トヨタは新型「ランドクルーザー300」のマイナーチェンジとなる一部改良を行い2025年3月24日に発売されます。価格は525万2500円～813万6700円となります。「ランクル300」は現時点では注文を停止していますが、一部改良のタイミングで販売再開となることが予想されていましたが、納車待ちしている人を優先しているため、引き続き注文を停止している様子です。一体どんなモデルになるのか、詳しく解説します。
ランクル300 マイナーチェンジ 記事まとめ
- 発売日は2025年3月24日
- 12.3インチのディスプレイオーディオを最新の「コネクティッドナビ」に変更
- メーターディスプレイを全車種 7インチに拡大
- 「VX」「ZX」「GR SPORT」では、12.3インチのTFTディスプレイ（フル液晶デジタルメーター）を採用
- 「マイカー始動ロック」をトヨタ初採用
- 最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載
- 衝突被害軽減ブレーキ機能（プリクラッシュセーフティの対自転車運転者）の強化
- 「パノラミックビューモニター 床下透過表示機能付」、「トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ（渋滞時支援）」を搭載
- イベントデータレコーダーの対応
- -サイバーセキュリティへの対応
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 2025年モデル について
今回の一部改良では、内外装のデザイン変更に加え、最新の安全技術や快適装備が導入される見込みです。伝統のオフロード性能はそのままに、より洗練されたSUVへと進化することが期待されます。
今回の一部改良で、2025年モデルには他のトヨタ車（カローラシリーズやRAV4など）と同様の最新装備が多数採用されます。まず、グレード「GX」と「AX」に搭載されている「4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ＋アナログメーター」が、他のグレードと同様に「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ＋オプティトロンメーター」に変更されました。さらに、上級グレード「VX」「ZX」「GR SPORT」では、ディスプレイが7インチから12.3インチのTFTディスプレイ（フル液晶デジタルメーター）にアップグレードされています。
また、最新の「コネクティッドナビ」に変更され、利便性が向上します。ディスプレイオーディオのオプションとして「車内Wi-Fi」が設定され、車内でのインターネット利用がより快適になります。さらに、新たなボディカラーが追加されル予定です。
安全機能も大幅に強化されています。最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載され、先進機能がさらに充実しました。加えて、「デジタルインナーミラー録画機能（前後方録画機能）」が新たに追加され、運転時の安全性が向上しています。また、「パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）」が搭載され、駐車時の視界が大幅に改善されました。「トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ（渋滞時支援）」も採用され、渋滞時の運転をサポートします。離れた場所や、車両盗難の多い夜間など車を使わない時間帯の始動を禁止する「マイカー始動ロック」をトヨタ車に初採用。
これらの改良により、2025年モデルは快適性と安全性が大幅に向上し、より魅力的な選択肢となっています。
パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）
パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付） 車両を上から見たような映像をディスプレイオーディオ画面に表示。 運転席からの目視だけでは見にくい、車両周辺の状況をリアルタイムでしっかり確認できます。
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最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense3.0」を搭載
先行車やカーブに対しての減速支援とステアリングの支援を行う、「プロアクティブドライビングアシスト（PDA）」「フロントクロストラフィックアラート（FCTA）」を搭載。高度運転支援技術「トヨタチームメイト（Toyota Teammate）」共に走るというトヨタ自動車独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発した最新の高度運転支援技術を、ランクル300にも採用。ディープラーニングを中心としたAI技術も取り入れ、運転中に遭遇しうる様々な状況を予測し、対応することを支援。「Advanced Park」などを採用します。センサーを活用した「安心降車アシスト（SEA）」や後方車両接近通知・追突防止サポート機能も搭載されています。
ドライバー異常時対応システム レーントレーシングアシスト［LTA］制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促す、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損･加害事故の回避･事故被害低減を支援。
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 2025年モデル その他 装備 変更点
一部改良により、採用された新しい機能としては、「デジタルキー」「トヨタチームメイト アドバンスト パーク」を採用。
トヨタ デジタルキーに対応
Appleまたは Android の携帯電話を使用して車を遠隔でロックまたはロック解除したり、エアコンやハザード ライトを操作したりできるデジタルスマートキーが装備。
月額費用
G-Linkのご契約 基本利用料19,000円（税込）/年 別途契約事務手数料8,148円(税込み)が必要。
※新車購入の場合、初回登録日から3年間は無料で利用が可能。
