ホンダはミニバン「ODYSSEY(オデッセイ)」の改良モデルを2023年12月に発売する。改良モデルの情報を2023年4月7日先行公開した。先行予約の受付を今秋に開始する。「オデッセイ」は2021年12月24日生産終了。噂ではフルモデルチェンジするのではないかと言われていたが、今回再発売では改良モデルとして発売することになった。日本国内でミニバンの王者と言えば今や「アルファード」「ヴェルファイア」であるが、こちらは2023年6月21日にフルモデルチェンジを果たし今一番の話題車種となっている。そんな中、改良モデルとして再導入を果たす「オデッセイ」はどの様な立ち位置として販売されていくのだろうか?色々と考えてみた。
そもそも「オデッセイ」はどんなクルマだったのか?
ホンダが提唱した「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」の第1弾として1994年に発売され、ホンダの基幹車種のひとつに位置付けられている。乗用車ベースのミニバンとしてセダンと同等の運動性能を持ち、3代目以降では「低床」「低重心」をキャッチコピーとし、セダンよりも広い室内空間を売りにしている。つまり、スポーツ志向のミニバンであることは間違いない。ミニバンでも走りを気にする人に向けたホンダらしいモデルである。
新型「オデッセイ」改良 2023年モデル エクステリア について
改良モデルは、「精錬」をコンセプトとした、押し出し感と高級感のある新たなフロントグリルでさらに存在感を高め、シンプルでありながらも重厚感を感じさせるデザインとした。新タイプとして「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」を設定。ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどにより、洗練されたプレミアムなイメージを創り出している。
メッキ加飾が施され、ジェスチャー操作で車両に触れずにパワースライドドアの開閉ができる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や「予約ロック」を採用。
新型「オデッセイ」改良 2023年モデル インテリア について
インテリアは、「ボタン式シフト」を採用、本革シートを標準装備とし、2列目には両側アームレスト付4ウェイパワーシートとシートヒーター、折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルを採用。「エレクトリックギアセレクター」や「ワイヤレス充電器」を新たに装備。「12.3インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。
先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加。車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載、コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用できる。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。「自動地図更新サービス」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。
「オデッセイ」ユーザーにお勧めできるポイントについて
1番魅力は間違えなく価格である。「アルファード」の現在のベースグレードでも5,400,000円からと高額である。しかし、「オデッセイ」はハイブリッドモデルかつ上位グレードが500万円ほどになることが予想されるため、予算的な関係と快適性を求めるのであれば魅力的なモデルとなる。更に、内装も改良により豪華&先進装備を多数採用していることも魅力となるだろう。
オデッセイ 2020年 マイナーチェンジ モデル について
ホンダは「オデッセイ」のマイナーチェンジを行い2020年11月5日発表、2020年11月6日に発売。7年目での2度目のマイナーチェンジを果たした。エクステリアデザインを変更、フードに厚みを増し、グリルが大型化され、ヘッドライトを薄型化。リアコンビランプは立体的なデザインとなり、メッキ加飾が施され、前後のウインカーには、車両の内側から外側に向かって流れるように点灯する「シーケンシャルターンシグナルランプ(流れるウィンカー)」を標準装備。
ジェスチャー操作で車両に触れずにパワースライドドアの開閉ができる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や「予約ロック」をHondaとして初めて搭載するなど、使い勝手をさらに向上させまた。
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」による優れた燃費性能と上質で力強い走行性能を発揮する。
インテリアのデザイン変更、加飾パネルを上部に、ソフトパッドを手に触れる位置に配置。コンビメーターパネル内の高精細フルカラー液晶を3.5インチから7インチに大型化、ドリンクホルダーを運転席側にも追加、リッド付インパネアッパーボックスを設けるなど収納性能を改善。大型10インチナビをディーラーオプション設定。大径2眼メーターを採用。インストルメントパネルはよりゴージャスな印象と質感を与えたデザインに変更される。旧型同様、電動パーキングブレーキ&ホールド採用。
ホンダ インターナビを「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。最新のホンダデザインを採用している車種。安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全車標準装備。
