近年、軽自動車市場で独自の地位を確立しているダイハツ「ムーヴ キャンバス」。その愛らしいデザインと実用性から、幅広い層に支持されています。しかし、2025年6月生産分より、ムーヴ キャンバスの価格改定が発表されました。この記事では、価格改定の詳細情報はもちろん、ムーヴ キャンバスの魅力を改めて掘り下げ、購入を検討している方が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
ムーヴ キャンバスとは?
ムーヴ キャンバスは、ダイハツが製造・販売する軽トールワゴンです。「キャンバス」という名前は、「can bus(できるバス)」に由来しており、日々の生活を豊かに彩る多彩な機能を備えていることを示しています。
特徴的なのは、その可愛らしいデザインと、両側スライドドアによる高い利便性です。特に、後席に乗る子供や高齢者の乗り降りがスムーズに行えるため、ファミリー層からの支持が厚いです。
価格改定の背景と詳細
2025年4月1日、ダイハツ工業はムーヴ キャンバスの価格改定を発表しました。改定後の価格は、157万3000円~200万7500円となります。
今回の価格改定の主な要因は、原材料価格や輸送費の高騰です。世界的なインフレの影響を受け、自動車業界全体で価格見直しの動きが広がっています。
価格改定の詳細については、以下の表をご参照ください。
グレード | 改定前価格 | 改定後価格 | 価格差 |
---|---|---|---|
ストライプスX | 149万6000円 | 157万3000円 | 7万7000円 |
ストライプスG | 167万2000円 | 175万9000円 | 8万7000円 |
ストライプスGターボ | 179万3000円 | 188万0000円 | 8万7000円 |
セオリーX | 149万6000円 | 157万3000円 | 7万7000円 |
セオリーG | 167万2000円 | 175万9000円 | 8万7000円 |
セオリーGターボ | 179万3000円 | 188万0000円 | 8万7000円 |
※上記価格は2WDモデルです。4WDモデルは上記価格に12万6500円が加算されます。
一部グレードの生産終了について
今回の価格改定と合わせて、ムーヴ キャンバスの一部グレードが2025年5月末をもって生産終了となることも発表されました。
生産終了となるグレードは、以下の通りです。
- ストライプスGターボ
- セオリーGターボ
ターボモデルを検討されていた方は、早めの購入を検討することをおすすめします。
ムーヴ キャンバスの魅力
価格改定があっても、ムーヴ キャンバスの魅力は色褪せません。ここでは、ムーヴ キャンバスの主な魅力を3つのポイントに絞って解説します。
- 可愛らしいデザイン ムーヴ キャンバスの最大の特徴は、その可愛らしいデザインです。丸みを帯びたフォルムと、ツートーンカラーの組み合わせは、街中でも目を引きます。特に、女性からの支持が高く、可愛らしい車に乗りたいというニーズにマッチしています。
- 高い利便性 両側スライドドアは、狭い駐車場や子供の乗り降り時に非常に便利です。また、室内空間も広く、大人4人がゆったりと過ごせる空間を確保しています。
- 充実した安全装備 ムーヴ キャンバスには、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」が搭載されています。衝突回避支援機能や車線逸脱警報など、安全運転をサポートする機能が充実しており、安心して運転できます。
ムーヴ キャンバスの競合車種
ムーヴ キャンバスの競合車種としては、スズキ「スペーシアギア」やホンダ「N-WGN」などが挙げられます。
- スズキ「スペーシアギア」 スペーシアギアは、アクティブなライフスタイルにマッチするデザインが特徴です。室内空間の広さや使い勝手の良さも魅力です。
- ホンダ「N-WGN」 N-WGNは、シンプルで洗練されたデザインと、優れた走行性能が特徴です。安全装備も充実しており、安心して運転できます。
これらの競合車種と比較検討することで、より自分に合った一台を見つけることができるでしょう。
ムーヴ キャンバスの購入を検討している方へ
今回の価格改定は、ムーヴ キャンバスの購入を検討している方にとって、大きな関心事でしょう。しかし、ムーヴ キャンバスの魅力は、価格だけではありません。
- 可愛らしいデザイン
- 高い利便性
- 充実した安全装備
これらの要素は、日々の生活を豊かに彩ってくれるはずです。
もしムーヴ キャンバスに興味を持たれたら、ぜひ一度、ディーラーで試乗してみることをおすすめします。実際に運転してみることで、ムーヴ キャンバスの魅力をより深く理解できるでしょう。
ダイハツ 新型 ムーヴキャンバス フルモデルチェンジ について