TOYOTA/LEXUSの共通ID
デジタルキー 専用アプリ 無料
仕組み
デジタルキーアプリを使ってスマホのBluetooth®機能を利用して 「施錠・解錠＋エンジン始動」 を行うことがききる機能。 デジタルキーを使用する際には事前に設定で車とのペアリングを行ってから使用します。
注意点
強い電波やノイズの発生する場所の近くにいるときやスマホが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているときなどに正常に動作しないことがある。スマホを検知しているドア以外は解錠しません。 スマホの電源が切れてしまっていたらもちろん 「施錠・解錠＋エンジン始動」 はできません。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→【2023年】デジタルキー対応車種一覧 スマホがクルマの鍵として使える車はどれかまとめてみた
トヨタチームメイト・アドバンスドドライブ(渋滞時運転支援)
アドバンスト ドライブ（渋滞時支援）使用中にドライバー異常を検知した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザード・ホーン・ストップランプで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。
トヨタチームメイト アドバンスト パーク
駐車したいスペースの横に停車後、アドバンスト パークスイッチを押して駐車位置を確認。その後、開始スイッチを押すと、周囲を監視しながら、ステアリング・アクセル・ブレーキ操作をアシストして駐車を完了させます（シフト操作は手動）。
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 2025年モデル 装備比較
「ドライバー異常時対応システム」を採用、高度運転支援技術「トヨタチームメイト（Toyota Teammate）」を追加。
| システム装備 | 旧型 ランクル300 | 新型 ランクル300 | |
|---|---|---|---|
| Toyota Safety Sense | 衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車・自動二輪車 |
| プロアクティブ ドライビングアシスト | – | ◯ | |
| レーンディパーチャー アラート （ステアリング 制御機能付） | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | |
| アダプティブ ハイビームシステム | ◯ | ◯ | |
| レーダークルーズ コントロール （全車速追従機能付） | ◯ | ◯ | |
| カーブ速度抑制機能 | ◯ | ◯ | |
| レーント レーシングアシスト | ◯ | ◯ | |
| ロードサインアシスト | ◯ | ◯ | |
| ドライバー 異常時対応システム | – | ◯ | |
| 先行車発進告知 | ◯ | ◯ | |
| 予防 安全 装備 | ブラインドスポット モニター | ◯ | ◯ |
| 安心降車アシスト （SEA） | – | ◯ | |
| インテリジェント クリアランスソナー | ◯ | ◯ | |
| ドライブスタート コントロール | ◯ | ◯ | |
| ヒルスタート アシストコントロール | ◯ | ◯ | |
| パノラミックビュー モニター | ◯ | ◯ | |
| Advanced Drive | – | ◯ | |
| 快適 装備 | シートベンチレーション | ◯ | ◯ |
| ITS Connect | ◯ | ◯ | |
| ヘルプネット | ◯ | ◯ | |
| 電動パーキングブレーキ &ホールド | ◯ | ◯ | |
| パワーシート | ◯ | ◯ | |
| マイコンプリセット ドライビングポジション システム | ◯ | ◯ | |
| ナビレス | – | – | |
| トヨタ ディスプレイ オーディオ | ◯ | ◯ | |
| 車載通信機（DCM） | ◯ | ◯ | |
| デジタルインナーミラー | – | ◯ | |
| デジタルキー | – | ◯ | |
- メーターディスプレイには12.3インチフル液晶メーターを採用する。
- ディスプレイオーディオは「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」。
- 車内Wi-Fiを設定。
- 「デジタルインナーミラー録画機能（前後方録画機能）」を追加。
- 先進機能を付与し機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense3.0」を搭載
- 「パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付） 」を搭載
- 「トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ（渋滞時支援）」を搭載
- 「トヨタチームメイト アドバンスト パーク」を搭載
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 2025年モデル スペックについて
基本的なスペックに変更はないと予想しています。
| スペック | 新型ランドクルーザー ガソリンエンジン | 新型ランドクルーザー ディーゼルエンジン |
|---|---|---|
| 全長 | 4,990mm | 4,990mm |
| 全幅 | 1,980mm | 1,980mm |
| 全高 | 1,880mm | 1,880mm |
| ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
| エンジン | 3.5L V型6気筒 ガソリンエンジン | 3.3L V型6気筒 ディーゼルエンジン |
| 最高出力 | 305kW（415ps）/ 5,200rpm | 227kW（309ps）/ 4,000rpm |
| 最大トルク | 650Nm/ 2,000～3,600rpm | 700Nm/ 1,600～2,600rpm |