オデッセイ 2020年 マイナーチェンジ モデル Honda SENSING 全車標準搭載
従来の7つの機能に加え、ガソリングレードに歩行者事故低減ステアリングを追加。さらにハイブリッドグレードにはACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加。旧型同様にホンダセンシングを搭載、アダプティブクルーズコントロールを30km/hからを0km/hからに変更し全車速対応させる。(ハイブリッドグレードのみ)後方誤発進抑制機能を新たに追加。
衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)前走車、対向車、歩行者との衝突回避を支援。約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車両や歩行者、または対向車両(二輪車や自転車等を除く)に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、自動的に停止または減速することにより衝突回避や衝突被害の軽減を図ります。対向車両(二輪車や自転車等を除く)と歩行者に対しては、自車が約80km/h以下で走行中の場合に作動します。
路外逸脱抑制機能 車線を検知し、はみ出さないように支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
LKAS(車線維持支援システム)車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
ACC 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール (ハイブリッド車のみ)適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減。0km/h~約100km/hで作動します。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路などを運転するときに使用してください。
標識認識機能 標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援。
誤発進抑制機能 不注意による急発進を防止し注意を喚起。停車時や約10km/h以下で走行しているとき、自車のほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるにもかかわらず、アクセルペダルを踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制し、急な発進を防止するとともに、音と表示で接近を知らせます。
先行車発進お知らせ機能 停止時に、先行車が発進したことをお知らせ。
オートハイビーム 対向車や前走車を検知し、 自動でハイ/ロービームを切り換え。良好な視界の確保に貢献するとともに、切り換え操作の頻度も低減。
後方誤発進抑制機能 後方に障害物があるにも関わらず、セレクトレバーがR(リバース)の状態でアクセルペダルを強く踏み込んだ際、急な後退を抑制する機能。
オデッセイ 2020年 マイナーチェンジ モデル ボディカラーについて
オブシダンブルー・パール(新色)
スーパープラチナ・メタリック ※
プレミアムスパークルブラック・パール ※
プレミアムヴィーナスブラック・パール ※
プラチナホワイト・パール ※
※メーカーオプション44,000円(消費税抜き40,000円)
オデッセイ 2020年 マイナーチェンジ モデル スペックについて
スペック | オデッセイ | オデッセイ ハイブリッド | |
---|---|---|---|
全長 | 4,850mm | ||
全幅 | 1,820mm | ||
全高 | 1,695mm(2WD) 1,715mm(4WD) | ||
ホイールベース | 2,900mm | ||
エンジン | 2.4L 直4DOHC i-VTEC | 2L 直4DOHC i-VTEC +2モーター(e:HEV) | |
最高出力 | 129kW(175ps)/ 6,200rpm | 140kW(190ps)/ 6,400rpm | 107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 225Nm(23.0kgm)/ 4,000rpm | 237Nm(24.2kgm)/ 4,000rpm | 175Nm(17.8kgm)/ 4,000rpm |
モーター 最高出力 | – | – | 135kw(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
モーター 最大トルク | – | – | 315Nm(32.1kgm)/ 0-2,000rpm |
JC08モード燃費 | – | 24.4〜25.5km/L | |
WLCTモード燃費 | 11.6〜12.8km/L | 19.8〜20.2km/L | |
乗車定員 | 7〜8名 | ||
価格 | 3,495,000円~ 3,929,400円 | 4,198,000円~ 4,580,000円 |
オデッセイ 2020年 マイナーチェンジ モデル 価格 グレード
グレード | パワートレイン | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE | ハイブリッドモデル | 7名 | 2WD | 4,286,000円 |
8名 | 4,198,000円 | |||
e:HEV ABSOLUTE EX | 7名 | 4,580,000円 | ||
