アバルトは、電気自動車であるフィアット「500e」のハイパフォーマンスモデルとしてアバルト「500e」を2022年11月22日(現地時間)発表した。納車は 2023年になると予想。EVは最初はヨーロッパで提供されますが、日本やブラジルを含む他の市場への輸出を計画。
アバルト 新型「500e」について
フィアット「500e」 をベースに、パフォーマンスに重点を置いた多数のアップグレードを特徴とする最初の完全電動モデルを発表。アバルト「500e」は独特のボディキットを装着し、よりスポーティなシャシー セットアップ、より強力な電気モーター、新しいドライビング モード、そしてガソリン エンジンを動力源とするアバルトのような轟音を奏でる「サウンド ジェネレーター」を組み合わせている。
搭載する走行用モーターの出力をベースモデルの118ps/22.4kgmから最高出力153 hp (113,7kW/155PS) 、最大トルク235 Nm (173 lb-ft) にアップ、フィアット「500e」比較で+36hp (26.7kW/37PS) と15Nm (11lb-ft) 。これにより0-100km/h加速タイムは、2秒短縮し7秒を記録。走行モードは3モードを設定。最高出力134hp (100kW /136PS) に、最大トルクトルクを220 Nm (162 lb-ft) に出力を抑え走行距離を伸ばす「Turismo」 、回生ブレーキを最大化し走行性能を高める「Scorpion Street」、最高の走行性能を発揮する「Scorpion Track」。
フィアット「500e」と同様に42 kWh バッテリーを保持、更に新しい85 kW 急速充電システムを採用。これにより、5分以内に約 40 km (25 マイル) の範囲を追加、0~80% の充電は35分で完了する。アバルトは航続距離の数値を提供していませんが、フィアット 500e の321km (199 マイル) よりも短いだろう。
印象的なアシッド グリーンの色合い、ユニークな18インチアルミホイール、アバルトのグラフィック、サイド スカートを採用。
新型 500e について
フィアット初の電気自動車「500e」は全く新しい新型「500」をベースに100%電気自動車にしたモデルである。LEDライトユニット(フロントとリア)があり、電気自動車であるためフロントグリルが不要なため「500」バッジを採用。
インテリアは、新しいゲージクラスターと大型のランドスケープスタイルのインフォテインメントディスプレイを備えた、完全にオーバーホールされたダッシュボードデザインを備えている。キャビン全体に見られる素材や、今では高級なデュアルスポークデザインを誇るステアリングホイールを採用。
専用EVプラットフォームに搭載。電気モーター、最高出力112ps、最大トルク20.3kgm、利用可能な最小のバッテリー40kWhで、最大240kmの航続距離を提供。