V e:HEV RSは日本市場において注目すべき一台となることは間違いありません。
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