日産はスポーツクーペ「フェアレディZ」のハイパフォーマンスモデル「フェアレディZ NISMO」を2023年8月に発表する。2023年6月23日にティーザー動画を公開した。
日産 新型 フェアレディZ NISMO について
新しいバンパーが「フェアレディZ」シリーズ全体に採用される可能性はあるが、ビデオで確認できる「フェアレディZ NISMO」の他の特徴(ボディ下部の赤いトリム、フロントスプリッター、サイドなど)は、スカート、そしてよりアグレッシブなリアバンパーはすべてニスモ独自のものになる。複数のニスモバッジ、ラップアラウンドダックテールスポイラー、ダンロップトラックタイヤに包まれた太い9本スポークホイールも確認でき、インテリアカメラアングルではトラックスタイルのバケットシート、コンソールの赤いスターターボタン、シートバックとデジタルゲージクラスターのNISMOブランドの専用装備。搭載する3.0L V型6気筒ツインターボ「VR30DDTT」の出力を標準モデルの最高出力405psから500psにアップグレードすると言われている。





日産 新型フェアレディZ について
「フェアレディZ」のフルモデルチェンジをはエクステリア、インテリアデザインを変更。新しいステアリングホイール、インフォテインメントディスプレイ用のタッチスクリーンディスプレイ。計器クラスターは新しく、完全にデジタル化され、以前よりも多くのカスタマイズオプションを提供する。パワートレインは新開発3リッターV6ツインターボエンジン(VR30DDTTエンジン)は、最高出力400hp(405PS)、最大トルク350lb-ft(475Nm)/5,600rpmを発生。6速MTか、新開発の9速ATを選択。専用の黄色いブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、黄色がアクセントの本革シートと、黄色のステッチをインテリアの随所に採用。
日産 新型フェアレディZ エクステリア について
新型「フェアレディZ」のデザインテーマは「伝統と最新技術の融合」、ロングフードや低重心のリアスタンス、初代モデル(S30型)をはじめとする歴代「Z」へのオマージュを込めたシルエットに仕上げている。ボディサイズは全長 4,379mm (+119mm)、全幅 1,844mm (-1mm)、全高 1,316mm (+1mm)、ホイールベース 2,550mm (0mm)とした。




フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせている。四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承、内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたデザインが表現。「LEDヘッドライトにある2つの半円のデザインは、1970年代に販売された「240ZG」をイメージ。「240ZG」はヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用。リアのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上げた。リアコンビネーションランプは、Z32型を彷彿とさせるデザインに最先端の技術を取り入れ、新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用。カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、フロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じる、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーがある。



日産 新型フェアレディZ インテリア について
インテリアデザインは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討。それを最も特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイ。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシスト。新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とし、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインとした。



センタークラスターは、初代「フェアレディZ(S30型)」の3連サブメーターとエアコン吹き出し口、コントロールスイッチ類を積み上げた操作性に優れたデザインを現代的な技法で再構築。インストルメントパネル上の3連サブメーター(ブースト計、ターボ回転計、電圧計)は、歴代「フェアレディZ」同様の電圧計と走行中ターボの状態を把握できる2つのメーターを配置。新設計のMTシフトノブは握りやすさと操作性を追求。深いスポークを採用したステアリングホイールは、伝統的な美しさを表現しながら、ドライバーが素早く操作できるようなデザインを施した。ステアリングホイールの位置調整が可能なチルト・テレスコピックステアリングを採用。シートは、NISMOの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上。シートバックにスエードを採用。車体・ホイール剛性の向上、吸遮音材追加に加え、音の侵入経路を遮断することで、ロードノイズを低減し、静粛性を向上。さらに、車内空間に合わせて音場を作り込んだ8スピーカーのBOSEサウンドシステム搭載。


日産 新型フェアレディZ スペック
エンジンは 3.7Lからダウンサイジングして3.0Lツインターボとダウンサイズしながらも最高出力は大幅な69psアップを果たしている。組み合わせるトランスミッションもATモデルは新開発の9速AT を組み合わせている。6速マニュアルは、大トルクのVR30DDTTエンジンに対応するため、クラッチディスクとギヤトレインを強化。新設計のシンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更。

スペック | フェアレディZ |
---|---|
全長 | 4,380mm |
全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,315mm |
ホイールベース | 2,550mm |
エンジン | 3.0L V型6気筒 ツインターボ 「VR30DDTT」 |
最高出力 | 298kW(405PS)/ 6,400rpm |
最大トルク | 475Nm(48.4kgfm)/ 1,600-5,600rpm |
トランスミッション | 9AT / 6MT |
ホイール/タイヤ | フロント255/40R19 リア285/35R19 |
日産 新型フェアレディZ 価格
モデル | エンジン | 駆動 方式 |
トランス ミッション |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
フェアレディZ | 3.0L V型6気筒 ツインターボ 「VR30DDTT」 |
2WD(FR) | 6MT | 5,241,500円 |
フェアレディZ Version S |
6,063,200円 | |||
フェアレディZ Version ST |
6,462,500円 | |||
フェアレディZ Proto Spec |
6,966,300円 | |||
フェアレディZ | 9AT | 5,241,500円 | ||
フェアレディZ Version T |
5,687,000円 | |||
フェアレディZ Version ST |
6,462,500円 | |||
フェアレディZ Proto Spec |
6,966,300円 |

日産ニュースリリース
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/220425-02-j
フェアレディZ