| トランス ミッション | Direct Shift-10AT | Direct Shift-10AT |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD |
| WLTCモード燃費 | 9.7km/L | 7.9～ 8.0km/L |
| 乗車定員 | 5名/7名 | 5名/7名 |
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 価格 グレードについて
グレードや構成に変更はありません、しかし、原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、改良のタイミングで価格改定が行われます。価格は13万円～15万円ほどアップします。
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」マイナーチェンジ 一部改良 2025年モデル
| グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 定員 | 価格（10％） |
|---|---|---|---|---|---|
| GX | 3.5L V型6気筒 ガソリンツインターボ エンジン | Direct Shift- 10AT | 4WD | 5名 | 5,252,500円 |
| AX | 7名 | 5,630,900円 | |||
| VX | 7名 | 6,436,100円 | |||
| GR SPORT | 7名 | 7,836,400円 | |||
| ZX | 7名 | 7,436,000円 | |||
| ZX | 3.3L V型6気筒 ディーゼルエンジン | 5名 | 7,736,300円 | ||
| GR SPORT | 8,136,700円 |
現行モデルの価格
| グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 定員 | 価格（10％） |
|---|---|---|---|---|---|
| GX | 3.5L V型6気筒 ガソリンツインターボ エンジン | Direct Shift- 10AT | 4WD | 5名 | 5,100,000円 |
| AX | 7名 | 5,500,000円 | |||
| VX | 7名 | 6,300,000円 | |||
| GR SPORT | 7名 | 7,700,000円 | |||
| ZX | 7名 | 7,300,000円 | |||
| ZX | 3.3L V型6気筒 ディーゼルエンジン | 5名 | 7,600,000円 | ||
| GR SPORT | 8,000,000円 |
また、発売当時であれば値引きも可能でしたが、受注再開された場合の値引きは期待できません。
トヨタ 新型「ランドクルーザー300」販売台数は？
2024年 販売台数
| 年月 | ランドクルーザー300 |
|---|---|
| 2024年1月 | 1,890台 |
| 2024年2月 | 960台 |
| 2024年3月 | 1,230台 |
| 2024年4月 | 1,040台 |
| 2024年5月 | 990台 |
| 2024年6月 | 1,060台 |
| 2024年7月 | -台 |
| 2024年8月 | 800台 |
| 2024年9月 | 930台 |
| 2024年10月 | 860台 |
| 2024年11月 | 730台 |
| 2024年12月 | 210台 |
| 合計 | 10,700台 |
現行モデルのランドクルーザー300は2021年に発表された月間目標販売台数は600台となっています。しかし、現在の生産台数はおおよそ1,000台前後になっている様子です。
一方、受注台数は、発売からわずか1ヶ月で 約2万台 に達したと報じられています。この数字からも、ランドクルーザー300がいかに高い人気を誇っているかがわかります。
【2025年3月】新型「ランドクルーザー300」受注再開時期 納期情報
いつもお世話になっている千葉トヨペットさんの情報です。問い合わせすると、現在は受注停止中とのことです。
- ガソリン 全グレード納期予定 お近くの店舗にお問い合わせください
- ディーゼル 全グレード納期予定 お近くの店舗にお問い合わせください
ランドクルーザー300 Q&A
- 受注再開はいつから？
-
改良のタイミングで受注再開が予定されています。
- 新型ランドクルーザー300の価格は？
-
正式な発表はありませんが、現行モデルからの値上げが予想されます。
- 納車までの期間は？
-
現在も納期が長期化しており、マイナーチェンジ後もすぐには解消されない可能性があります。
- 新型ランドクルーザー300の競合車は？
-
レクサスLX、メルセデス・ベンツGクラス、レンジローバーなどが競合車として挙げられます。
- マイナーチェンジを受けたランドクルーザー300は何が変わりますか？
-
インテリアのデザイン変更、安全性能の強化、インフォテインメントシステムのアップデートなどが予想されます。
編集部から一言
今回の一部改良で、ランドクルーザー300はさらなる進化を遂げ、更に、魅力的なSUVとして生まれ変わります。最新技術と伝統の融合により、オフロード性能と快適性を高次元で両立した、唯一無二の存在となるでしょう。
今回の改良内容はトヨタの凄さを感じさせる変更点ばかりです。ランクル300、2025年モデルの一部改良により、トヨタ車はさらに魅力的な選択肢となりました。最新のディスプレイやコネクティッドナビ、車内Wi-Fiなどの装備が充実し、快適性が大幅に向上しています。また、新たなボディカラーや先進的な安全機能の強化により、ドライバーと乗客の安心感が高まりました。特に、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や「デジタルインナーミラー録画機能」、そして「パノラミックビューモニター」といった安全装備は、日常の運転をより安心で便利なものにしてくれます。
全体として、2025年モデルはトヨタの技術力とユーザーへの配慮が感じられる一台に仕上がっています。これまで以上に快適で安全なドライブを提供するこのモデルは、トヨタファンはもちろん、全てのドライバーにとっても魅力的な選択となるでしょう。
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