エクステリアはキープコンセプト。フロントデザインを変更。初代のかわいらしさを継承しつつ時代に合わせて進化させた「ストライプス」、上質で落ち着いた世界観で“大人の価値観・持論を表現できるクルマ”とした「セオリー」の、異なる2つの世界を創出。「タフト」「タント」同様に停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる「電動パーキングブレーキ&ホールド」を新たに採用。安全装備ではターボ車のみであった「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」をNA車にも採用、「コーナリングトレースアシスト(CTA)」を採用。今回、「ムーヴキャンバス」に新たにターボモデル、直3 DOHC 660ccターボ、最高出力47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルク100Nm(10.2kgfm)/3,600rpmを設定し、バリエーションを追加した。「ムーヴ」などに比べて、両側スライドドアを採用する分、車両重量が重いため通常のNAモデルは走りは少し不満を感じる人もいたかもしれないが、今回新たにターボモデルをラインナップすることで不満を解消でき、選択が増えたことでユーザーの満足度も高まるだろう。ライバルは最近発売された「ワゴンR SMILE」だがこちらに現在はターボモデルはない。
ダイハツ 新型 ムーヴキャンバス フルモデルチェンジ エクステリアについて
エクステリアはキープコンセプト。フロントデザインを変更、バンパー、グリル、エアロのデザインを変更したが、ヘッドライトの形状を丸目としているため同様に女性ターゲットとしている。

ボディカラーについて
モノトーン
レイクブルーメタリック
サンドベージュメタリック
レーザーブルークリスタルシャイン
ファイアークォーツレッドメタリック
スムースグレーマイカメタリック
シャイニングホワイトパール
ブラックマイカメタリック
ツートンカラー
シャイニングホワイトパール×レイクブルーメタリック
シャイニングホワイトパール×シトラスイエロークリスタルシャイン
シャイニングホワイトパール×ファインミントメタリック
シャイニングホワイトパール×アプリコットピンクメタリック
シャイニングホワイトパール×スムースグレーマイカメタリック
シャイニングホワイトパール×サンドベージュメタリック
シャイニングホワイトパール×レーザーブルークリスタルシャイン
シャイニングホワイトパール×ファイアークォーツレッドメタリック
ダイハツ 新型 ムーヴキャンバス フルモデルチェンジ インテリアについて
インテリアは大幅な変更があり、先代モデルまで採用されていたセンターメーターを不採用とし、新型「ムーヴ」などに近いインパネデザインを採用する。先代同様に両側スライドドアを採用。
ダイハツ 新型 ムーヴキャンバス フルモデルチェンジ スペック
スペック | ムーヴキャンバス (NA) | ムーヴキャンバス (ターボ) |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,655mm | 1,655mm |
ホイールベース | 2,455mm | 2,455mm |
エンジン | 直3 DOHC 660cc | 直3 DOHC 660ccターボ |
最高出力 | 38kW(52PS)/ 6,900rpm | 47kW(64PS)/ 6,400rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgfm)/ 3,600rpm | 100Nm(10.2kgfm)/ 3,600rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
WLTCモード燃費 | 22.9km/L(2WD) 21.6km/L(4WD) | 22.4km/L(2WD) 20.9km/L(4WD) |
車両重量 | 910-920kg(2WD) 960-970kg(4WD) | 910-920kg(2WD) 960-970kg(4WD) |
編集部から一言
ダイハツ「ムーヴ キャンバス」は、2025年6月生産分より価格改定が実施されます。しかし、その可愛らしいデザインと高い利便性は、多くの人々にとって魅力的な選択肢であり続けるでしょう。
この記事が、ムーヴ キャンバスの購入を検討している方にとって、有益な情報となることを願っています。
ダイハツニュースリリース
https://www.daihatsu.com/jp/news/2025/20250401-1.html
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