スズキは「スイフト」のフルモデルチェンジを行い2023年7月頃発売する。「スイフト スポーツ」には新しいハイブリッド(48Vハイブリッドシステム)を搭載する。
新型 スイフト フルモデルチェンジ について
エクステリアはキープコンセプトであるが、さらに洗練されたデザインを採用する。インテリアは現在多くの車種で採用されているようなオーディオディスプレイやナビメインのインパネを採用する。プラットフォームは4代目の旧型同様に軽量化と高剛性を両立させる新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。エンジンは「スイフト」には4代目の旧型同様に「直列4気筒 1.2L デュアルジェット自然吸気直噴エンジン+モーター」マイルドハイブリッドを搭載。
安全装備には新型「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用される。「後方誤発進抑制機能」「リヤパーキングセンサー」「車線逸脱抑制機能」「標識認識機能 ロードサインアシスト(RSA)」更に「ブラインドスポットモニター(BSM)」を搭載する。全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)」を標準装備。フロントガラスに設置した単眼カメラとレーザーレーダーの2種類のセンサーで前方を検知するシステムを採用。 経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー」の「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当に該当する。
新型スイフト デュアルセンサーブレーキサポートについて
単眼カメラ+レーザーレーダーの強みを活かして危険を回避する。
機能システム | 現在デュアルセンサー ブレーキサポート | 新型デュアルセンサー ブレーキサポート |
---|---|---|
方式 | レーザーレーダー +カメラ | レーザーレーダー +カメラ |
前方衝突軽減 ブレーキアシスト | ◯ (80km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) | ◯ (80km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) |
衝突回避前方 衝突警報機能 | ◯ (100km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) | ◯ (100km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) |
自動ブレーキ 被害軽減 | ◯ (100km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) | ◯ (100km/h以下・ 対歩行者 60km/h以下) |
誤発進抑制機能 前方 | ◯ | ◯ |
誤発進抑制機能 後方 | – | ◯ |
車線逸脱警報 | ◯ | ◯ |
車線逸脱抑制機能 | – | ◯ |
先行者発進お知らせ | ◯ | ◯ |
アクティブ クルーズコントロール | ◯ | ◯ |
ブラインド スポットモニター | – | ◯ |
後退時 ブレーキサポート | – | ◯ |
ハイビームアシスト | ◯ | ◯ |
ふらつき警報機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | – | ◯ |
全方位モニター 用カメラ | ◯ | ◯ |
前方衝突警報機能約5km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示によって警報を発する機能。
前方衝突警報ブレーキ機能 衝突の可能性が高まると、警報に加え自動的に弱いブレーキを作動させ、運転者に衝突回避を促す機能。
前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能 衝突の可能性が高いと判断したあと、運転者が強くブレーキを踏むと、 ブレーキアシストが作動しブレーキ制動力を高める機能。
自動ブレーキ機能 衝突が避けられないと判断した場合に、自動で強いブレーキが作動し、衝突の回避、または衝突被害を軽減する機能。
誤発進抑制機能 ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献、前方約4m以内の障害物をステレオカメラで検知。停車、または約10km/h以下の徐行中、障害物があるにもかかわらずアクセルを大きく踏み込んだ場合に、エンジン出力を自動で抑えて急発進、急加速を抑制する機能。
車線逸脱警報機能 車線を外れそうになるとブザー音とメーター内の表示灯で警報約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線の左右区画線を認識。車線を逸脱すると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
ふらつき警報機能 車両が蛇行するとブザー音とメーター内の表示灯で警報、約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線内での車両の蛇行パターンから、ふらつきと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
先行車発進お知らせ機能 先行車の発進をブザー音とメーター内の表示でお知らせ停車時、先行車が発進して約4m以上離れても、自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示で運転者に先行車が発進したことをお知らせする機能。
ブラインドスポットモニター (BSM) 隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯させます。その際、サイドターンランプを点滅させるとLEDインジケーターも点滅し、ドライバーに注意を喚起。
ロードサインアシスト(RSA) 前方のカメラで認識した道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイに表示するシステム。
アダプティブクルーズコントロール(ACC) ステアリングのACCスイッチを押せば先行車との距離をミリ波レーダーで測定し、車間距離を保ちながら自動的に加速・減速します。車間距離は3段階(短・中・長)で設定が可能。先行車がいない場合はあらかじめ設定した速度(約0km/h~約100km/h)をキープ。
スズキ SUZUKI Safety Support 搭載車まとめ

新型スイフト 予想 スペックについて
5代目は「直列4気筒 1.2L デュアルジェット自然吸気直噴エンジン+モーター」マイルドハイブリッドを搭載。
スペック | スイフト |
---|---|
全長 | 3,860mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,510〜1,525mm |
ホイールベース | 2,460mm |
エンジン | 直列4気筒 1.2L デュアルジェット 自然吸気直噴エンジン+モーター S-エネチャージ (マイルドハイブリッド「SHVS」) |
最高出力 | 91ps/6,000rpm |
最大トルク | 12.0kgm/4,400rpm |
モーター最高出力 | 3.1ps/1,000rpm |
モーター最大トルク | 5.1kgm/100rpm |
トランスミッション | 6AT |
ハイブリッド(48Vハイブリッドシステム)
「エクスード」「S-Cross」「スイフトスポーツ」のヨーロッパモデルでは2020年3月に発売。搭載した新型ハイブリッドシステムを日本モデルの「スイフトスポーツ」に採用。このハイブリッド(マイルドハイブリッド)は、WLTPコンバインドサイクルで最大20%のCO2排出削減、トルクの増加、15%の燃費向上を実現。改良版、新K14D Boosterjetエンジン 1.4L 直列4気筒直噴ターボを搭載。新しく開発されたパワートレインは、設計上非常に軽量で、15kg未満の重量アップ。48ボルトのリチウムイオンバッテリー、スタータージェネレーター(ISG)、および48V-12Vコンバーターで構成されている。
ISGはベルト駆動、ローダウンからの追加トルクでガソリンエンジンを支援し、2,000 rpmから173 lb-ft(235 Nm)を提供。バッテリーとコンバーターユニットは、重量配分を改善するためにフロントシートの下に配置。48V自己充電ハイブリッドシステムは、10 mph(16 km / h)未満の都市速度でEVのみで走行、燃料消費をさらに改善する。
スズキ 新型 エスクード ハイブリッドモデル追加 ヨーロッパ2020年3月発売

スイフトの歴史
1代目と2代目は3年でフルモデルチェンジを行い2代目から3代目のフルモデルチェンジは5年9ヶ月、3代目から4代目は6年4ヶ月で行っており5代目も7年以内にフルモデルチェンジを行う可能が高い。
2002年1月21日 一部改良。2003年6月12日 一部改良。
2005年12月一部改良。2007年5月24日 マイナーチェンジ。2009年5月12日一部改良。2010年6月スイフトの車体をベースとした電気自動車「スイフト・レンジエクステンダー」を発表。2010年8月生産終了。
2011年11月17日 特別仕様車「RS」を発売。2012年6月5日 一部改良。2013年7月17日 マイナーチェンジ。2014年6月12日 特別仕様車「STYLE」「STYLE-DJE」を発売。2015年4月1日仕様変更。2016年11月 生産終了。
2017年11月13日特別仕様車「XGリミテッド」が発売された。2018年10月11日特別仕様車「XRリミテッド」が発売。2019年11月14日、特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」を発売。2020年5月15日一部仕様変更が発表された2020年5月25日発売。
スズキ スイフト