2021年は車業界でもコロナウィルスの影響で生産や販売状況に影響が出たその中、ひっそりと生産終了となった車種たちがある。また今までで生産終了した車種も合わせてお伝えする。
ホンダ オデッセイ
「オデッセイ」は「ホンダ」が生産・販売する高級ミニバンである。初代オデッセイが誕生したのは、1994年10月20日と歴史が古い。現在の5代目は2013年10月31日に正式発表、11月1日から発売を開始。マイナーチェンジを行い2020年11月5日発表、2020年11月6日に発売。5代目は7年目での2度目のマイナーチェンジを果たした。しかし、その一年後に2021年12月24日生産終了。在庫がなくなり次第販売終了となる。約27年の日本市場の歴史に幕を閉じる。
トヨタ プリウスα
プリウスαは、トヨタ自動車が製造・発売するハイブリッド専用ステーションワゴン。2011年5月13日「プリウスα」を発売。2011年5月に製造・発売を開始したステーションワゴン(5人乗りタイプ)ミニバン(7人乗りタイプ)がある。プラットフォームはプリウス(3代目・ZVW30型)同様「新MCプラットフォーム」を採用し、ホイールベースは80mm延長されて2,780mmになった。2017年11月21日一部改良。12月1日発売。2017年11月21日プリウスα GR SPORTを追加。2017年12月1日発売。2021年3月末生産終了。
アリオン / プレミオ
2001年にコロナ・カリーナの後継車として生まれたプレミオ・アリオン。2001年12月25日から発売開始。2代目は2007年6月4日フルモデルチェンジ、プラットフォームは先代240系のキャリーオーバー。先代モデルとボディサイズはそれほど変わらないが、室内長・室内幅を拡大し、ゆとりのある室内空間となった。ボディはプレミオと共通であるが、プレミオより若々しくスポーティな外観となっている2021年3月に揃って生産終了を迎えるまでの約20年間販売されていた。カリーナ時代から通算して半世紀(50年)の歴史に幕を下ろすこととなった。
トヨタ エスクァイア
エスクァイアは、トヨタ自動車が販売しているトヨペット店向け7〜8人乗りのミニバン型乗用車。ノア・ヴォクシーをベースに「上質感」と「上級感」「高級感」を持たせることを目的に開発された。両側スライドドアを採用。カローラ店向け「ノア」姉妹車の「ヴォクシー」がトヨタ店・ネッツ店での取り扱い。2014年10月29日発売。2016年1月6日一部改良。2016年1月6日一部改良。同時に特別仕様車「Gi”Black-Tailored”」を発売。2017年7月3日マイナーチェンジ。最上級パッケージ「Gi“Premium Package”」を新設定。2019年1月7日 一部改良。同時に特別仕様車「Gi”Premium Package・Black-Tailored”」を発売。2021年12月上旬生産終了。
最後に
2021年の販売終了車種をまとめてみたが、20年以上継続して販売してきた名車達が販売終了となっており特に「オデッセイ」は印象深い人も多いだろう。特にミニバンが多く時代背景が色濃く出ている。廃止されたが、海外ではフルモデルチェンジをし販売が続く車種や今後復活する可能性もあるだろう。一例であるが、今回も生産終了となる「オデッセイ」は米国仕様では継続販売、「アリオン」は中国第一汽車集団との合弁メーカーである、一汽豊田が現在も販売しており、名前は残り続けている。