ABSOLUTE サイドリフト アップシート車 | ガソリンモデル | 8名 | 2WD | 3,634,000円 |
8名 | 3,582,000円 | |||
8名 | 4WD | 3,782,000円 | ||
ABSOLUTE | 7名 | 2WD | 3,815,000円 | |
8名 | 3,495,000円 | |||
8名 | 4WD | 3,715,000円 | ||
ABSOLUTE・EX | 8名 | 4WD | 3,929,400円 |
ホンダ オデッセイについて
旧型モデルは5代目で、2013年10月31日に正式発表され、11月1日から発売を開始した。事実上、エリシオンとオデッセイの統合され、全高が高くなり1,685-1,715mmになる。全長:4,830mm、全幅:1,800mm 1,820mm(アブソルート)、全高:1,685-1,715mm、ホイールベース:2,900mm。
2014年8月7日 中華人民共和国で広汽本田汽車が新型オデッセイ(奥徳賽)を発売開始。
2015年1月22日 一部改良を行い、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」FF車・8人乗り仕様にメーカーオプション設定し発表した。
2016年2月4日 ガソリンモデルを一部改良しハイブリッドモデルを公式発表した。
2017年11月17日 ホンダは新型オデッセイ ハイブリッド / アブソルートのマイナーチェンジを行い発売。丸4年でのマイナーチェンジとなる。フロントは軽量なストラット式を、リアは走りと空間効率を高バランスするトーションビーム式を採用。ホンダは今までスポーティな走りや見た目にこだわってきた会社ではあるが今回のオデッセイは高級ミニバンと生まれ変わったことで採用を決めたと思われる。また、エクステリアも改良が加えられフロントマスクを変更しより華やかなデザインEDフォグランプを採用、LEDリアコンビランプ、アルミホイールを採用し変更。電動パーキングブレーキ&ホールドを採用。全体的に改良され、より上質で洗練されたデザインになる。
2019年10月31日一部改良を行いに発売する。JC08モード燃費26.0km/Lの表記に加えWLTCモードの表記も行う。WLTCモード燃費20.8km/L (市街地モード 20.3km/L 郊外モード22.2km/L 高速道路モード 20.5km/L)とした。更に、新色のプラチナホワイト・パールとコバルトブルー・パールも用意された。
オデッセイ スペックについて
スペック | オデッセイ | オデッセイ ハイブリッド | |
---|---|---|---|
全長 | 4,840mm | ||
全幅 | 1,820mm | ||
全高 | 1,695mm(2WD) 1,715mm(4WD) | ||
ホイールベース | 2,900mm | ||
エンジン | 2.4L 直4DOHC i-VTEC | 2L 直4DOHC i-VTEC +2モーター i-MMD | |
最高出力 | 129kW(175ps)/ 6,200rpm | 140kW(190ps)/ 6,400rpm | 107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 225Nm(23.0kgm)/ 4,000rpm | 237Nm(24.2kgm)/ 4,000rpm | 175Nm(17.8kgm)/ 4,000rpm |
モーター 最高出力 | – | – | 135kw(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
モーター 最大トルク | – | – | 315Nm(32.1kgm)/ 0-2,000rpm |
JC08モード燃費 | 12.6〜13.6km/L | 24.4〜26.0km/L | |
WLCTモード燃費 | – | 20.0〜20.8km/L | |
乗車定員 | 7〜8名 | ||
価格 | 298万円~ 365万3600円 | 375万円~ 415万円 |
オデッセイ 価格・グレード
グレード | パワートレイン | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
HYBRID Honda SENSING | ハイブリッドモデル | 7名 | 2WD | 3,540,000円 |
8名 | 3,750,000円 | |||
HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING | 7名 | 3,936,400円 | ||
8名 | 3,850,000円 | |||
HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING | 7名 | 4,150,000円 | ||
G・AERO Honda SENSING | ガソリンモデル | 8名 | 2WD | 2,980,000円 |
7名 | 3,066,400円 | |||
8名 | 4WD | 3,180,000円 | ||
ABSOLUTE Honda SENSING | 7名 | 2WD | 3,326,400円 | |
8名 | 3,240,000円 | |||
8名 | 4WD | 3,440,000円 | ||
ABSOLUTE・EX Honda SENSING | 7名 | 2WD | 3,540,000円 | |
8名 | 4WD | 3,653,600円 |
今後新しい情報が入りたいお伝え致します。
ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2023/4230407.html
オデッセイ